選挙が終わりましたね。当ブログ的には、なんともコメントのしようのないつまらない結果になった、としか言いようがなく、申し訳ございません (o_ _)o
日本人は何を選んだのか
毎度やかましい「選挙へ行け」という声が、どんどん大きくなってきているようですね。面白いのは、多くの人が「政治のことがわからなくても、いいからとりあえず行け」と言っていることです。
この正義、まったく理解できません。
「おまえ誰、支持してんの?」
「高市さん? おお、じゃあ、投票所行ってくれよ」
「おまえは、中道? じゃあ、行かなくていいわ」
これなら、わかります。でも、そうじゃなくて「なんでもいいから、とりあえず行け」なんです。
とっても、政治に詳しいつもりの私に言わせると、少なくとも今回の選挙で、どう投票すればいいかの判断材料は、ないに等しかったと思います。結果的には、独裁的な体制になったので、バランスという意味で中道に投票したほうがよかったような気もしますが、それも定かではありません。
投票率が上がると、何かいいことがあるんですか?
こんなことをSNSにでも書きこもうのなら「正しい人」からの非難は必至です。そういう問題ではない、すべての人が意思表示することが大事なのだと。それが民主主義の根幹だろうと。
これは結局、「何がいいかわからないから、お前も一緒に参加して、俺の責任をうやむやにしてくれ」という心理なんでしょう。
さて、日本だけではなく、世界の人々が何を材料に投票を行っているか、という部分に関して、非常に興味深い記事がありました。
イスラエルのテルアビブ大学(TAU)で行われた研究によって、政治に関心の高い21人に「同じ政治動画」を2年半ぶりに見せ直すと、脳の奥のほうにある回路の活動パターンが、同じ人とは思えないくらい違っているケースが多いことがわかりました。
しかも、その変化と強く結びついていたのは「この政党やこの政治家は味方か敵か」といったレベルでの『推し相手』の見方の変化のような、人間臭い要素でした。
推し政党が変わると脳はこう動く――政治脳が見ているのは政治理念ではなく単純な『敵味方』だった ナゾロジー
なんと! というべきか、想像通りというべきか、人々は「正義か悪か」という、非常に幼稚な・・いや、高尚な概念で投票していたのです・・。
その点でいうと、確かに高市早苗さんは「国民の味方である」と思わせるのが、非常にうまい政治家だと思います。
「悪」が導く道
この結果は、脳が政治的立場を決めているというより、「誰を味方とみなしてきたか」という経験の変化にあわせて、脳の反応パターン自体があとから育っていくのかもしれない、という可能性を示しています。
あなたが今日見ているニュースも、気づかないうちに“味方判定”の回路を塗り替えてはいないでしょうか?
まあ、この点に関して、当ブログも大きなことは言えないです。なんせ、当ブログは、2017年から丸10年近く「悪」の親玉を探し続けてきたわけです。そんなものはどこにも存在しない、と気づいたのはごく最近のことです。
この気づきは、私自身をとても楽しましたね。実際、「悪」が存在するという考えは、とても疲れるのです。なぜなら、それにまつわる恐怖がやってきて、それと戦わなければならないという強迫観念にとらわれ続けるからです。
SNSをほんの少しでも覗けば、多くの人がそれに取りつかれていることが見て取れるでしょう。
あなたの周りの「悪い奴」も単に「幼稚な人間」だと考えれば、だいぶ楽になりません? だって「赤ちゃん」と戦おうなんて、なんて馬鹿げたことなのでしょう。代わりに、にこりと微笑みかけてあげればいいじゃないですかあ。
犯罪者は存在しますが、犯罪ってとってもコスパが悪いですからね。結局、悪いのは頭なのです。
児童精神科医の著者は、医療少年院と呼ばれる矯正施設に勤務していた。その頃、非行少年たちの中に「反省以前の子ども」がかなりいることに気づいた。凶悪犯罪を起こした自分と向き合い、被害者のことを考えて内省しようにも、その力がないのだ。学力はもちろん認知力も弱く、「ケーキを等分に切る」ことすらできない非行少年が少なくないという。
そうした子どもたちは知的なハンディを抱えていることが多く、本来は支援の手が差し伸べられるべき存在だ。
