「新型」コロナウィルスの猛威が止まりませんね。オリンピックも延期になりましたが、収まる気配は一向にありません。これはいつ終わるのでしょうか? それが分かる人は世界中に一人もいないという声を聞きましたが、決してそんなことはないでしょう。

コロナウィルスの正体って何でしょうか? 当ブログは、こう結論付けました。それは「保守的なグループ」こと、世界支配層の対中戦略を加速させるエンジンであると。

信じるか信じないかはあなた次第です? いえ、私は生意気ながらずっとこう書いて来たのです。

「あなたが信じるか信じないかはどうでもいい」

非常識はやがて常識へ

米中戦争勃発、世界経済リセッション懸念、株式市場のリーマンショック級の暴落、イギリスとEUの合意なき離脱、ソフトバンクは既に睨まれ、ボーイングは首根っこを掴まれた、そしてオリンピックは中止になる、これらはすべて私が書いた時点では非常識でした。が、今どうでしょう?

それらすべてを予測できたロジックで言えば、先程の結論に自然と行きつきます。

コロナの目的の根幹

コロナの目的を端的に言えば、「人と物の移動を制限すること」です。「人と物の移動の自由」、所謂グローバリズムは中国経済に有利であり、戦争の勝敗を決めるのは経済であると彼らは誰よりも知っています。

したがって、ずっと魅力的な戦略は、中国の経済成長を減速させる方策を積極的に打ち出すことである。経済が成長しなければ、中国は富を軍事力に変換することもできないし、アジアにおける潜在的覇権国になることもできない。

『米中もし戦わば』 ピーター・ナバロ

だからこそ、世界支配層はトランプを大統領に選び、「保護主義ブーム」を世界に広めようとしたのです。

しかし、彼らの目論見はそう簡単には進みませんでした。所謂グローバリストと呼ばれる既得権益層が、トランプの邪魔をしたからです。特に政権発足当時の権力基盤は脆弱で、彼らはやることなすこと、まったくうまく行かない状態でした。

しかし、約2年をかけアメリカ国内のグローバリストの影響力の排除に成功したトランプ政権はほぼ独裁化。私は、ついに彼らは、その圧倒的な政治力を背景に対中国戦略を加速させるだろうと期待しました。

しかし、それは無残に裏切られたのです。彼れらは生物兵器と言う悪手を使用し出したのです。

疑惑を表明してはいけないのか

ハメネイ師は「米国は何度かにわたり新型コロナのパンデミック(大規模流行)との戦いで支援を申し出た。米国でも資源が不足しているのに奇妙な話だ。米国はこのウイルスを作ったとの疑惑もかけられている」と指摘した。

「この疑惑が真実かどうかは分からないが、そのような疑惑がある米国を信頼して支援を受け入れることが賢明だろうか。米国はウイルスを拡散する、あるいはウイルスを永久に生き残らせる薬剤を提供するかもしれない」と述べた。

イランのハメネイ師、新型コロナ巡る米国の支援を拒否 ロイター

どうやら東側の人々はアメリカに対し、私と同じ疑惑を抱いているようです。しかし、地図上は東に位置しながら、実際は西側である日本ではその考えは無勢のようです。

例えば、登山家の野口健さんはこのようにツイートされています。

しかし、野口さんは、2,003年に根拠もないのに戦争を引き起こし、一国を滅ぼして、世界の信頼を大きく失った国のことをご存知ないのでしょうか? 根拠をねつ造して攻撃することが癖になった国のことをご存知ないのでしょうか?

二〇一四年一〇月十四日の『ニューヨークタイムズ』の一面トップで、CIAによる調査が報じられた。ホワイトハウスが世界各地で行った大規模なテロ支援活動を評価し、その成否につながる要因を特定する調査だ。記事はさらに、オバマ大統領のこんな発言を引用した。「CIAに調査を命じ、外国の反政府活動に資金や武器を提供してうまくいったケースを探させたが、ほとんど見つからなかった」。

『誰が世界を支配しているのか』 ノーム・チョムスキー

過激派に魅了され、テロリストに投資する国家のことをご存知ないのでしょうか?

彼らはテロ行為を用いて目的を達成している、その疑惑の提示は極めて妥当だと私は考えますがいかがでしょうか。

対中貿易のリバランスが模索される中で、こうした経済的・政治的・イデオロギー上の障害が克服されるかどうかは未知数である。

『米中もし戦わば』 ピーター・ナバロ

全ての障害は、コロナが排除してくれましたね。トランプがあれほど壊したがっていたグローバリズムは見事に崩壊したのです。

911で陰謀は破綻した

新型コロナウイルス(COVID-19)の広がりによるアメリカやヨーロッパ諸国における「戦時体制」の様子は、悲惨になってきた。

自由主義的価値観を重んじ、人の自由な移動も尊重する欧米諸国の政府が、店舗閉鎖や外出禁止などの命令を次々と発していく様子を見ると、呆然とした気持ちになる。

アメリカでは、数多くの人々が「9・11を思い出す」と語っている。9・11が起こった後、「世界が変わった」からだ。

新型コロナが欧米社会を破壊…「日本モデル」は成功するのか 現代ビジネス

コロナで世界は変わる、911後のように。アメリカ人の多くはそう考えている様ですね。その911事件がアメリカ政府による陰謀であることは、もはや常識と言っていいでしょう。これには、証拠も科学も必要ありません。なぜなら、見たまんまだからです。

あのビルに飛行機が突っ込んで、下まで木っ端みじんになるはずないよね?

