いったい世界で今、何が起きているのか? 「真実」にたどり着いた、その確信に興奮を覚えた方も多かったのではないかと思います。しかし、残念ながらそれは幻想です。実際はそれよりも騙された可能性の方が頗る高いのです。

でも、安心してください。騙されたのは、私たちだけではありませんから。

誤算ととまどい

パリ 屋内でのマスク義務解除 ワクチンパス撤廃も検討

FNNプライムオンライン

「真実」を知った人たちは、盛大に梯子を外されています。それが意味するところは、残酷にも「あなたの知ったのは、真実ではなくデマ」だったという現実です。それを知らしめたのは陰謀論者たちではなく、諜報機関です。

しかし、私たちは見事に抵抗出来たのではないでしょうか。うちはこの展開を前もって伝えた世界で唯一のブログとさえ言えるでしょうし、読者の方は何の権威の裏付けのない中で、中身だけで当ブログの価値を選んでいたのですから、奇跡です。

そんな中、人気個人ブログのindeepさんが、現状を分かり安く伝えていました。

こういう状況を見ていると、

「なぜ今の時点で、世界中でワクチンパスの廃止と規制解除に動き出している?」

ということは改めて奇妙です。

何が起きているのか : 欧州委員会の2018年の勧告通りに進んでいたワクチンパスポート計画が「実施予定当年」である今年に次々と撤廃されている背後にある「不気味」 「indeep」

これらのことは裏読みをしてきた、陰謀を疑ってきた全ての人にとって戸惑いのはずなのです。indeepさんは素直にそれを認めていますが、ほとんどの発信者はその劇的な変化をスルーしているようです。はっきり言って、そういう態度はよくないですね(笑)。

「欧州委員会は、2022年までにヨーロッパでワクチン接種証明書の義務を実施する予定だった」

ということがあり、そして、何よりも、

「 2021年の実験時点で、ヨーロッパでそれはほぼ成功していた」

のです。

どうしてここでやめる?

仮説と現実が乖離しているのですから、それは推測が間違っていたことのはっきりとした証明なのです。本来であれば、ここで自分たちの間違いに気づかなかければなりません。

世界経済フォーラムは、敗北するかもしれない」という思いもやや出てきています。

 In Deep 2022年2月21日ヨーロッパの当局者たちの態度の転換と、あるいは世界経済フォーラムのメンバーたちの動揺を見ていても、現在何が起きているかはわからなくとも「彼らの活動は、以前ほど順風満帆ではない」のかもしれません。

そうです。それが「真実」ではなく「現実」です。indeepさんは偉い!(上から目線)。それらの計画は潰されたのです。その兆候が示され始めたのは、2021年7月のイギリスのマット・ハンコック保険相の解任劇からです。

そして、2か月後の9月。

国連のトップバッターで、ボルソナロが反コロナコードを語ったことで、彼らの勝利が世界中に宣言されたのです。正直、昨年の6月の段階で気づくのは、相当難しいと思いますよ。しかし、国連での演説は実に象徴的であり十分に認められるチャンスで、少なくともここを読んでいれば気づけたはずです。

そして、未だに気づいていないとすれば「真実」に洗脳されてしまっていると言えるでしょう。

現在の世界というのは、私のような一般ピープルにはわからない、何というのか、裏というのか背後というのか、勢力同士というのか、いろいろなものがぶつかっているようには感じます。これまでの人類史になかったような現実での対立が起きている気がしてなりません。

素直に今を解釈するならば、こういうことになります。その争いは、決してヤラセなどではありません。これに関わるすべての者が騙されたのですよ。もちろん、世界経済フォーラムのメンバーもです。

恐らく近いうちにに、ワクチンの毒に関する情報が大きく出てくるでしょう。そのためにワクチンは打たれた可能性が高いです。

「そんなはずじゃなった!」そう焦っているのは、陰謀論者だけではないはずです。

「隠れ多極戦略」の動機

世界のトップ支配層、その名も「ロンドン」は、いったいなんのためにこのような謀略を計画、実行に移したのでしょうか。

日本で唯一無二の国際政治解説者である田中宇氏が「隠れ多極主義者が覇権の自壊戦略を実行している」と独特の解釈をされていますが、私はずっとその説が理解出来ませんでした。なぜなら、動機が分からないからです。田中氏も肝心のその部分を語っていません。

