トランプの圧勝で幕切れとなりそうな「緊迫の1年(岸田前首相)」。正直、期待外れですね笑。私としては彼らの目的は、「勝利」ではなく「混乱」だと読んでいたので、またしても外れたと言うことになります。ただし、「極右が普通になる世界」は、確実にやってきました。

何かを変えてほしい?

日本では自民党が惨敗したようですが、何かが大きく変わったと言う気はせず、記事としては取り上げづらいほどに地味な展開です。とは言え、それが悪いこととは思えません。

「約半数の人は社会はこのままでいいと思っているのかな。いずれにしても新しい風が吹き始めてる。この混迷の社会を一刻も早く浮上させたい」

SUGIZO 2人に1人が投票行かない日本人に嘆き…「極めて残念、と言うか情けない」 スポニチ

最近、こんなことを言う人が増えたようですが、彼らはいったい、何をどう変えたいってんでしょうかね?

「約半数の人は、このままでいいと思っているのかな?」 ええ、そうですけど、なにか?・・「混迷の社会」ってそんなの日本にあります? ちょっと、何言ってるかわかんない。

混迷のアメリカ社会の真犯人

ただ、欧米には混迷する社会が出現しているように見えます。「極右が普通になる世界」の到来は、その証左と言ってもいいでしょう。

トランプが圧勝した原因については、この人が明快に語っています。

「民主党を支配しているのは富裕層や大企業、高給取りのコンサルタントたちだ」と主張し、「多くの米国人が感じている痛みや政治的な疎外感を理解できるだろうか」と疑問を呈した。

「労働者階級を見捨てた民主党」 サンダース氏が批判、党内に波紋 毎日新聞

現代社会の最大の問題は、格差の拡大です。ところで、これって誰が悪いんですかね? 民主党議員が悪いんですかね? 私はそうは思いません。なぜなら「富裕層や大企業、高給取りのコンサルタントたち」がいなければ、彼らは存続できないのですから。彼らの言うことを聞くのは、当たり前とも言えるでしょう。

では「富裕層や大企業、高給取りのコンサルタントたち」が悪いのか? いえ、そうでもないと思いますよ。なぜなら、彼らがいなければ、現代社会は、成り立たないのですから。となると、いったいこんなアメリカに誰がしたと言うのでしょう?

答えは誰か、ではなく「仕組み」です。現代社会はシステムが変なので、混迷しているのです。「仕組みを憎んで、人を憎まず」、これが、現代社会の問題に対する大人の態度でしょう。

ところが、日本人の多くは、この「仕組み」の有り様を正しいと信じ込んでいるように見えます。そんな人々には「変革の覚悟」など、あるはずもありません。ただ、私は変革した方がいいなんて思ってないので、それを批判している訳ではないですよ。

しかし、欧米では、それはもはや待ったなしの状況です。だから、破壊を公言するトランプが支持されるのでしょう。とにかく、彼らは既存のシステム壊してほしいのです。ここが、日本とアメリカの大きな違いと思います。

SUGIZO氏が言うように、日本はまだ半数以上の人がこのままでいいと考えています。この意味で、日本の潮流は世界に比べて遅れているのですが、これは悪いことではないのでないでしょうか。

「トランプ氏の勝利が意味するように、現行の形態での主流メディアは既に死んでいる。問題は今後メディアがどのような姿になるのかだ」と指摘する。

当然「死んでいる」というのは全くの誇張だが、このコメントは多くのメディア人が抱える本当の懸念を反映したものだ。トランプ氏の支持基盤の間で、大手メディア機関に対する信頼は激烈なまでに失われている。トランプ陣営のある側近はテキストメッセージで、メディアはもっと謙虚になるべきだと提言していた。

トランプ氏復活で浮かび上がる、メディアの信用にまつわる深刻な疑問 CNN

このメディアへの見方も、日本が遅れている点です。政治家に責任があるのであれば、その支配者である大手企業、メディアの責任も大きいのですが、日本人はもっと強い存在には従順なんでね・・。それはちょっと、とは思いますけどね。

