文学的未来表現

~”ホント”を望むブログ~ ver.11.3

日本人が知るべき国際政治の基本 ~米は「国際秩序の最大の破壊者」~

LINEで送る
Pocket

さて、先日こんな記事を見かけました。

中国の王毅外相は、アメリカを「現在の国際秩序の最大の破壊者だ」と名指しで非難しました。

TBS NEWS

私はこれをyahooニュースで見たのですが、コメント欄はこんな言葉で溢れていました。

「国際秩序の最大の破壊者は、誰が見ても中国共産党だ」

これは端的に間違いです。米国が国際秩序の最大の破壊者であることは、世界的には常識です。王毅氏は、もちろんそのことを知って発言しています。

世界平和の真の破壊者

国際的な世論調査の結果、「世界平和に最大の脅威をもたらしている国」として、アメリカがトップに選出された。

これは、国際的な市場調査や世論調査を行う「Win/Gallup International」が行った大規模な世論調査の結果として、2013年末に発表されたものだ。

(中略)

その結果、アメリカは「最大の脅威」として24%の票を集め、2位のパキスタンの8%に大きく差をつけて1位となった。その後の順位は、3位中国(6%)、4位アフガニスタン(5%)と続く。

世界平和に「最大の脅威」である国のランキング HUFFPOST

データとして少し古いですが、その後7年間でアメリカが評価を覆した兆候は見当たりません。むしろ、悪化しているのではないでしょうか。

しかしその中でも、日本の常識は、やはり世界とはかけ離れているようです。

日本での回答(PDF)で、「最大の脅威」として最も多く挙げられたのは中国(38%)、2位は北朝鮮(22%)、3位はアメリカ(7%)だった。中国での回答(PDF)は、1位アメリカ(49%)、2位日本(30%)、3位北朝鮮(6%)。

中国がダントツでNO.1。まあ、地理的に近い大国だからと言うのも当然あるのでしょうが、それ以上の理由としては、メディアプロパガンダの影響が強いことを如実に表しているでしょう。

とにかく日本人はこれに弱く、簡単に言いなりになってしまうのです。ネット空間を含めて、世論として独自の意見を持てることは、ほとんどありません。ちなみに私の1位は、イスラエルです。

米国と中国の脅威の本質

とは言え、私も特に2019年までは、中国の脅威を強調して書いて来た者の一人です。その主な理由は、米国の悪質さを見逃していたというよりは、現状が維持された方がいいと考えたからです。しかし、それは甘かったのです。

欧米支配は、現状を維持しません。

確かに現在、私たちは中国に比べて、いくばくかの自由を保障されています。しかし、米国が将来においてもその自由を保障する確率は非常に低い、というかゼロであることが、2020年以降の彼らの行動により明らかになりました。

そして、それ以上にまずいのがこちらです。

在日米軍基地問題といえば、「米軍普天間基地返還」を掲げた名護市辺野古への新基地建設が大々的に報じられてきた。だが人々の関心を辺野古に釘付けにしながら、岩国基地を中心にした日本全土を攻撃基地に変える計画が急ピッチで動いている。

岩国基地にF-35を16機追加配備 嘉手納上回る極東最大基地に変貌 蠢く全土の沖縄化 長周新聞

米国は私たちへ中国の脅威を焚きつけながら、日本を彼らとの戦争へ導く気満々なのです。

こうして米軍再編計画の個別パーツを一つずつ埋めていくと、日本列島全体が、先制攻撃を想定した巨大な戦闘艦のような様相を呈している現実が浮き彫りになっている。「沖縄の負担軽減」「基地の整理縮小」を掲げた「米軍再編計画」とは一体何だったのか、何を目指しているのか、この現実を直視することが、今後の日本の将来を考えるうえで避けて通れない問題になっている。

このことがいったいどのようなことか、大人なら分かるでしょう。

つまり、これこそが米国と中国の脅威の本質なのです。あなたは、どちらがより怖いと感じるでしょうか?