「ケーキを等分に切れない」非行少年はなぜ生まれるのか ダイヤモンドオンライン
「悪」の無理解は、「戦争への道」を通行するための最大のエンジンです。
ナチズムは悪であるという明確な認識の片鱗は、「我々は世界において他に類のないことを行ってしまった……………」というヴィルツの評言だった。 ファームホールの一部の抑留者たちは広島の原爆投下のニュースに接し衝撃を受けたが、ラウエは原爆への 道を導いたのはヒトラー体制に対する恐怖と強い嫌悪であったという認識を示した。
『ヒトラーの科学者たち』 ジョン・コーンウェル
原爆が落とされた理由は、私たち日本人が悪魔の手先だとみなされたからなのです。
この物語の後半で、我々は物理学者ジョセフ・ロートブラット が、ドイツが核兵器を所有することのできる状態がどこにもないことを認識するや、ただちにロスアラモスのアメリカ原爆研究 所の役職を辞したという事実について見なければならない。言い換えれば、レオ・シラードからジョセフ・ ロートブラットにいたるまでの重要な科学者集団がもっていた原爆作りの正当化という見地は、ドイツが原爆開発において先行しているであろうという確信に基づいていた。彼らはヒトラーが最初に目的を達し、世界に降伏するように脅迫してくるかもしれないという戦慄すべき意図を熟考することで、彼らの道徳的なためらい を取り繕っていた。
幼い頃から核兵器の存在そのものに対する恐怖感があっ たにもかかわらず、わたし自身が下位レベルの核政策の構想に関わってきた理由は、ジョセフ・ロートブラット やレオ・シラードの理由にとてもよく似ている。一九五 ○年代後半、わたしは、公式の極秘情報に基づいて、 次 のように信ずるのは当然であるように思わせられていた。
米国は再びナチス・ドイツに匹敵する強力な全体主義の敵国と危急存亡の競争をしており、核による真珠湾攻撃を阻止し、絶体絶命の核の脅迫を避けるために努力しているのだ、と。後に明らかになるように、この不安もまた幻想に基づくものだった。しかし、恐怖は本物で、 それにはもっともらしい根拠があるように見えた。
『世界滅亡マシン』 ダニエル・エルズバーグ
わたしの同僚は何かに駆り立てられている男たちだった。自分たちは文字通り世界を救う仕事をしているのだという気持ちを共有しており、それはわたしにもした。ソビエトによる米国への核攻撃が成功すれば破滅的大惨事となり、それはアメリカにとってだけ にはとどまらない。 ソビエトの防衛省かミサイル軍内に るソ連版ランド研究所で似たようなチームが、奇襲攻撃かさもなければ米国とそのNATO同盟国に対する実 ある威嚇によって攻撃的軍事力の優位を発揮しようと、 やはり脇目も振らず必死に働いていると考えられていた。
「悪」への幻想が、すべての原動力だったのです。過去の事例を参考にするならば、今の状況があまりよくないことは、明らかです。
「悪」の起源
ところで、その「悪」という概念はどこから来たのでしょうか。それはもともと、人間に備わる動物的本能なのでしょうか? 動物にも「善悪」という観念はあるのでしょうか。う~ん、そうもそうは思えないのですよね。
キリスト教の立場からは、人間社会における「悪の起源」は、『創世記』3章に記されているような、アダムとイヴの創造主である神に対する不服従の結果として、人間生活に闖入してきた原理であると説く。犯罪あるいは不道徳を含めて、それは神に対する罪とされる。このように悪は神との関係において定義され、その起源は、聖と義である神との交流を見失い、疎遠・断絶という関係が始まったという関係の変化に存するとする。
ラインホルド・ニーバーは、人間の不安が悪を生み出すと説明している。パウル・ティリッヒは、人間の有限性に罪の起源があるとの説を支持した。
近代に入ってからは、「悪の起源」を、文明の発達と結びつける説が現れた。すなわち、文明の初期には、素朴で悪とは無関係な生活をしていた人類は、文明の発展に伴って、経済機構の複雑化などの影響を受け、そこに悪が始まったとする。
『悪の起源』 ウィキペディア
どうも、それは大昔に創られたようです。その創作者は、「神様」みたいっすね・・
まあ、とにかくですね。「悪」が悪いのです!