カマラ・ハリス陣営にガガ、ビヨンセら「大金持ち」続々→敗北 安藤優子氏も「あれは逆効果でしたね」 テイラー・スウィフト影響絶大説も

デイリー

アメリカでは、もはや、芸能人は不平等の象徴として、忌み嫌われる存在になったようです。

人間の大人であるわれわれは、人間の子どもや霊長類の仲間たちと同じく、アンフェアな仕打ちには直観的に憤るように進化した心を持っている。今このとき、社会のいたるところで、そんな怒りがふつふつと沸き立っている。二〇一九年の時点で、アメリカでもっとも裕福な三人の億万長者が、この国の底辺から五十パーセントの人たちを合わせたよりも多くの富を持っていた。隣のケージの仲間がブドウのご褒美をもらう横でキュウリを与えられるオマキザルのように、社会のこんな不平等を目にして、われわれの多くは「これはアンフェアだ」と思う。

『遺伝と平等』 キャスリン・ペイジ・ハーデン

富裕層を尊敬する我々は、宗教によって、サルにも存在する不平等に対する怒りを抑え込まれているようです。ただ、消え去らない鬱憤は、ぶつけやすいところの政治家に向けられていると。

まさか、本気でビートたけしを総理大臣にすれば、自分の生活がよくなると考えている訳ではありますまい。だけども、だから日本人は駄目だとか、そんなことを主張したい訳ではありません。

日本人は、世界の潮流の中で今この位置、と言う事実を抑えておくのは、重要と考えているのです。

Facebookページにも書いたのですが、松本人志氏が敗北宣言を出しましたね。私は、その発生当初から「彼に勝ち目はありません」と断言してきました。これは、いつも書いている独特の推測からではなく、普通の考えとして書きました。

だけども、世間的にはそういう考えがコンセンサスだったようには到底見えませんでした。ですので、この点に関して、日本人の感覚は、ずれているのです。「陰謀論ブログ」に、感覚のずれを指摘される常識人様の御気分はいかが?

いや、別にずれていてもいいのです。ずれているから、間違っているとは限りませんし、ずれているのが悪いと言う考えがあるとすれば、むしろ危険ですらあるでしょう。ただ、それに気がつかないのは、恥ずかしいことであるだけです。

自分を標準だと思い込んでいる大人が、ちょっと多すぎるのでね。

欧米では「極右が普通」になっているのですから、日本人の感覚は標準でも正しくもないのです。どっちかと言うと、時代遅れになりつつあります。繰り返しになりますが、それが悪いとは言っていないし、私はそう思っていないのです。

なぜなら「変化」した方がいい、変化が素晴らしいなんて価値観は、私にはないので。必要ないなら、変化しなくていいと思います。進化が素晴らしいなんてのも、ただの宗教ではないですか?。自然界だって、生きるために仕方なく、嫌々?進化(変化)するんでしょう?

だけども、日本人がいくら変化に抵抗をしようとしても、残念ながら、世の中は変わっていってしまうのです。

メディアの失墜、芸能界の破壊、想像してきた世界が一歩一歩、確実に近づいてきましたね。

「世界変革の時」、その力はとてつもなく強いのです。さて、長くなりましたが、ここまでは前置きです。

「神」とはいったい誰か?

トランプ氏再選は「神の計画」 エルサレムのイスラエル人

jiji.com

「世界変革」を推し進める力の強大さについては、少なくとも当ブログ読者に置かれましては、もはや自明の理でしょう。

私目は、2017年のトランプ大統領の選出が、「何者かの計画」であることに気がつきました。そしてつい最近になり、その「何者か」が「神」であるという思いに至ったのです。

しかし、その「神」は、一般的に皆様がイメージするものとは、異なる存在です。

多くの宗教において、最高位のは「父性」を持ち、「」と呼称される。多神教の多くでは、最高神は神々および人類の「父」と考えられている。古代イスラエル宗教および現代ユダヤ教では、יהוה(ヤハウェ)は創造主、立法者、守護者であり、「父」と称される。キリスト教においても、同様の理由により神を「父」と呼ぶが、特にイエス・キリストと神との父子の関係からいう。一般的に、神性に対し当てはめた「父」の名称は、神に属している至高で強力な権威、父祖、守護者であることの源が神自身であることを示している。

「父なる神」 ウィキペディア

そう、「神」とは「父」。つまり、人類の祖先のことなのです。そして、我々が憎むべき奇妙なシステム、その名も「文明」を創ったのは、彼らです。

何のために「文明」はあるのか?