動機のない行動というのは、あり得ません。隠れ多極戦略の動機とはいったい何なのでしょうか? ですが、私はその動機を最近見つけたような気がしています。彼らは西側から東側に権益を移す計画を立てたのだな、これが超謀略の全てのような気がします。

それで、全て説明が可能です。

ロシアは米欧から排除されても孤立しない。むしろロシアは、多極化に先鞭をつける重要な役割を果たしていく。ロシア(と中国)は近年、サウジ主導のOPECと組み、世界の石油ガスの利権を米国側から奪うためのOPEC+を形成している。OPECは米国の傀儡だったが、OPEC+は非米組織へと転向した。ロシアは孤立するどころか逆に、サウジやイランや中国などと組み、米欧が買う石油ガスの価格をつり上げてインフレを加速させ、ドル崩壊や米欧の経済窮乏、政権転覆・トランプ再登板などを引き起こしていく。

『田中宇の国際ニュース解説』

ウクライナ危機に対する”冷徹な分析”は、これであっているはずです。もっとも下らないのは道徳論で「おまえたちの甘さには反吐がでるぜ」という有名なセリフを思い出してしまいました。

ウクライナ問題は根の深い問題である。歴史をさかのぼればさかのぼるほど、一筋縄ではいかない問題であることが見えるはずだ。この問題を考える際に、まず考えねばならないのは、ロシアの主張は本当に不当なのかどうかである。思考停止は、最初から偏見を持つことにある。相手の立場に立って見ることも重要だ。さらにはウクライナの人々、ウクライナのロシア人、ポーランド人、そのほか普通の人々の立場に立って冷静に見ることも重要だ。

ロシアとウクライナが「こじれた」複雑すぎる経緯 歴史で紐解く「ウクライナは民族国家なのか」 東洋経済オンライン

ごく単純な話として、第三者ならまず双方の言い分を聞けよという話なのですが、もちろん聞いたところでどっちが正しいなんて分かるはずがありません。ですから、すべて偽善です。もちろん、偽善をやってもいいです。私も実生活ではやりまくってます。

たださ、それが偽善であるという自覚と恥くらい持っとけよと。それを持ったうえで、どんどんやったらいいんじゃないですかね。ウクライナ色のライトアップとか、超恥ずかし~。

なぜ?

ウクライナ危機は、隠れ多極戦略です。扇動したのは、明らかに「ロンドン」です。彼らはロシアに「我々は手出しをしませんよ」と約束したのでしょう。だから、ロシアは自分たちの正義のために、ウクライナに侵攻したのです。国家の維持のために、それが必要だと判断したからです。

西側のプロパガンダと制裁による経済ダメージよりも、正義のために動くが上だと判断したのです。勘違いしないでほしいのですが、ロシアが正義だと言っているのではないです。ロシアは、自分たちの正義のためにやったと言っているのです。

ロシアは、身を削って実利を奪いに行きました。欧州は何も出来ず、エネルギーの問題なども含めて、大損をこいています。

さて、この中で、ただ飯を食っている勢力が一つだけありますね。ロシア軍を自分達の戦力として、ただで利用する恐ろしいほどの狡猾な連中が。

その広報マンとして活躍するボルソナロは、中立を強調しています。トランプは、プーチンを天才だと持ち上げました。彼らは一切何もせずに、一切身を汚さずに、大きな目的を達成しようとしています。

それは西側の破壊です。この程度の戦争で、世界的にインフレが加速するというのもまったくあり得ない話です。それがただの口実です。

「超謀略

プーチンは、自分たちが利用されていることをもちろん分かっているはずです。しかし、それでも、正義が必要だったのですよ。彼は国を治めるために正義を取りに行ったのです。

ロシアの優勢状態は続き、プーチン大統領の思惑通りに、交渉が進む可能性が高いでしょう。

「むしろ米国にとって好都合」バイデン大統領がウクライナを助けない本当の理由 presidentonline

ロシアの意図は、ある程度達成される可能性が高いでしょう。しかし、今回の事件の最大の受益者ではありません。目的は、そもそも「利益」ではないともいえます。

ワクチンとウクライナ、「超謀略」の首謀者は誰か? その答えは、もはや誰の目にも明らかではないですか?