久々にエンターテインメント系です。
※ネタバレあります。
テーマ 無償の愛は存在する?
この小説はとても面白いのですが、いろいろ見ていると「切ない」と言う感想が多いようです。何が切ないかと言うと題名にもなっている『容疑者Xの献身』。
言い換えるとXの無償の愛です。この小説のテーマとも言える、この「無償の愛」ですが、実際、本当にあるんでしょうか? これが本当にあるかどうかはこの小説の評価に直結する気がします。現実的に存在しなければただの夢物語で終わってしまいますからね。この観点で今回は考えてみたいと思います。