彼らはいったい、何のために文明を創り、ほぼ全ての人類に浸透させたのでしょうか。それは、おそらく”人類”の存続が危機に陥ったからです。

さて、外来種問題において「遺伝子汚染」というキーワードはしばしば登場します。これは外来種が移入された地域(水域)において、その影響を受けて在来種の遺伝子情報が変化させられてしまうことを言います。

(中略)

一般的に、同じ地域に生息する近縁の在来種同士は、容易に雑種を形成しないよう、生殖行為に至るまでの行動(配偶行動)が種ごとに異なっていたり、交接器の形状が大きく異なっていることが多いです。しかし全く別の場所で生育した外来種はそのようなことがないので、同じところに移入されると容易に交雑してしまいかねません。

そしてこのような外来種と在来種が交雑して生まれた個体は、しばしば繁殖力、分散能力、競争力といった形質において、両親いずれをも凌ぐことがあります。このような個体はその地域において「突然現れた最強の存在」となってしまい、当該在来種だけでなく、近縁種たちをもその地域から駆逐してしまうことがあるのです。

水族館で「放流された観賞魚」を展示 本当に怖い「遺伝子汚染」とは? TSURINEWS

人類における「突如現れた最強の存在」、ホモ・サピエンス。彼らが最強の座に躍り出た最大の理由は、腕力や知性ではなく・・

新たな研究は、ヒト族同士の交雑が以前考えられていたよりも一般的だった可能性を示唆している。というのも、これまでに塩基配列が決定されたヒト族はほんの一握りという状況で、今回交雑による第一世代の子が見つかったからだ。スロン氏は、この確率は「衝撃的」だと語っている。

 ただ、グリーン氏は、その原因はサンプリングの偏りのためではないかと指摘する。洞窟では骨が保存されやすいし、おそらく多様な集団が出くわすことも多かっただろう。「洞窟は更新世ユーラシアの婚活バーのような場所だったかもしれません」と氏は冗談っぽく続けた。(参考記事:「ネアンデルタール人は小集団で生活か」)

 研究が進み、ほかにも交雑の痕跡がわかっている。少女のデニソワ人の父親にも、ネアンデルタール人の祖先がいた形跡がある。また、2015年には、ルーマニアの洞窟から、わずか4~6世代前にネアンデルタール人の祖先がいた人の顎の骨が発見されている。(参考記事:「4代前にネアンデルタール人の親、初期人類で判明」)

 今回の発見は、ヒト族どうしが自由に交雑する古代世界の様子を垣間見せてくれると、ライク氏は言う。「こうした発見があるたびに、人類に対する見方が大きく変わります。ワクワクしますね」

少女の両親は、ネアンデルタール人とデニソワ人
ヒト族の交雑を裏付ける直接的な証拠が見つかり、ネイチャー誌で発表された NATONAL GEOGRAPHIC

もしかすると性的魅力、「ルッキズム」だったかもしれません。

フローレス原人がホモ・サピエンスと出会っていたことを示す直接的な証拠はリアンブア洞窟からは見つかっていない。だが、タッターソール氏はまだ彼らが出会っていたと信じ、この出会いが悲劇的な結果をもたらしたと考えている。

「長期にわたって問題なく生きてきた古いヒト属が、ホモ・サピエンスが現れた途端に絶滅するというパターンがあるのです。どういう理由かわかりませんが、ホモ・サピエンスは無敵なのです」とタッターソール氏は言う。

フローレス原人を絶滅させたのは現生人類だった? NATIONAL GEOGRAPHIC

ホモ・サピエンス、可愛すぎて、最強になった説、濃厚。

タイの首都バンコク、サファリワールドにいるオランウータンはとにかく若い女性が好きなんだという。

【もぎたて世界仰天ニュース】女たらしのオラウータン
(写真はフェイスブックから)
女性の胸を触って頬にキス…タイのオランウータンは女たらし? 日刊ゲンダイ

こいつ・・ぶっ殺すぞ・・

あ、失礼、少々冷静さを欠きました。まあ、とにかくですね、無敵のホモ・サピエンスの登場によって、”人類”が危機に陥ったことは間違いないようです。ですから”人類”の大先輩である「神」が、不届きな後輩であるホモ・サピエンスに激怒していたとしてもまったく、不思議はありません。

導かれし者たち

その時「神」は、どう考えるでしょうか。

我々ホモ・サピエンスの出現以前、地球には実に多様な「人類」がいた。教科書に載っているジャワ原人や北京原人だけではない。身長わずか110cmのフローレス原人、台湾の海底で見つかった澎湖人など、とくにアジアの「人類模様」は、目もくらむほどだった。しかし彼らはすべて滅び去り、いま人類は「我々」しかいない。なぜ我々は我々だけなのか?

