米露首脳会談は、これ見よがしな展開に終わったようですが・・

ロシアのプーチン大統領は、中国の習近平国家主席、インドのモディ首相と引き続き緊密な連携を続け、3首脳は8月末には中国・天津市で直接顔を合わせる。トランプ関税は結果的に、中国、インド、ロシアの関係強化を促した可能性すらある。

トランプの大失態!プーチンに手玉を取られ、二次関税も裏目に…中国・インドはますますロシアと結束へ wedge ONLINE

結果、会談は、大成功だったと言うことでしょう。

「仕組まれた」敗北

シャオミ・ジャパンは、ライフスタイル関連の新製品として「Xiaomi 電動シェーバー S101」、「Xiaomi スマート温湿度計 Pro」、「Xiaomi ズームセルフィースティック三脚」、「Xiaomi セルフィースティック三脚 Mini」を8月19日より発売する。価格は順に2,380円、2,980円、3,940円、2,380円。Xiaomi公式 楽天市場店やAmazon、直営店舗(イオンモール浦和美園店・川口店)などで販売する。

シャオミ、2380円の電動シェーバーやE Inkの温湿度計 IMPRESS WATCH

最近、”中国製”の良品が目立つようになってきましたね。まあ、当たり前と言えば当たり前ですよ。ずっと前から、私たちの周りのほとんどの製品が”中国製”だったのですから。

少し変わったのは、それらの”中国製”には、これまでは、欧米や国内メーカーの”ラベル”が貼ってあることが多かったのですが、その化けの皮?がはがされつつある、ということですね。

トランプ氏は記者団に対し「われわれには中間業者と呼ばれるものがある」と指摘。「あなた方は中間業者を知っているだろう?  製薬会社より多くの利益を上げているひどい中間業者だ。彼らは中間業者であること以外、何もしていない」とした上で、「われわれは中間業者をノックアウトするつもりだ」と述べた。

トランプ氏、製薬業界「中間業者」たたきつぶす-CVSやシグナ株安 ブルームバーグ

これは、製薬会社に限定される話とは思えません。考えてみれば、最大手の「中間業者」とは、西側そのものではないですか。

「われわれは、西側をノックアウトするつもりだ」

とトランプが言っている、というのが飛躍し過ぎとは思いませんけどねえ・・。

最低賃金の引き上げはいいことか?

つい最近、日本でも最低賃金の大幅な引き上げが行われましたね。これはどう見たら、いいのでしょうか。その部分だけ抜き出して見れば、これはもちろん、いいことでしょう。ただ、全体の構図の中で見ると、よくないことが分かります。

そもそも、なぜ”中国製”が、これほどまでに世界的に席巻しているのかと言えば、人件費が安いからですよね。ですから、最低賃金が上がれば、国際的な競争力を失っていくのは、自明の理です。

西側は、もう一つ大きな構造的問題を抱えています。

ウォルマートではまだ、関税が価格に反映され始めたばかりで、今後在庫を補充するにつれ、影響は年末にかけて鮮明になる見通しだ。現時点での影響は限定的で、四半期での価格上昇率は米国で1%にとどまっている。同社では一部商品の価格を引き上げつつ、その他の商品ではコスト高を会社で吸収していると、レイニーCFOは話す

  「関税によるコスト高について、当社では消費者への影響を最小限に抑えるべく最善を尽くしている」と同氏は述べた。

小売りの巨人ウォルマートに異変、利益3年ぶり予想割れ-株下落 ブルームバーグ

コスト高を企業側で吸収しようとするウォールマートの姿勢は、賞賛に値すると言っていいでしょう。昨今の経済の最大の問題は、格差の拡大なので、

「賃金を引き上げて、そのコストを企業が吸収し、結果として株価が下がる」

という流れは、自浄作用として正しいはずです。資本家が損をして、労働者が得をする構図ですからね。ただ、その”正しい姿勢”をいつまで続けられるのか?甚だ疑問です。

では、なぜ、米国企業は株主還元に積極的なのでしょうか。あるいは、なぜ、日本企業は少なくともこれまでは株主還元に積極的ではなかったのでしょうか。

さまざまな理由があるでしょう。たとえば、(うがった見方も含めると・・)、

  • 米国企業の最高経営責任者(CEO)たちの報酬は、株価と連動しており、自らの報酬のために自社株買いなどの株主還元に積極的である。あるいは、目標とする利益を出せないときに自社株買いを使う。もしくは、持ち株を高値で売却したいがために自社株買いを使う。ほかにも、米国のなかで利益の規模とシェアが大きい巨大テクノロジー企業は、自社の工場を持たず、巨額の設備投資が不要でフリー・キャッシュフローが大きい。
  • 日本企業は、米国企業とは対照的に、役員の現金報酬の割合が大きい(→今後、変わるでしょう)。日本企業は、バブル崩壊後の「トラウマ」で、いざというときのために資本を厚めにしている。あるいは、無借金経営が望ましい姿と考えている。
【マーケットを語らず Vol.163】なぜ米国の企業は株主還元に積極的か、なぜ日本企業は積極的ではないか(なかったか)。 フェデリティ投信

昨年あたりから、東証の改革によって、日本の上場企業にも、米国を見習うように多大な圧力がかけられました。その結果、日本の企業も、欧米並みの「資本家」と「労働者」の板挟みの状態に置かれ、今後のいざという時に、にっちもさっちもいかなくなる、状況に置かれてしまったわけです。

平たく言えば、必敗の西側に入れられてしまったわけですね。

本当のインフレ対策?