しかしある重要な意味で、それまでの一〇年間、機密情報取扱資格をもっていたことはわたしにとって災いの もとだった。わたしにとってだけではなかった。 特に空 軍からの最高機密の情報評価に触れてきたからこそ、わ たしとランド研究所の同僚たちは一九五〇年代後半、い わゆる「ミサイルギャップ」を利用したソ連の奇襲攻撃を抑止することによって核戦争を回避する緊急性に心を 奪われるようになったのだ。米国が劣勢に立たされ危険 だという想定は、かつてマンハッタン計画にあった、 ナ チスの爆弾開発突貫計画への恐怖と同様に、またはもっ と最近の例をとるなら、二〇〇三年にサダム・フセイン が持っていると想定された大量破壊兵器に関する懸念と 同様に、現実にはまったく根拠がなかった。わたしとランドの同僚たちは、実直に、脇目もふらず に、間違った問題に取り組み、脅威の幻想に対抗してい たのであって、超大国による核兵器の相互追求がもたら す本当の危険――自分たちもその危険性を増大させるの に加担していた――に取り組むことからも、そしてさら に世界をもっと安全にするための本当のチャンスからも、 自分たちの注意をそらし、他の人々の注意をそらすのに 手を貸していた。意図的ではないとしても許しがたいこ とに、わたしたちは米国と世界の安全を損なっていたのだ。
『世界滅亡マシン』 ダニエル・エルズバーグ
それは、あなただけが知っている「特別な情報」から、もたらされる・・
小さな社会でもうわさ 話は個人の運命を左右しかねないが、大きな社会ではそのリスクはいっそう高くなる。 実際、評判を国家規模でコントロールするために、ばかげたものから極端なものまで、さま ざまな取り組みがなされてきた。かつてラムセス二世は、あらゆる戦いでエジプトの勝利を宣言した。また、現在の中国は、ウェブサイトやメディアのニュースを検閲している。うわさ話による社会的情報をわたしたちが信用しやすいことは、個人や集団の評判を貶めて社会を変え ようとする人々にとって、強力なツールとなる。
一九三〇年代のジョークに、ナチスのプロパ ガンダ新聞「シュテルマー」を楽しそうに読むユダヤ人の話がある。当惑する友人に、彼はこう言う。「ユダヤ系の新聞には、我々にとって恐ろしく暗いことばかりが書かれているが、こ の新聞によると、すべてうまくいっている! ユダヤ人が銀行や国を支配し、全世界を運営しているんだ!」
『進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密』 ガイア・ヴィンス
これが「世界」の真実、かもしれません。もう「悪者探し」は、止めにした!
10年間、「悪者」を探し続けた当ブログの結論、いかが?
・・キレイすぎてつまらない? では、最後におまけ的に、特別情報をあなただけにお教えして、終わりにしましょう!
ミドルティーンにもなると、本人の言うところでは、批判的思考の技能が高くなり、思春期前期に魅了された秘儀的なことからは遠ざかったという。出会ったのが自由至上主義——以後モアの思考の中心をな しつづけていること――で、ロバート・アントン・ウィルソンによる『イルミナテ ィ』三部作〔小川隆訳、集英社文庫 (二〇〇七)〕を読んでのことだった(実際には、この小説がリバタリアン思想や ランディアン思想〔小説家アイン・ランドによる自由放任主義]を描いたのは、ただけにするためだったのだが)。また ウィルソンを通じて、初めて冷凍保存術のことも知った。 ウィルソンは、『コズミックリュミナティ最後の秘密』 [武邑光裕監訳、八幡書店(一九九四)〕という本で、サンフランシスコの衣料品店 に勤めていた娘ルナがそこで強盗に遭って亡くなり、 その頭部を冷凍保存する決断をしたことについて書 いていた。
モアは、『イルミナティ』シリーズを読んでから加盟した「リバタリアン同盟」というグループを通じ て、宇宙への移住や人間の知能の強化に関心を広げる人々と仲良くなった。
『トランスヒューマニズム 人間強化の欲望から不死の夢まで』 マーク・オコネル
悪魔の秘密結社、イルミナティの計画とは、人類の宇宙への移住だったのです。








