2020年のアメリカ大統領選に向けた世界の権力者同志の争いが激化しています。そのし烈さは2016年を遥かに上回り、まさに最終戦争といった様相、衝撃的な事件の形で私たちの目の前に広がっています。

米中戦争、EU離脱問題、コロナ騒動、アメリカから世界に広がる破壊的なデモ、これらはすべて、その戦いのさ中で起きていることと考えて間違いはないでしょう。

その上、ここ最近露骨になってきたのが、暴露合戦です。彼らの抗争による流血は、醜悪なスキャンダルの形で私たちの目の前に飛び散り始めています。

トランプ VS スター

アメリカ芸能界のスターたちが、トランプ大統領の誕生を嫌がっていたのは有名な話ですが、その戦いは2020年に入ってなお続いています。そこに触れる前にまず知っておかなければならない重大な事実は、トランプを裏で支えているロビー勢力の存在です。マサチューセッツ工科大学名誉教授、ノームチョムスキー氏はそれを「保守的なグループ」と呼びました。

インタビュアー:メディアは、選挙結果の予測を大きく誤りましたね。

チョムスキー:必ずしもそうとは言えません。メディアは僅差でクリントンの勝利を予測していました。実際、一般投票はその結果通りだった。メディアや世論調査が予測できなかったのは、時代遅れの政治システムが、保守的なグループに想像以上の大きな権限を与えているということです 。

人類の未来―AI、経済、民主主義 (NHK出版新書 513)

私は補足的に「保守的なグループ」とは、AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)を頂点とする政治勢力のことであると書いてきました。

一方、ハリウッド右派は「理想を守るための映画同盟」の一員だったロナルド・レーガンが81年に米大統領にのぼり詰めた前後から少数派に。

米エンタメにはファンの政治観も大きく影響? トランプ大統領VSスターの真っ向勝負も AERAdot.

一方で芸能界には「保守的なグループ」はほとんど残っておらず、そのうちの大半はリベラル派だと言います。彼らにとってトランプ大統領が敵だと言うのは、非常に分かり安い話ということになるでしょう。ですからトランプ大統領は、最初から彼らが大嫌いです。

トランプ大統領は自分を批判したメリル・ストリープを「過大評価された」俳優とケチをつけ、スウィフトを「25%嫌いになった」と恨みがましくツイート。エンタメ界全体を敵とみなし、「(庶民の気持ちがわからない)ハリウッドのエリート連中」と攻撃する。

彼らの戦いをいったい庶民はどう見ているのでしょうか。

現在の米国の分裂を反映し、リベラルなエンタメ界への評価も分かれる。2018年の世論調査では一般市民の49%がハリウッドは一般の考え方とズレていると回答。

意外にもどうやらトランプの言葉通り、庶民は決してスターの味方をしている訳ではないようですね。スターのくせに支持されていない? これはいったいどういう訳でしょう? 実は芸能界と言うのは決して庶民の支持を源泉として成り立っているわけではなく、上からの力、お金の支配によって隆盛を誇っているのですね。

その勢力は民主党の上と同列のようです。だから、彼らが対立構造になるのは当然の話であり、それは国民の意識とはまったくかけ離れた、一部の権力者の覇権争いに過ぎなかったのです。

日本の芸能人たち

昨今のコロナ騒動を見て、この構図は日本でもまったく同じであることに私は気が付きました。米民主党勢力は、州知事とメディア、芸能人を駆使してコロナ騒動で庶民を恐怖に陥れ、それに対しトランプが抵抗する形になっています。

この形は日本でも全く一緒でしたでしょ?

私は、この騒動を見るまで、日本の芸能人は権力者と戦う存在だと信じている部分がありましたが、彼らには実にがっかりさせられました。戦った芸能人なんては一人もいませんでしたね。全員右に習えで「自粛しろ」「自粛しろ」と我々を脅したのです。今は顔も見たくないという気持ちになってしまいました。

そういうわけで、日本も芸能人たちは、米民主党勢力です。これを単なる陰謀論だと思われる方は、資本の構造を調べて見るといいと思います。必ず繋がりが見つかるはずですよ。

さて、ここまで来れば、題名に書いた意味がもう分かってきたのではないでしょうか。なぜ、イスラエル・ロビーが日本の芸能界をも壊そうとするのか、その合理的な理由が。

スキャンダルが次々と!

