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世界の株式市場が久しぶりに大きな下落局面に見舞われています。2月2日にNYダウが665ドル安したかと思えば、週明けには、なんと1,100超ドル安。それを受けた、日経平均株価は一時1,600円も安くなると言う大暴落状態。私もかなりの動揺と恐怖を感じ、平静でない精神状態に追い込まれました。

その後に大幅反発したものの、8日には再びダウは1,000ドル安となりました。この状態で所謂市場関係者は、さぞかし弱気に傾いたかと思いきや、依然総強気と言ってもいい状態を維持しております。それもそのはず、今回の暴落ですが、スピードこそ急激ですが、値幅的にはまだ高値から10パーセント程度なのです。

「SQを通過し、徐々に相場は落ちつきを取り戻し、再び上昇回帰だろう」、「ファンダメンタルズは良好なのだから」。アナリストは一様にそう解説しているようですし、私もそのように考えてきた一人です。しかし、今更で申し訳ないのですが、この方針は少々変更しなければならないかもしれません。

ダウは悲鳴を上げている

東証の空売り比率は連日の40%越え、日経平均株価のPERは既に底値圏と言われる13倍台、確かに反発を予想するに十分な根拠があると思います。しかし、今回私はそれ以上の「何か」を感じてこの記事を書くに至りました。

当ブログは2016年の春以降、ダウがまだ17,000台の時から一貫してダウは暴騰する、と予想してきました。当時から読んで頂いている方はご存じかと思いますが、その時ははっきり言って私以外のほぼ全員が、口をそろえて「ダウは暴落する」と言っていました。完全な総弱気状態だったのです。

結果、ダウはそこから10,000ドル近くも暴騰しました。不思議なことにこうなると、今度は誰も「暴落する」と言わなくなるのです。だからこそ、怖いのです。

そして、当時の私がなぜ、そんな予想を当てられたかと言うと、前(悲しい・・)FRB議長のイエレンさんがそう言っていたから、というのがあるのですが、それと非常に重要なのは、ダウそのものが「俺は強くなるぞ」と言っていたのを聞いたと感じたからなのです。

「株価のことは株価に聞け」

と言う言葉がありますが、まさにその通りで、間に「EU離脱ショック」や「トランプショック」がありましたが、彼はまったく弱音を吐かなかったため、そんなことは取るに足らない問題だ!と私は豪語出来たのです。

しかし、今回、彼は明らかに悲鳴を上げている様に私には聞こえてくるのです。

 

急落の理由は何?

今回の突然の急落ですが、先程も申し上げました通り、値幅としては依然、全く大したことはありません。高値から10%なんて、健全な調整です。しかし、いかんせん、その角度があまりに急激です。

このあまりに不自然な下がり方の理由はなんなのでしょうか。「米国の長期金利が2.8パーセントに達し、機関投資家の株式から債券への動きが加速した」、「低ボラリティが続くことに賭ける投資商品の残高が積みあがっており、その投げが出ている」、一般的に言われているのはこのあたりでしょうか。

確かにそれなりの下落要因だとは思います。しかし、同時にこれらは昨今のダウの急落を説明する理由としては弱すぎるように思います。騰がり過ぎていたから、そうシンプルに話す人もいます。しかし、私にはビットコインの様に、自律的な崩壊につながるほど騰がりすぎていた、とは思えません。ではなぜ?

なにか悪材料があるのではないか、こう疑うのは、そうおかしな話ではないでしょう。私が色々探して気になったのは、こちら。

フリーアナウンサーの大橋ひろこさんのブログです。

リスク回避相場に発展するか?!中国、そしてドイツのリスクとは?!

