喜多嶋舞さんと元ジャニーズの大沢樹生さんの間の息子さんのDNA鑑定をしたところ、本当の父親は別の人だった!

ということが裁判で判明し、話題になっているようですね。

これを受けて、喜多嶋舞さんに批判が集まっているようです。まあ、当然とは思うのですが、これは実はそんなに変わったとこではなく、むしろその辺によくある話という事実をお伝えしたいと思います。別に喜多嶋舞さんへの擁護ではありません。

彼女の行動は遺伝子的には最高の方法

学術的な研究結果では、先進国では3~4パーセントくらいは、父親が他人であるというデータがあるそうです。ソースの信ぴょう性はあまり、検証していませんが、昔からよく聞く話ですし、私の感覚から言ってもまあ、本当の話でしょう(笑)。なぜそんなことが、”頻繁に”起こるかというと、その理由として当ブログでも紹介している『利己的な遺伝子』の中にこのような記述があります。

トリヴァ―スは、配偶者に遺棄された母親がその後どんな行動をとりうるかを考察している。彼女にとって最も有利な手は、別の雄をだまして彼にその子供を実子と「思い込ませ」て養育することである。

生物学的には、自分の子供を他人に育てさせるということには、多大な利益があるというのです。ですが、もちろんやられた方は、大打撃になります。

 

シェイクスピアの四大悲劇のテーマになるくらいの普遍的な話

さて、副題にしています、『オセロ』ですが、かの有名なシェイクスピアの四大悲劇の一つです。嫉妬の悲劇と言われますが、男が女の浮気を恐れて、無実なのに殺してしまうという悲劇です。『オセロ』の記事でも書いてますが、つまり、「男の嫉妬の悲劇」です。

男性の嫉妬は騙されて他人の子供を育てさせられることを防ぐために強くなるように進化しているそうです。オセロはこれが怖くて、あっさりと陰謀に騙され、デズデモーナを殺してしまったと考えられるのです。弱い人間のど真ん中を描いたこれぞまさに悲劇と言えるでしょう。

 

今でこそ、DNA鑑定で本当の父親が誰であるかが、簡単にわかりますが、一昔前であればそれを確実に見抜く方法はありません。男性は一生それに騙され続けるしかないのです。ですから、江戸時代には女性の浮気は男性に比べてかなりの厳罰だったと聞いたことがあります。今の男女平等の世の中では考えられないことかもしれませんが。

というわけで、喜多嶋舞さんが世間から批判を多く浴びるのも当然のこと、と言えるんでしょうね。同時に四大悲劇のテーマとなるくらいの話なんですから、特別な話というよりは相当普遍的な話ということが言えるんじゃないでしょうか。