突如騒がれ始めたかと思いきや、あれよという間にロシアによる軍事侵攻まで発展した「ウクライナ危機」ですが、結局のところ、ロシアではなく、「ロンドン」の軍事作戦ではないでしょうか。

お前らの言い分は聞き飽きた

以前「ウクライナの問題には興味がありません」と書きましたね。とは言え、私はこの問題そのものではなく「西側の言い分」に、もはや興味がないのです。

「おまえらの言い分は、もう聞き飽きたわ」

というのが、私の言い分です。私は違う意見が聞きたいのです。ロシア語の新聞でも読み漁ればいいんでしょうけどね。そこまでする気なんて普通起きないじゃないですか。

しかし、今回西側のうちの「ある勢力」だけは、異なる意見を表明しているようです。

プーチンの味方

トランプ前米大統領は22日、保守系ラジオ番組に出演し、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認したロシアのプーチン大統領について、「天才だ」「愛国者だ」と称賛した。

プーチン氏は「天才」 トランプ氏が称賛 jiji.com

「ベルリンの壁崩壊以来30年間、私たちは大きな地政学的誤りを犯したと感じていました。私たちはロシア人にNATOを東に拡張しないことを絶対に約束しました。しかし私たちはそうしました」と@Nigel_Farageは言います。

ナイジェル・ファラージのツイッターより

プーチンは天才だ! プーチンさんは悪くない! 「ある勢力」とは諜報界のトップに君臨する我らが?チーム「ロンドン」ですね。

AfDのロシア贔屓は今にはじまったことではない。たとえば2019年、副党首アレクサンダー・ガウラントは2014年から続くクリミア危機・ウクライナ東部紛争についてロシアの立場を擁護しており、EUのロシア制裁には一貫して懐疑的な立場を取っている。また同じ年には、同党のマルクス・フロンマイアー議員について、ロシア寄り発言の見返りにロシア政府が選挙資金を提供する計画がロシア側の戦略文書にあったことがわかり、同議員は「アンダー・コントロール」状態にあるのではないかた、という疑惑が報じられもした。

ウクライナ危機でロシア寄りの立場を取り続けるドイツの右翼 NEWSWEEK 日本版

AfD、ドイツのための選択肢はロシアではなく、「ロンドン」の関与が疑われる政党です。啓蒙医師団のハイコ・シェーニング氏はAfDの資金源はCIAだといっていました。まあ、そういう情報がなくても、彼らがやっていることを見ていれば、分かることでもあります。

親ロシア作戦

2017年以降、「ロンドン」は顕著に親ロシア政策を遂行してきました。

2016年2月3日、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官は、ロシアのプーチン大統領の招聘を受けてロシアを訪問した。ロシアのメディア「スプートニク」が、ロシア大統領府ペスコフ報道官の発表として明らかにした。それによればプーチンは、「こうした機会を利用して、現在の国際政治問題や今後の情勢の展開に関して話し合うことは、非常に重要だ」と言ったとのこと。

帰国後の5月18日、キッシンジャーはトランプに声をかけ、自宅に招いた。

トランプ大統領長男とロシアの陰にキッシンジャー氏 NEWSWEEK日本版

当時「ロンドン」下にあったイスラエルも歩調を合わせていました。

ネタニヤフ氏は昨年来、約20回も電話や直接会談を繰り返し、プーチン氏と関係構築に努めてきた。

したたかなイスラエル、露に急接近 三井美奈 産経新聞

明らかに、これは軍事作戦なのです。そして、現状の「ロンドン派」のタレントたちの台詞を聞いていれば、現在のウクライナ危機が、その一環であることがわかるはずです。

目的

彼らの目的はいつも複数であるため、焦点を一つに絞るのは難しいかもしれませんが、いまのところ明確に感じられるのは、EU潰しの側面です。ファラージの「西側の方が悪い」の言葉にそれが表明されています。

しかしトランプ元大統領はそれを面白く思わず、親露に傾いていたメルケル元首相とは犬猿の仲であったことは有名だ。なんとかドイツにノルドストリーム2を思いとどまらせたいのは、バイデンも同じなのである。

 そのためには、どうするか?

 「ロシアはウクライナに侵攻しようとしているので、ロシアに制裁を加えなければならない」と欧州諸国に呼び掛けるのは、恰好の題材だろう。

なぜアメリカは「ロシアがウクライナを侵攻してくれないと困る」のか YAHOOニュース!

そして、この男の言葉を聞いていると、この事件はアフガニスタンの撤退にそっくりだと私は思うのです。

「まあ、私は間違っていた。プーチンは私が思っていたよりもはるかに進んでいた。2014年に頭角を現したEUとNATOの拡大の結果だ。ロシアの熊を棒で突くのは意味がなかった。欧州にとって暗い日だ」とした。  さらには別の投稿で「ここの多くの人々は、ドナルド・トランプが大統領だった場合、これは単に起こらないことだろうと感じている」との持論も展開した。

「トランプが大統領だったら起きなかった」 英独立党ファラージ元党首、ロシアのウクライナ侵攻で持論 中スポ

一夜にしてアメリカ帝国を崩壊させたあの事件に。彼らはあの時、こう言ってませんでしか?

「米国にとって暗い日だ」「トランプだったら、こんなことは起こらなかった」

つまり、これらはイギリスによる、米(イスラエル)欧崩壊作戦であり、今回、ロシアはそれに乗っかったに過ぎないのではないでしょうか。