つい先日、「日本が負けた」と言う記事を書いたばかりです。しかし、これは早々に訂正しておかなければならないなと思い、今回の記事を書きました。

総裁選に纏わる動きを見るにつれ、「勝てる」という予想ではなく、感触を得るに至りました。日本を大勝利へと導く新リーダーは、この人がベストです。

もう一度みなさんと力を合わせて、また安倍総理(当時)に頑張っていただいて、日本を『奴ら』から取り戻しましょう」と、2012年5月に創生「日本」の研修会で演説した。

「高市早苗」 ウィキペディア

大人気

私は総裁選の話が出るまで、この高市氏を全く知らなかったのですが、安倍氏と麻生氏が支持するというので、どんな人物なのかとちょっと調べて見たところ、これを見つけたのですね。

日本を”奴ら”から取り戻す。

この言葉には驚くとともに、一気に心を掴まれてしまいました。そして、もっと驚いたことは、ネット民たちが彼女を称賛しているということです。

高市を売国メディアから守れ!

その熱は相当で、ちょっと怖いと感じるくらいで、こんなことは、いまだ嘗てなかったことです。河野氏が一番人気ということになっていましたが、これは嘘ですね。全然、別次元と言う感じですよ。

安倍氏の意向は、出身母体で党内最大派閥の細田派や、第2派閥の麻生派の会長で盟友の麻生太郎副総理兼財務相の動向にも影響を与えうる。安倍氏は「政治信条が近い」として、高市氏を推す考えで、複数の細田派議員は「安倍氏は本気だ」と口をそろえる。

動き出した高市氏、安倍前首相の支援は「本気だ」 揺れる岸田氏 朝日新聞デジタル

政治信条として、高市早苗≒安倍晋三であり、安倍を否定した人たちがなぜこんなに熱く彼女を支持するのか意味不明ですが、とにかくすごいの一言です。

そして、当ブログとしては、逆風の中、安倍晋三の政治信条は誤解されており、その信念は国益に繋がる素晴らしいものだということを訴えてきた訳で、そのことがこう言った形で肯定されたことを、そして、何より心が一つになったことを感じて、非常に嬉しく思います。

なぜ支持されるのか

なぜ、彼女はここまで支持されているのでしょうか。それはひとえに、彼女が本物の「保守」だからでしょう。「保守」とは何かといえば、色々な考え方があるでしょうが、文字通り、日本を守る思想ということです。

高市が守るものとして「国民の生命と財産」「国土と資源」「国家の主権(独立統治権)と名誉」を挙げ、それは「国の究極の使命でもある」などと表明している。

「高市早苗」 ウィキペディア

だから、彼女が支持を集めるのは当然であり、それは日本人の自然の感情からくることなのです。日本では長らく、その自然な感情が「変なこと」だと抑圧されてきたのです。その役割を担ってきたのが、メディアです。

「国を思う気持ち、日本人であることに誇りを持つことは、悪いことなんだ。なぜならお前らは、過去にとんでもない犯罪を犯したのだから。そのことを念頭に、卑屈に生きるべきなんだ」

こうして、ずうっと抑えこまれて日本人の感情が保守派の雄、高市氏の姿をみて、一気に爆発したような感じです。

女性であることも、臆病な日本人にいい安心感を与えているように思えます。

「保守」という自然な感情がなぜ抑圧されてきたのか、それはもちろん、支配に最も邪魔なものであり、支配者が最も畏れるものだったからです。

「奴ら」は、日本人の心を奪ったのです。

しかし、つまり、すでに彼女は「 日本を『奴ら』から取り戻してしまっている」のです。

誤解と内緒

とは言え、彼女はまだ国民に大いに誤解されているようです。国民は”奴ら”の正体を知りませんしね。

高市早苗は対中、対韓強硬派だというのが、人気の理由の一つになっています。しかし、これは悪い冗談です。

日本でもマスコミ権威筋はいまだに時代遅れの対米従属で、表向き中国敵視論が幅を利かせているが、実際の日本の権力層は安倍晋三の時代から米覇権衰退を見越し、対中従属を強めている。

「コロナ帝国と日本」 田中宇の国際ニュース解説

でも、いいんです。今はそれで。”奴ら”に隙を与えるためには、国民は「真実」に気がつかない方がいい。でも、私のブログは読者数が少ないので、真実を書いて問題ないでしょう。

彼女の本質は、対欧米強硬派です。メディアが彼女を嫌う、本当の理由はそれです。

「国家の主権(独立統治権)と名誉」を挙げ、それは「国の究極の使命でもある」などと表明している。

日本の主権と名誉を奪ったのは、いったい誰でしょうか? そのことを考えれば、答えは明白です。

そして、もう一つの人気の柱となっている「積極財政」ですが、結論から言うと、これはやるべきではなく、言っておくだけ、が正解です。

私はこのブログで、主流経済学の間違いを指摘してきましたが、この人が肯定してくれました。

当局者が対応すべき問題は、低インフレという現象そのものではなく、生産年齢人口の減少といった構造的な要因であると指摘し、「デフレや日銀の対応不足が日本経済の長期停滞を招いた」との、かつての欧米当局者やエコノミストの見方を批判した。

(中略)

先進各国が長期にわたり低金利政策を続ける中、将来の需要の前借りにより足元の景気を刺激する、との主流派マクロ経済学に基づいた金融政策の処方箋に「疑問符がつきつつあり、その有効性を検証する必要がある」と述べた。

主流派経済学の金融政策、有効性に疑問符=白川前日銀総裁 ロイター

そうそう、その通りです! そもそも、インフレを目標にするということ自体が間違っているのです。しかし、それは本当は高市氏も分かっているはずです。だから、麻生氏がわざわざ財務省に居座っているのですよ。

麻生氏にはもう少し悪役レスラーを続けて頂き、子どもたちの夢を壊さないようにしていくのが、最善です。

かわいい支持者たちには、この二つの秘密は、もうしばらく内緒にしておきましょう。

保守派の源流

というように、一気に日本に有利な状況が生まれつつあります。今度こそ本当に、失われた日本の誇りを取り戻すチャンスが来ているように思います。もちろん、油断は出来ませんよ。”奴ら”は未だに世界最強の暴力団であることは、間違いありませんからね。

ところで、最近ふと、こんなことを考えることが多くなりました。この保守の源流、「黒幕」はいったい誰なのか?

安倍と麻生が黒幕とは、思えません。麻生氏は貫禄はふさわしいですけどね。

「この国を、守り抜く。」

それに根本的な動機を持っている存在とは、いったいなんなのだろうかと。

すなわち、「ここは俺の国だ、手は出させん」ということではないのか・・その心持ち、”奴ら”でさえもそう簡単に手出しができない存在、それはやはり皇族ではないか、と言う感じがするのですけどね・・。今表にいるあの方ではなく、別の。

ま、それはともかく、ところで高市さん、”奴ら”って誰のことですか?