悪い経済状態の改善の余地が待ってく見えない「世界」の中で、どう生きるべきか? 非常に難しい問題ですが、今回の記事ではインフレにどう対応するかの、全く逆方向の二つの方法をご紹介したいと思います。

インフレ対策の王道は、今更ですが、資産運用です。

日銀がどういう政策判断をしようが、現実問題として我々は物価上昇を日々実感している。こうした中、「賃金が上がるかどうか」という外部要因に頼るのではなく、インフレ対策として資産運用せざるを得ない。

 実際、2%の物価上昇が10年続けば、1000万円のタンス預金があっても、その価値は820万円に減少してしまう。

 インフレ対策としては、原則「株、不動産、金」が従来のセオリーだ(今後は暗号資産やNFTアートなども選択肢に入ってくるとは思うが)。

富裕層はなぜ日本株を買い続けるのか?株価上昇だけでない「あと2つの理由」 ダイヤモンドオンライン

ただ、これまでに書いて来た通り、この方法は、当ブログ的には全くお勧めできません。その理由は、十分書いたので、もういいでしょう。

さて、当ブログがお勧めする、もう一つのインフレ対策は、こちら。

収入を1万円増やすのは大変だ。かたや支出を1万円減らすのは簡単である。どうでもいい飲み会には行かない。ほとんど利用していないサブスクは解約する。それだけで月1万円は余裕で節約できるだろう。僕のひと月あたりの食費、娯楽費、雑費の総額は6万円くらいだ。それで十分楽しく暮らしている。

 収入を1万円増やしても、支出を1万円減らしても、財布のなかの金額は変わらない。であれば、支出を減らすほうが得策だ。

 インフレやデフレに振り回されて嘆いたところではじまらない。それより手元の1万円にこだわろう。そうやってこつこつお金を貯めていくのだ。それがいちばん正しい生存戦略である。

ひろゆきが教える「お金の不安から解放される」考え方。収入を増やすよりも大事なのは 日刊SPA!

ひろゆき氏の見解に、賛同することはあまりないのですが、これは完全同意でしたね。まさにそれ。そして、これから先は、東側が安くてよい物を提供してくれるでしょうから、「悪い東側」というラベルに慣れておく、というのも十分なインフレ対策になると思いますよ。

お金をかけずに楽しめる人生こそ最高だ。それにまさる豊かさはない。

う~ん。これは、最近特に強くそう思いますね。

おいしく食す”野草” 河川敷で手軽に採取 特徴や食べ方など紹介 ギシギシはロールキャベツ風に

FBCNEWS

これぞ、最高のインフレ対策!

彼の行う「フリーエコノミー(無銭経済)運動」は、スーパーマーケットで包装された食べ物を「買う」ことが中心の現代の私たちの暮らしに疑問を問いかける。彼はお金を使わなくなってから、健康になったことを実感しているそうだ。「食」がお金や加工品などを通さず、土からダイレクトに彼の胃袋へと届いているからだ。

お金を使わないことで自然と繋がれる

“ほとんどの人はお金を払わなきゃできないことがたくさんあるって信じている。そして僕に聞くのさ。「もしお金を使わないのなら、どうやって家を建てるんだ?どうやってテーブルや椅子を作るんだ?どうやって洋服を縫うんだ?」そういう時は僕はこう答えるよ。“鳥が巣を作るのと同じようにするんだよ”“ほとんどの人はお金を払わなきゃできないことがたくさんあるって信じている。そして僕に聞くのさ。「もしお金を使わないのなら、どうやって家を建てるんだ?どうやってテーブルや椅子を作るんだ?どうやって洋服を縫うんだ?」そういう時は僕はこう答えるよ。“鳥が巣を作るのと同じようにするんだよ”

お金を一切使わない男に学ぶ、新しい社会の作り方 NEUT

なに? そんなみじめな生き方はしたくないって? それはもちろん、それぞれの「資質」次第です。そう感じたあなたは、元々「野人」は向いていないのです。

そうです。

これから、人類は二種類に分岐していくのです。お金と繋がる人と、自然と繋がる人に。「カブ」という空想を好むか? 「ヨモギ」という現実を好むか? それが、人類の分岐点です。

軍事作戦「Beauty and the Beast」ここにあり。