さて、今回経済的なネタも扱ってみたいと思いました。

タイトルにした「イエレン」とは現FRB議長のジャネット・イエレンさんであります。アメリカが利上げ開始のタイミングを計るという重要な局面を迎えており、その重大な決定の全責任を負うのが米の中央銀行のような組織、FRBの議長のイエレンさん。

 

この利上げと言うのは非常に厄介で、世界のマーケットにとってはマイナス材料であり、失敗しショックとなってしまっては、せっかく回復基調である世界経済にダメージを与えかねません。

さてさて、どうなることやらと世界中の投資家が固唾をのんで、神経質に成り行きを伺っているわけなんですが、これは私の勘になりますが、イエレンが市場に大きなショックを与えることはないと思います。

なぜかと言うと、彼女は投資家に対して優しく、非常に細やかな女性的な心配りを見せているからです。今までの流れからそれは本物だと私は見ています。その証拠に彼女が会見を開いた後に市場が荒れたことはほとんどないはずです。

金融緩和縮小開始を宣言した後の株の高騰が特に印象的でした。この間「株は高すぎる」と発言してびっくりさせたようですが、これは明らかに意図的であり、愛のあるムチと言ったところではないでしょうか。女性ですからいつ豹変するかわからないものの(笑)、このまま彼女が本当の優しさをもって投資家に接する限り、私は経済は順調にいくのではないかと感じています。

 

市場、相場、経済と言う一見難しいことも、案外優しさとかそういう人間的な良い心を栄養に生きているんではないかと素人ながら私は考えているのですが、いかがでしょうか?

 

さて、そんなイエレンさんと同じような立場の我が日銀の黒田総裁ですが、私の見立てではイエレンさんみたいな優しさは全然持っていないようです。優しいのは政府にばかりで・・・、記者会見のセンスも・・・、会見後の株価はいつも大荒れ・・。やりすぎの金融緩和の出口はいったい・・・? 不安は尽きませんが、まあ、しばらくは大丈夫のようです。

以前にも紹介したのですが、私はいつも以下の朝倉慶先生から経済を勉強しています。
http://www.asakurakei.com/
日本経済は基本的に先生のおっしゃる通りになると思います。円安はまだまだ進み、株価も暴騰。そして、2%の物価上昇達成の先の国債暴落、金利急騰とすさまじいインフレ。末恐ろしいですが、安倍首相と黒田総裁は優しくないので仕方がありません(笑)。

 

これから先に起こってくることをしっかりと見据えて、心構えと準備をしたいものです。相場に参加するのはリスクがあるとしても、ローンを組んでいるなら金利急騰から逃げるための準備の検討くらいはしてもいいかもしれません。

自分がわからないことは素直に本物の先生に教えを乞う、というのも一つのいい方法だ私は思っております。