話はそれでおしまいです。

映像で分かり辛かったら、横浜ランドマークタワーやサンシャイン60の前に立って、この建物に飛行機が突っ込んできたらどうなるか?を想像してみればいいのです。

アメリカ政府の公式発表は、酔っ払いの戯言にも劣る妄言であることがはっきりと分かるでしょう。そう、あなたの頭がイカレていない限りは。

テロリストがテロをやったのではないか?と言って、いったい何が悪いのでしょうか? それを言うのに、証拠が必要なのでしょうか? いったい何に気を使っているのですか? 犯罪者の人権とやらですか?

アメリカ人も多く感染しているから、アメリカの兵器ではないという人もいます。しかし、これは初歩的な勘違いです。支配層にとって、アメリカ人がどうなろうと、そんなことは、まったくどうでもいいことなのです。

彼らはアメリカ人ではないし、まして国民のためにやっている訳ではありません。youtubeに、映画監督のアーロン・ルッソが、友人だったニコラス・ロックフェラーが911を予告していたと語る動画があります。ロックフェラーはルッソを「一緒に支配者にならないか?」と勧誘したそうですが、ルッソは「人々を支配するなんて僕の信条じゃない」と断ったのです。すると、彼はこう言ったのだそうです。

「なんでそんなこと気にするんだ? そんな奴ら(一般人)、どうなったっていいだろう?」

コロナの後の祭り

「新型」コロナが世界に蔓延し、トランプ政権の人と物の移動を制限する世界戦略は大きく進展しました。しかし、これは裏を返せば、アメリカの真っ当な政治力では、この戦略を押し通すことが出来なかったということを表しています。つまり、誰も米国の言うことなど聞かない、ということです(日本以外は)。

『ニューヨーク・タイムズ』が暴いた米国による三つのテロは、氷山の一角にすぎない。それでも、米政権が殺人的・破壊的なテロ活動に熱心なことを有力紙が認めたのは有益だ。

奇妙なことに、世界は米国に賛同していない。グローバルな世論調査によれば、米国は圧倒的に、世界平和への最大の脅威と見なされている。

『誰が世界を支配しているのか』 ノーム・チョムスキー

野口さんは、米軍の仕業と言うそれは、我々の感覚とかけ離れていると言います。「我々」とはいったい誰のことを指すのか分かりませんが、それが「世界中の人」だというのだったら、それはあなたの感覚の方がかけ離れている可能性を頭に入れておいた方がいい、と私から警告させていただきましょう。

正直言いますと、私は「コロナ作戦」を見た瞬間、今回の覇権戦争に米国の勝利がないことを確信しました。なぜなら、私はそこに米国の弱さを見たからです。底が知れたということです。

これは恐らく中国も同じではないでしょうか。言っておきますが、私は中国共産党を支持している訳ではありません。むしろ、私は現状を嘆いています。出来れば、米国に彼らを倒してほしかった。しかし、現在その願いが叶えられることを、私はほとんど信じられなくなりました。

それくらい、世界の支配層の状態は酷いということです。想像ですが、中国の民衆はこう考えているのではないですか?

「うちも酷いけど、向こうよりはましだ」

新世界秩序の担い手

101年生き、「世界皇帝」とも呼ばれたデイヴィッド・ロックフェラーさんが亡くなりました。「一つの時代が彼と共に終わった」と言えるかもしれません。

彼と共に終わったのは……、アメリカの時代……?

ロックフェラー氏の死去で終わった「陰謀論」と「アメリカの時代」 まぐまぐユース

こちらの記事にあるように、陰謀論によれば、支配者たちは世界統一政府を樹立して、私たちを支配しようと計画していたと言います。所謂「ニューワールドオーダー計画」です。これが嘘か本当かと聞かれたら、多分本当じゃないですかね。如何にも彼らの考えそうなことですし、実際ニコラス・ロックフェラーはアーロン・ルッソにそれを語っていて、人口を削減する計画の話もしていたそうです。

前回の記事で紹介した、ジョン・レノンが動画の中で語っていたのも、恐らくこれのことでしょう。「イギリス政府、アメリカ政府、ロシア政府、中国政府がいったい何を行おうとしているのか、僕は知りたい」と言っていましたが、彼は殺されました。

しかし、ジョン・レノンの戦いは決して無駄ではなかったでしょう。なぜなら、この陰謀は明らかに失敗しているからです。現状から素直に見れば、中国政府は米英支配層を裏切ったのです。

2015年までロックフェラー≒米国は異様な親中でした。全ての辻褄は合うはずです。計画は見事に破たんし、彼らは今その尻拭いをしているのです。

そう、ですから、きっと、アメリカ、資本主義、ロスチャイルドの時代が終わろうとしているのです。失敗のつけは余りに大きく、今から取り戻すことは、もはや不能です。なに、心配するなかれ、中国共産党だってアメリカ相手に完勝できるはずないでしょう? それに彼らの存在価値も、結局はアメリカへの対抗措置でしかないのではないでしょうか? 「アメリカに対抗するためには、多少の強権も致し方なし」中国の民衆は、そう許しているように私には思えるのです。

だって、中国のあれだけの民衆が本気になったら、政権を倒せないはずないじゃないですか。

アメリカ亡き後、中国共産党にも存在理由はないということです。

じゃあ、最終的に誰が世界覇権戦争の勝者になるのでしょうか? プーチン? インド? それとも、それはもしかすると、「私たち」かもしれませんよ。安心してください。「私たち」とは日本という意味ではありません。

偏執狂者たちの邪悪な計画を私たちに知らせようとして死んでいったジョン・レノンとアーロン・ルッソこそは真の英雄です。 その意志を引き継ぐ義務が私たちにはあるでしょう。未来を作るのはその私たちだ、そのくらいの気概を持って生きる意味が向こう30年先に見えているかもしれません。