去年も同じことは書きましたが、もし定期的にこのブログに訪れてくださっている方がいましたら、今年もよろしくお願いします!

 

今年1回目で書いてみたいと思ったのは、

「トヨタが燃料電池車の特許に関する技術を無償公開!」

というニュースです。最近、なかなか本をゆっくり読む余裕がなく、時事ネタばかりですが、ニーズがあるのかすらわかりませんが、まあ、これは私の『地下室の手記』なので、仕方ありません(笑)。

 

このニュースには賞賛の嵐で、またもや「夢の、夢の」と連呼でしたね。排気ガスや二酸化炭素をを全く排出せず、出てくるのは水だけ、まったくもってクリーン、ということみたいでした。

わたしはこのニュースを聞いた時、いつもの通り、

「そんなうまい話本当にあるのだろうか? キーワードは例の夢の~だし。これは胡散臭いな」と思いました。

 

それで燃料電池車がどのような物か知らなかったので、ネットで軽く検索してみました。
すると・・・

「水素を効率よく作るためには化石燃料や多量の電気が必要。水からも作れるが現時点では非効率で非現実的」

とのことでした。

 

これにははっきり言って開いた口がふさがりませんでした・・・。未来の夢の車を動かすためには過去の夢のエネルギーの原発が必要ということなんでしょうか? 自分からだけ有害な物を発しない、現時点では「クリーンなイメージだけの車」ということになるでしょう。

発電所は地方に作り、都会をクリーンに? まさにクリーンなイメージの政治家みたいなやつです(笑)。こうなると、もはや詐欺みたいな話であり、やはり「誰でも簡単に儲かる話はない」、「夢の火の鳥など単なる幻」と言うことがあっさり確認されただけでした。たった数十分のネット検索だけで・・。

 

文学的未来予想者の我々?(笑)は、こんな程度の話に騙されることはありません。私はこれからもその火の鳥が偽物であることを見抜き、そしていつか未来に本物の火の鳥を人類が見つけた時、果たして本当に幸せになれるのかを日々考えていきたいと思います。

 

ニュースステーションで古館氏がSTAP細胞発表の時に大騒ぎしたことを反省する弁を述べておりましたが、燃料電池車のニュースの後ですから、言ってるそばからこれなわけです。まあ、個人的にはトヨタは世界で戦える日本の企業なので、ぜひ応援したいとは思ってるんですが、今回の件を一緒に賞賛する気にはなれませんね。

こうすれば、一番儲かると判断しただけでしょう。その判断が素晴らしいという賞賛ならいいんですが、人類のため、みたいに言われてもって話です。トヨタはそうは言ってないかもしれませんが。

自分からは有害な物質を排出せず、「地球環境に貢献している!」という満足感を与えてくれる気にさせてくれる「ミライ」は、お金持ちからは一定のニーズを得られるでしょう。そういう意味を含んでの夢の車なんだったら、面白いですが(笑)。

 

追記:私の記事内容を肯定するような記事が出てたので、ご紹介です。

“究極のエコカー” 燃料電池車の化けの皮 ガソリン車より燃費悪く、多くのCO2排出