さて、前回のこちらの記事ですが、早速ですがチプラス首相は本物の坊っちゃんではないことが露呈したようです(笑)。

こちらの経済アナリスト朝倉慶先生の記事に記されてますが、
http://www.asakurakei.com/ ※大変勉強になるサイトです。よろしければどうぞ。

 

EU側に譲歩に譲歩を重ね、なんとか支援を得た形になっているようです。
彼の威勢のいい公約はほとんど実現できず、

「緊縮策を見直さなければ今月末に期限を迎えるEUなどの支援の延長を求めない」

と豪語していたようですが、結局、延長申請に追い込まれたとのこと。

 

前回、彼が敗退しないためには「彼の坊っちゃんは偽物である必要がある」と書いたのですが、こんなにもあっさりと公約を破ってしまって、EUに対してはよくても、今度は国民に対して「したたかに」振る舞うことが果たしてできるのでしょうか?

やはり元々広げた風呂敷が大きすぎたのではないかと思わざるを得ません。こうなるとやはりこのサイトで何度もお伝えしているあの名台詞が生きてきます。

 

「かつてはその人の膝の前に跪いたという記憶が、今度はその人の頭の上に足を載せさせようとするのです。私は未来の侮辱を受けないために、今の尊敬を斥けたいと思うのです。私は今より一層淋しい未来の私を我慢する代わりに、淋しい今の私を我慢したいのです」

「あなたは熱に浮かされているのです。熱が冷めると厭になります。私は今のあなたからそれほどに思われるのを、苦しく感じています。しかしこれから先のあなたに起こるべき変化を予想して見ると、なお苦しくなります。自分が欺かれた返報に、残酷な復讐をするようになるものだから」

-青空文庫『こころ』-

国民の期待を裏切り、チプラス政権が「今より一層淋しい未来の私」になってしまう日はおのずとやってくる、それも案外近い? と思ってしまいます。そう、あの小保方氏のように・・・