ゲノム編集が実用化へ大きく前進!
このようなニュースが各所に出てましたね。
ゲノム編集とは遺伝子操作技術のことで、人間が思いのままに生物を作り替えることが出来る技術、だそうです。
美しすぎるハーフ顔の自律対話型アンドロイド「エリカ」~振る舞いも含めた自然な対話を可能に
京都大学 大学院情報学研究科の河原達也氏らは3日、人間との自然な対話を実現する女性型アンドロイド「ERICA」(エリカ)の開発を発表
こんなニュースが出てました。SFの世界が着実に近づいているわけですが、アンドロイドは訳すと「人造人間」。文字通り、人が人を造るってことですね。
「ドストエフスキーの全作品を解く鍵」と評されるこちらの作品を紹介してみたいと思います。
「極端な自意識過剰から一般社会との関係を絶ち、地下の小世界に閉じこもった小官吏の独白を通じて、理性による社会構造の可能性を否定し、人間の本性は非合理的なものであることを主張する」
新潮文庫の背表紙に書いてあるあらすじの内容ですが、こちらがこの作品の重大なテーマとなりますでしょうか。
「黒子のバスケ」を巡る連続脅迫事件で、威力業務妨害の罪に問われた渡辺博史被告に求刑通り懲役4年6か月の実刑判決が言い渡されたとの記事が出ましたが、この渡辺被告の人物像が注目を浴びているようですね。
それは非常に現代的な問題を象徴的に孕んでいるからだと思いますが、そんな世間で注目の話題を名作文学を通して考えてみたいと思いました。
世界文学の最高峰と言われるこちらの作品を取り上げてみたいと思います。
私もこの評価に全く異論はありません。同じくその一つと言われるシェークスピアは印象派の絵画のように人間のど真ん中を描き出すイメージですが、こちらはあらゆる多面的な要素を含み、なおかつドストエフスキー自身の思想もはらんで複雑な構造体と化しています。
ですので、テーマは何かと一言で説明することは難しいでしょうし、私もそれを理解しているとは言えません。一生のうちに読んだほうが良いことは間違いないですが、お若い方でしたら、慌てて今すぐ読む必要はないでしょう。
まだ知識、経験の浅いうちに読んでも理解はとても難しいです。意を決して読んでも面白いなんてとても思えなく、きっと苦しいでしょう。でも、その苦しさを乗り越えても読み切る価値のあるものであることは断言できます。
『ジーキル博士とハイド氏』のところで、紹介した『二重人格』が今回です。
「主人公は小心で引っ込み思案の典型的小役人。家柄も才能もないが、栄達を望む野心だけは人一倍強い。そんな内心の相克がこうじたあまり、ついにもう1人の自分という人格が現れた! 精神の平行を失い発狂してゆく主人公の姿を通して、管理社会の重圧におしひしがれる都市人間の心理の内奥をえぐった巨匠の第2作」
これは岩波文庫の表紙の解説です。これは見事にこの小説を表しているな、と思いますが、
「管理社会の重圧におしひしがれる都市人間」とは何かというと、それは私たちサラリーマンです。サラリーマンだけとは限りませんが、一番分かりやすい例ではないでしょうかね。
今更推薦する必要などない、この小説をあえて取り上げてみようと思いました。
世界文学の最高の作家と賞されるドストエフスキーですが、もう一人の巨匠のシェークスピアと比べると、立体的なイメージがあります。シェークスピアは人のありのままを平面、まるで美しい絵画のように描く印象があります。マネやモネや、ゴッホのようなイメージです。
それに対して、ドストエフスキーはありのままプラス「創造的思想」、が加わっていて、立体的な感じがするんです。未来への予見といったものも感じられます。ピカソのイメージですかね。
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