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暴落間近? ~投資家の心は「EU離脱」に耐えられるのか~

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9月のメジャーSQに向けて大幅な上昇を続けて来ましたが、そこを抜けても相場は堅調さを保っています。これはSQを抜けても海外投資家は、売買を転換してこなかったことを物語っています。

昨年初頭以来一貫して巨額の売り越しを続けてきた海外投資家は、既にリスクオフ取引を終了、買い転換したと言うのでしょうか。

いえ、私には全くそのようには思えません。昨年からの彼らの売り越し額はあの「リーマン・ショック」を超えていました。彼らがそれほどまでに恐れたもの、それはイギリスの「合理なき離脱」だと私は書いてきました。

その「合意なき離脱」が今年の10月末にも迫る状況は、解消されていません。暴落の危険は、むしろ迫っているのではないでしょうか?

最大の問題はわからないこと

マーケット的に「合意なき離脱」が最悪なのは、一体何が起こるのか全く分からないことです。

ビニ・スマギ会長は、「グローバル経済にいくつかのリスクが存在する。短期的にはその中で最大のものが、ブレグジット(英国のEU離脱)だ。なぜなら世界経済に与える影響がどれほどのものか、予測が難しいからだ。ファンダメンタルズ(編集部注:世界経済基礎事項)への精神的影響、景気への影響は非常に強いかもしれない。金融市場への影響も同じく大変破壊的だろう、過去の例では例えば2008年のリーマンブラザーズのように。大変注意深く、このプロセスを見守っていかなければならない」と語った。

スプートニク

このソシエテ・ジェネラル会長さんの言うことは、全くその通りだと思います。「合意なき離脱」は大したことない、大丈夫だと言っているアナリストをたまに見かけますが、まったく無責任だとしか言いようがありません。

だって、本質的にどうなるか分かりようがないからです。いや、もしかしたら 本当に何も起こらないかもしれません。準備がうまく行っていて、「なんだあ」と言う感じで終わるかも。

しかし、それを予め知ることは出来ませんし、その後もしばらくの間は、その影響で何が起きてくるか分かりません。

この状況は本当に投資家にとっては最悪です。

実際に「合意なき離脱」は起こるのか

でも、実際に「合意なき離脱」は起こるのでしょうか?

これに関して、当ブログは、独自に「合意なき離脱は100%起こる」と分析して来ました。なぜそう言えるのかと言う部分についてはこの記事では詳述しませんが、最近の動向を見ているとその危険は遠のいたと言う見方が、優勢になっています。

「合意なき離脱」を防ぐ法案が議会で制定されたからです。法案が成立したんだったら、起きないでしょ。この考えはもっともに思えます。しかし、今回はそういう常識は捨てておいた方が身のためかもしれません。

ジョンソンの奥の手

なぜなら、「延期するなら野垂れ死にした方がまし」と豪語する人が今のイギリスの首相だからです。どうやら彼にはまだ「奥の手」があるらしいのです。

一方ジョンソン氏は期限延期を求めることを明確に否定しており、同氏が単純に同法を無視し、EUに延期申請をしないのではないか、と反対派は懸念している。

ロイター

ははは(笑)、それはまさかの法案無視! これには私も度肝を抜かれました。さらに、

「合意なき離脱」を回避するには10月17、18日に開かれるEU首脳会議で、英国を除く加盟27カ国が離脱交渉期間の延長を全会一致で承認する必要がある。それが唯一の方法だとすれば、離脱延期を各国はおおむね支持する意向だが、首脳の1人がジョンソン首相を手助けする可能性が懸念されると複数のEU当局者が非公式に話した。

ハンガリーのオルバン首相は、難民支援を犯罪とする国内法や民主主義の制限を巡りEUと対立している。ジョンソン氏がオルバン氏の説得に動くことをEU当局者は心配し、EU首脳会議で同意に反対する誰かの拒否権行使を阻止する手段がほとんどないことをひそかに認めた。

ロイター

EU側から、合意なき離脱させちゃえ! これもすごい・・。 ジョンソン氏には何が何でも離脱を実行する、という意気込みが感じられます。

いったいなんで? これは一般的には不可解だとすら言えるでしょう。でも、視点を変えれば、ごく単純な理屈なんです。

計画だからです。現在の世界政治を席巻する「保守的なグループ」、それが彼らの方針だからなのです。

投資家は逃げるしかない

その時、投資家は必ず逃げるしかないと私は思いますが、どうでしょう。投資家にとって最大の脅威は、「どうなるか分からない」ことです。

「予測が大変難しい。(編集部注:リーマンショック時に)人々が職を失い、銀行の行列に並ぶテレビの映像を覚えているかい。あれは本当に投資家の気分に影響を与えた」と答えた。
「今後英国で、人びとが移動する際や店で食品を探すのに何らかの困難が生じるとしたら、今日のグローバルメディアの環境では、グローバル経済、実質経済、同様に金融セクターにも影響する可能性がある」とビニ・スマギ氏は続けた。

私もですが、彼らはとても臆病なのです。いつも突然にどこかで自分の知らない悪いことが起きるのではないか?と怯え、疑心暗鬼になっています。 強い心持つのは、”知っている人”だけです。 ただでさえ分からない「合意なき離脱」、ここに更にこんな危機が追加されたらどうでしょう。

もし、イギリスが合意なき離脱となると、連鎖的にどこかの国・企業が破たんし、CDSを発動することになって、その結果ドイツ銀行の破たんにつながる可能性があるということです。

この結果、リーマンショック級あるいはそれ以上の混乱がおきる可能性があります。

マイナビニュース

実際に「ドイツ銀行破たん」が起きなくても、噂が広がっただけでも、投資家の心は完全に折れます。パニック相場は必至ということですね。

最悪の最悪の時、日経平均15,000円。私はそれが全くあり得ない話とは思えません。「今年は年間値幅が少なすぎる」、先日そんなメッセージを頂きました。確かにその通り! 大きな値幅は下方向ではないか、相場が大きく上昇した今だからこそ、こんな大それた想定も必要かもしれません。

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  1. フルレバ

    心配されているリーマンショック級の出来事ではないにしろ、11月からある程度暴落する事はありそうですね。ただ、現状は世界的に緩和の進行過程にあるので、リーマンショックの様に過度に引き締まる事はあり得ないと思います。一番恐ろしいのは世界が緩和限界に達した時ですよ。

    • @bungakumirai

      コメントありがとうございます!

      >一番恐ろしいのは世界が緩和限界に達した時ですよ。
      米以外は既に限界点?

  2. フルレバ

    返信ありがとうございます。
    そうですね。先日はEU がまた量的緩和に戻り株価は上昇していますが、限界は限りなく近いです。イメージとしては風呂桶に一杯なのに水を注ぐ様な物ですから、景気後退という栓が抜けていると、世界は緩和を止める事が出来ないだろうと思われます。暴落もありますが緩和による通貨の毀損には逃げ場が現物しかなく、恐らく政府は現物売買に税金を使うでしょう。そして通貨のデジタル化に進む予定です。逃げ場はありません。

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