強権の理由

イランは中国と協定し、米国からの経済制裁を無効化し、中国製の国民監視システムを導入してスパイによる政権転覆も無効化していく。これを見て、米国から脅されてきた世界の諸国の多くが、自国も同様に中国と組むことで米国の脅しを乗り越えたいと考えているはずだ。中東や中央アジア、アフリカ、東欧、中南米などの多くの諸国の指導者が、自分と自国を強化し、米国を恐れなくてすむようにするために、イランのように中国と関係を強化したい。

田中宇の国際ニュース解説

当然ですが、このような米国と中国の脅威を知り尽くしていた安倍晋三首相は、世界各国と同じように中国に近づいて、米国からの「捨て駒になれ」という脅しから逃れようとしました。そして結果、「解任」されました。

イランは中国と協定し、米国からの経済制裁を無効化し、中国製の国民監視システムを導入してスパイによる政権転覆も無効化していく。

こうしてみてみると、ロシアや中国が強権的な政権を築いているのも、米国の脅威に対抗するためであると言う感じがしてきます。つまり、彼らは好き好んでそうしている訳ではないかもしれない、ということです。

実際に、米国は従わない国の政権転覆を繰り返していますからね。日本もしょっちゅうやられています。この程度のことを知らない人たちが、「中国が世界で一番脅威なんだあ」と叫んでいるのであって、ほとんど現実に目を向けられていないのです。

まあ、とにかく米国は危険すぎる!てことです。私たちは、まず初めにそのことを知らなければなりません。というか、みんなどっかで気が付いてんでしょ? そのことを頭の片隅にではなく、頭の真ん中に持ってこなければならない時が来たってことなんです。

アメリカの著名な言語学者で哲学者のチョムスキー氏が、アメリカとイギリスは世界の悪質な勢力の中で、もっとも悪質だと強調しました。

(中略)

さらに、「アメリカのイラク戦争は宗派間の緊張と衝突を激化したが、これは過去においてはほとんど存在せず、この状況の結果、テロ組織や暴力的な組織が出現した。その最も重要な勢力が、ISISだ」と語りました。

チョムスキー氏は、中東におけるISISなどのテロ組織のもうひとつの発生原因は、中東におけるアメリカの重要な同盟国のひとつで、過去と現在に過激派組織を支援し、過激なイデオロギーを広めているサウジアラビアだとしました。

また、「地域におけるほかのテロ組織に注目すべきであり、これらはさほどISISと違いはない。そのひとつはヌスラ戦線で、残念ながらこの組織は、アメリカの同盟国であるトルコ、サウジアラビア、カタールの支援を受けている」と述べました。

チョムスキー氏、「アメリカとイギリスは世界最悪の勢力」 ParsToday

中国の悪さを考えるのは、その後でいいのです。

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

前へ

世界一マスクを愛する日本人が失くした大事なもの

次へ

菅CIA政権、誕生の衝撃

  1. 名無し

    いつも勉強させていただいています。
    原爆人体実験など最大の被害国なのにもう忘れてるのですかね。「鬼畜米英」→「ギブミーチョコ」→「アメリカかっけー」「ハリウッドサイコー」とまあ手懐けられやすい人たちですね(苦笑)

    アメリカのお決まりの開戦パターンは…
    自ら(自作自演で?)被害者ヅラして、正義感振りかざして「〇△を忘れるな」と煽って戦争突入→長期化というのがお決まりですね。
    前科があまりにも多すぎて、今回だけは違うと言われても(笑)

    1835年 アラモ砦の戦い(アメリカ・メキシコ戦争)

    1898年 メーン号爆破事件(アメリカ・スペイン戦争)

    1915年 ルシタニア号事件(第一次世界大戦)

    1941年 真珠湾攻撃(第二次世界大戦)

    1964年 トンキン湾事件(ベトナム戦争)

    1990年 ナイラ証言(湾岸戦争)

    2001年 有名なので省略します(笑)

    2003年 国連のパウエル報告(イラク戦争)

    2013年 シリアの化学兵器使用(米軍のシリア攻撃宣言)

    いまここ→2020年 ウイルス武漢説 ウイルスとの戦い (米中戦争??ただしやるとしても米も中も朝鮮戦争やベトナムのように自国領土外でしょう)

    • @bungakumirai

      名無しさん
      コメントありがとうございます!

      本当、上げて頂いた数限りない歴史上の前科があるのに、なんでそれを見ようとしないのでしょうかね。
      本当に仰る通りとしか言いようがありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

お名前とメールアドレスをご記入ください。

メールアドレスが公開されることはありません。

コメント投稿に関するお願いをご確認の上、送信ボタンを押してください。

CAPTCHA


Powered by WordPress & Theme by Anders Norén

       

© 2010 文学的未来表現