それと関係あるのか定かではないですが、つい先日にも大きなスキャンダルが芸能界を騒がせましたね。そうそう、アンジャッシュの渡部さんのあれです。

出回っている話が事実であると言う前提ですが、冷静に考えると、見た目の派手さの割には、決して大した話ではないように思います。道義的にもこれと言った強い非は見当たりません。それよりは話の奇妙さの方が目立ちます。

かくして、実直な配偶子が卵子となり、搾取的な配偶子が精子となった次第である。こうみてくると、雄というのはかなり値打ちの低いやからに思われてこよう。

(中略)

別の角度からこれを表現すると、種にとって雄はいっそう「消耗品的」な存在であり、雌はいっそう「貴重な」存在だということだ。

『利己的な遺伝子』 リチャード・ドーキンス

と言うのも、渡部さんは「いいもの」が、タダ同然で叩き売りされていたから買ったと言うような話に過ぎないと思うのです。つまり、単にそんな値段で売る方がおかしいのでは?と言う話なのです。

格安で売られていたなら、男なら誰でも買うんじゃないですかね? だって、それは”いっそう「貴重な」存在”なのですから。

いい悪いで言うと、当然既婚者の行動としては悪いのでしょう。しかし、渡部さんは相手に労力、コストをほとんどかけていないのですから、その点では妻の佐々木さんに対しても、そんなに悪くはないように思えます。渡部さんの労力(稼ぎ)の全てを受け取る権利をもつ彼女には、

「相手の女性にも、もう少しくらい気を使ってあげたら?」

と言うくらいの余裕があるのではないでしょうか。

そう言った意味では、高級ホテルよりも多目的トレイの方が、奥さんに対する浮気の道義的な罪は軽い訳です。

まあ、何が言いたいかと言うとですね。相手の女性たちは、自分たちの「貴重さ」を自ら進んで渡部さんにタダ同然で提供した後、その情報を週刊誌に売りつけたということです。

これがどれほど奇妙なことかと言うと、これは工作活動だと考えるしか、その動機を見出せないというほどです。こいつらは、私に言わせると女性の価値を貶める、売女奴ですね。

もし本当にそうだったとしても、「そんなうまい話があるはずない、まんまと騙された方が悪い」と言うことになるのでしょうが、渡部氏が失職に追いやられたことから考えると、雑誌を売るためにしては、少々やり過ぎではないでしょうか。

私は、芸能人に対する見せしめ、脅しの意図があるのではないかと勘ぐっています。彼らはみんな、こんなことをやっているんでしょうから。

さて、話がそれましたが、芸能界には立て続けにこんなスキャンダルが出ています。

テレビ業界に大きな影響力を持つ、最大手の芸能プロダクション「株式会社ワタナベエンターテインメント」。その常務取締役の要職に就く大澤剛氏(47)が、自身がプロデュースした若手男性アイドルに対し、約1年間にわたって、卑劣極まりないわいせつ行為や肉体関係を含むセクシャルハラスメントに及んでいたことが「文春オンライン」特集班の取材でわかった。

芸能プロ最大手「ワタナベエンタ常務」が所属アイドルと“わいせつセクハラ”1年 文春ONLINE

吉本興行の闇営業問題の時もそうだったのですが、業界を支配する力を持つはずのプロダクションの致命的なスキャンダルが、なぜこうも簡単に暴露されるようになってきたのでしょうか。その訳は暴露する側の力の方が強いからと考えるしかありません。その正体は、外国の諜報機関でしょう。

どのように議会に影響を及ぼしているのか? ——「議会のメンバーは圧力をかけない限り、何もしない。唯一の方法はカネさ」。大学キャンパスにおいて、パレスチナ人の権利を擁護する活動家たちとどう戦っているのか? ——「反イスラエルの奴らに対する最も効果的な方法は、色々と奴らについて調べて、その情報を匿名のウェブサイトに載せて、フェイスブックのターゲット広告を使って拡散することだ」。クラインフェルドの話し相手たちは、友人に対して秘密を打ち明けていると信じているだけにいっそう無邪気になり、イスラエル戦略問題省の支援を受けてアメリカ市民のスパイ作戦に携わっていることを認める。

禁じられたドキュメンタリー アメリカの親イスラエルロビー

いつも読んでくださる方からの情報提供もあり、吉本興業の件は、カジノ利権に絡んだ、ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソンの関与の可能性が濃厚との結論に至りました。アデルソンは、シオニストの大物です。

彼らの標的は芸能界のみならず、旧態のメディア全体に及ぶと考えていいでしょう。トランプ氏は既存のメディアから批判的に扱われることがとても多いですね。

ちなみにNHKも米民主党勢力の支配下にあると考えられます。元米大統領首席補佐官のバノン氏は、NHKのインタビューで「おまえらはいつもそうだ」とぶち切れていました。