~ ひろこの”ボライタイル”な日々 ~

大橋ひろこさんは専門家ではありませんが、この記事内容は説得力があるように思いました。私の知らなかった情報もたくさん出ています。そして、当ブログが今年最大のリスクと考えてきた、「ドイツと中国」絡みであることが興味深いです。

もし、仮にこう言った材料を織り込んでの急落、と言うことであれば、腑に落ちる動きと言うことになりますが、いかがでしょうか・・。

 

結局どの程度下げるのか

では、実際どの程度下がるのか、と言うのがみんな知りたいところかと思います。もちろん、全く分かりませんが、考えてみたいと思います。

①既に底打ち

これを支持する市場関係者が一番多い印象です。なんだかんだ結局、今回もSQへの売り仕掛けに過ぎない、と言うやつです。これが最善のシナリオであり、ぜひこうなってもらいたいのですが、今回はどうもそれだけで済まない予感を感じてこの記事を書いている次第です。

②長期上昇局面の本格調整

今回の急落は、長期上昇局面の本格調整場面である、と言う見方です。現在、私個人はこれではないか、と考えています。過去の相場を振り返ると、長期上昇場面でも、20%程度の下落は度々起きており、あくまで普通のことであると言うことが言えます。これを現在のダウに当てはめると、21,000ドル近辺までは普通の調整だと言える、と言うことになります。

あまり考えたくはないですが、まだ3,000ドルもありますね・・。

ちなみに日経平均の方は、20%調整となると、19,300円程度となります。私は今回、このくらいはあってもおかしくないと考えるようにしました。

③株価は既に天井を打ち、景気後退局面へ

最悪なのがこのシナリオです。可能性は低いと思いますが、全く無視するわけにはいきません。この場合、どこまで下がるとか考えても意味はないと思います。

 

まとめ

ダウの急落は665ドル安で始まりました。四捨五入で「666」と言う数字はキリスト教にとって、不吉な数字とされているそうです。これはその筋の方が、市場の恐怖を演出し、利用しようとした、とも取れますが、警告を発したとも取れます。

今回の急落には私もなんだか、非常に不吉なものを感じています。とは言え、相場に対して悪い予感を感じるのは常々であり、それに振り回されているようでは投資は出来ません。

今年の相場は2015年に似るのではないか、そう考えてきました。中国の台頭に危機感を募らせたアメリカは、中国および親中のドイツに圧力を強め、それが結果、市場の急落を招き、日経平均は高値から20%ほど、下落しました。しかし、それでも、年末には20,000円付近まで回復、2016年には再度大きな調整に見舞われましたが、今年、24,000円まで上昇しました。

2018年も政治は似たような格好になって来ています。米中対立は苛烈を極め、軍拡競争が進展、新冷戦が開幕したことは、もはや確実な情勢です。そんな中、景気後退局面に陥ったら、私たちの未来は非常に暗いものになってしまいます。

米中新冷戦は避けられない、と私は思いますが、せめて景気の回復、株価の上昇は続いてほしいし、必ずそうなるだろうと記し、この記事のまとめとしたいと思います。

 

2月12日 追記

私もその長期視点を大いに参考にさせていただいている、朝倉慶さんが、今回の暴落の理由をラジオで説明されていました。その本当の理由とされていたのが、こちら。

サウジ政府が、拘束中の王子らから1000億ドルの保釈金回収を目指す

~ Pars Today ~

サウジの王子の保釈金絡みの資金にまつわる株式と債券への売り、これが今回の金利上昇と株式下落の本当の理由ではないか、と言うのです。そして、この情報を掴んだ筋がSQに向けて、先物を大量に売り仕掛けた。

要は、インサイダー取引ですね。もし、この説が正しければ、実体経済への影響などはまるでなく、単に株の需給の問題で下がっただけ、ということになります。売りが止まれば、市場は再び上昇に向かうと想像できます。

朝倉慶さんは、2月9日が底だと言っていました。朝倉さんは、凄いことに2年連続で年間の底を当てています。今回も当たることになるのでしょうか。。

 

2月16日追記

朝倉慶さんが、2月16日のラジオで、「2月SQ底入れを撤回」し、方針を「様子見」に変更すると言っていました。理由は、SQ後に大幅に円高になってきたことが気になる、とのこと。一緒に出演されていた山本伸さんも慎重姿勢に見受けられました。

やはり、今の相場には相応の警戒が必要ではないでしょうか。

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