少し前にタイトルの記事が各経済ニュースに出ていました。
管理職を役職名でなく、「さん付け」で呼ぶことにより、社内の風通しを良くし、部下が意見を言いやすい職場環境にしようということで、液晶への巨額投資の失敗の反省からだそうです。
少し前にタイトルの記事が各経済ニュースに出ていました。
管理職を役職名でなく、「さん付け」で呼ぶことにより、社内の風通しを良くし、部下が意見を言いやすい職場環境にしようということで、液晶への巨額投資の失敗の反省からだそうです。
久々の更新で四大悲劇で最後の紹介になる『ハムレット』を書きたいと思います。
シェイクスピアは「人間のど真ん中を描いてくる」と、本当に何度も書きましたが、この作品もまさにそれです。『復讐の悲劇』とよく言われますが、「復讐」に限定する必要はないと思います。「争い」の悲劇と、言えるのではないでしょうか?
「争い」は人間、だけでなくこの世の生物に背負わされた宿命です。その人間、生命にとっての避けられざる宿命が、はかなくも美しく描かれているのです。
久々に古典文学の『マクベス』を書きたいと思います。シェイクスピア三作目です。
シェイクスピアは「人間のど真ん中を描いてくる」と私は思っていますが、四大悲劇において、それは顕著です。この作品も例外ではありません。誰もが持っている、愚かしい部分を描いています。だから、面白いのです。
私がこの作品のテーマとして、一番注目するのは、
「非科学的な未来の暗示に傾倒する人の姿」です。
シェイクスピアの2回目です。同じ作家で二つ目は、初めてですね。やはり、それだけ面白いということでしょうか。こちらは、嫉妬の悲劇ということで、よく評されています。正しくその通りですが、「男の嫉妬」といっていいでしょうかね。
この物語は、馬鹿な男二人によって引き起こされる悲劇ですね。男の欲というものを強く感じる作品です。男の欲といえば、もちろん性欲です。それに翻弄された愚かな男たちとその犠牲者の女たちという分かりやすい形となっています。
ヒロインのデズデモーナには、まったく罪はないです。テーマから言って、シェイクスピア作品の中で、一番エロイといっていいかも知れません。だから、面白くないはずないのです。
今回は、きわめて文学的な作品です。しかし、これも他と同じように好きですね。古典であり、世界文学の最高峰であり、非常に難しそうということで、読まず嫌いになっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、物語好きとして、この作品を読まないのは、あまりにももったいないといわずにはおれません。これは本当に普通に面白いです。確かに、大学の英文科にでも入ったら、必ず読まされるし、今も偉い先生方の研究対象であり、そういった先には難しいことも色々あるんでしょうが、そんなことは私たちの知ったことではありません。
この戯曲の描いているテーマは、誰にも分からないような奥深くに眠った深いことでなく、私たちのど真ん中に表出することなのですから、誰にでも分からないはずはないのです。
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