NHKをぶっ壊す党は、そういう意図で、そういう支援を得て出てきていると思われます。こちらはその証拠とも言える事象。

参院議院運営委員会が31日の理事会で、各常任委員会の割り当てを決定。注目は「国会の花形」と呼ばれる予算委員会の最後の1枠だ。NHKから国民を守る党の立花孝志党首と渡辺喜美元行革相が結成した会派「みんなの党」が、くじで引き当てた。

いずれも2人の少数4会派が最後の1枠を争う中、恐るべき悪運の強さ。立花党首は「100点満点だ。予算委は不祥事やNHK問題も質問できる」とご満悦だが、NHKは戦々恐々だろう。

国会中継で「ぶっ壊す」 N国・立花党首が予算委1枠ゲット 日刊ゲンダイ DIGITAL

実際のところ、彼は悪運が強い訳ではないと思いますよ。

最近問題となっているNHKの黒人の動画も、「わざと」でしょう。これは彼らがよく使う手の「劇場型失策」ですね。バナナの皮を踏んで滑って転んだやつがいたら、意図的だなと思わなければいけないのです。

血みどろの暴露合戦

一方で、最強のはずの「イスラエル・ロビー」も今回は、安泰とはいかないようです。

2000年以後に生まれた若者や学生たちの間では、その大半がイスラエル人よりもパレスチナ人のほうを支持するまでになっています」。

禁じられたドキュメンタリー アメリカの親イスラエルロビー

まず彼らは、その嘘と凶悪性を見透かされ、庶民、特に若者からの支持を失い始めています。

もう一つ別の要素が親イスラエルロビーを不安にさせている。これまでイスラエルへの支持は、民主党員と共和党員の間の溝を超えてきた。バラク・オバマ氏もそうだ。ネタニヤフ氏との関係が極めて悪かったにもかかわらず、彼は任期が終わる数カ月前に、10年間で380億ドル(330億ユーロ)ものイスラエルへの無条件支援を可決させたのだ。しかし政治情勢は変化し、ロビー団体がトランプ氏を全面的に支持したことによって彼らの支持基盤は狭まり、ついには徐々に共和党と福音主義右派に集中していった。

The Tower Magazineの元編集長で“The Israel Project”の有力メンバーのデイヴィッド・ヘイゾニー氏がそのことをドキュメンタリーの中で認めている。「イスラエルのボイコットは当面問題ではありません。最も大きな問題は、民主党、バーニー・サンダーズの支持者、彼らが民主党内に呼び込んでいるあのすべての反イスラエル主義者たちです。“親イスラエル”はもう両党のコンセンサスではなくなるでしょう。

更には、その強すぎる権高から内部対立が激化、分裂して彼ら自身が自虐的に弱体化していっているからです。

米国は、英アンドルー王子について、未成年者への性的虐待や売春あっせんの罪で起訴され、勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告の事件について聴取するため、英国王室を迂回して英政府に引き渡しを要請した。英ザ・サン紙が報じた。

外交スキャンダルの危機:米国がアンドルー王子の引き渡し要請 米富豪の未成年性的虐待事件に関する聴取で SPUTNIK

ですから今までは考えられなかったような、彼ら自身にとっての致命的な醜聞が白日の下に晒されてきているのです。これからもっともっと驚くような暴露が、私たちの目の前に現れるでしょう。

ビートルズのジョン・レノンは、そんな彼らのことを「偏執狂者」と呼び、果敢に戦いを挑んだ末に死んでいきました。

お上に従順な日本人は、常識と言う概念で自分を守って現実を認めたがらず、このような連中を必死になって庇っています。

彼らの批判は、せいぜい中国共産党止まりです。

しかし実際は、その先にもっと恐ろしい事態が横たわっています。欧米の未成年性愛者でテロリストの偏執狂的犯罪者集団は、まぎれもなく、私たちの支配者なのです。

謎は全て解けた

長くなりましたが、最後に今の「文春」のバックは、「保守的なグループ」すなわち「イスラエル・ロビー」であることを示す証拠をお見せして終わりにしましょう。

本書の発行日は、2016年11月30日、トランプ当選後すぐのタイミングで出版されている。ヒラリー・クリントン候補の優位性が伝えられている状況で、トランプ氏の当選を見越し、本書の版権を買い取って翻訳させた上、絶妙なタイミングで出版させた文藝春秋には畏敬の念を抱く。ノンフィクション版の文春砲、ここにあり。

米中戦争は可能性70%以上、しかも米国劣勢と予想する理由 ダイヤモンド・オンライン

「本書」とは、ピーター・ナバロ大統領補佐官の『米中もし戦わば』です。つまり、彼らはトランプが勝つことを予め知っていたのです。