『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』 ブルーバックス 2037

多様な人類が存在した時代に、時を戻そうと考えるのではないですか? そのためにはどうするか? そのためには、「最強の遺伝子」を排除しようとするのではないか?

遺伝子があなたをお金持ちにすると本当に言えるのか? (短い答えは、「言える」だ。)

『遺伝と平等』 キャスリン・ペイジ・ハーデン

ここで強調しておきたいのは、本書で紹介する行動遺伝学の知見が、現在ではヒトゲノムを解析する驚異的なテクノロジー「GWAS(ジーワス:ゲノムワイド関連解析)」によって裏づけられていることだ。もはや誰も、この事実(ファクト)から逃れることはできない。

知性、能力、性格――「遺伝の影」から誰も逃れられないという事実【運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」】 NHK出版

優秀な遺伝子を持つ人が、幸せを手にする世界。なんて、不公平なんだ! 俺は無能だから、諦めて奴隷となって一生を費やすしかないのか! 世の中、神も仏もない!

膨大な遺伝子が生み出す遺伝的多様性は、社会の中ではしばしば、さまざまな格差となって、人々に生涯にわたり苦しみを与えつづけている。では、どのような遺伝的条件に生まれても、許容しがたい格差や差別を経験することなく、正しく扱われ、正しく成長の機会を与えられ、正しく社会の中で生きることのできる居場所をもち、あるいはそうした機会や居場所を探求しつづけ ることのできる社会とは、どのような社会だろうか。

『能力はどのように遺伝するのか』 安藤寿康

「無能な遺伝子」には、居場所がないのが、文明社会です。

そして優秀な遺伝子をもつ者たちには、彼らのためにあるこの文明社会において、どのような明るい未来が待っていると言うのでしょうか?

かつて夢物語だった惑星間の人類拡散が、今、かなり現実味を帯びている。2020年代にどのような方法で火星をめざすのか、そして定住したあと、いかに居住可能な空間を増やし、最終的には惑星環境の改変(テラフォーミング)に至るのか、マスク氏はラフスケッチを示して、熱狂的な支持を得た。 世界の宇宙機関職員(つまり、お役人である)、お堅い大学の研究者、民間企業経営者など、宇宙分野の剛の者たちが揃った会議で、まるでロックスターのように受け入れられていた。

『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』 ブルーバックス 2037

イーロン・マスク氏、宇宙進出なければ人類は滅亡と警告 小惑星の衝突、太陽の膨張などを予見

よろず~

ずるい! ずるい! 優秀な遺伝子を持つ者だけが危険な地球を逃れて、宇宙で生き残ろうってのか? そんなの許されない! 自分も優秀者になりたい!

イーロン・マスクが「神の顔」に激似、米研究で判明

forbes JAPAN

彼らは、「神に導かれし者たち」だとでもいうのか!

そして2013年、遂にマーズワン計画の選考が始まりました。世界中からなんと20万人もの希望者が応募をします。2013年12月には1058人に絞られました。その中には日本人16人が含まれ、59歳の男性会社社長や30代の女性医学博士などが選考に残っていたそうです。そして2015年、最初の移住候補者を男女各50人の100人に絞ったと発表がありました。その中にはメキシコ在住の日本人女性シェフも含まれています。彼らはマーズ100と呼ばれており、テラフォーマーズのマーズランキングそのものですね。

火星への片道切符「マーズワン計画」あなたは火星へ行きたいですか? yahoo!ニュース

彼らの並外れた財産や権力がもたらしたのは、気候の変動、海面の上昇、大量の人口移動、世界的パンデミック、移民排斥、資源枯渇など、現実に今存在する危険から自分たちを隔離するという考えにとりつかれるという結果でした。彼らにとって、「テクノロジーの未来」とは、たった1つの意味しかありません。他の人間から逃れる、ということです。

なぜ大富豪たちは、宗教カルトや陰謀論者と同じように終末論的サバイバルに取りつかれているのか? ダイヤモンド・オンライン

あ、自分やっぱ、無能のままでいいっス! そして、どうも優秀な遺伝子を地球から追い出すのは、私たちの役目のようだね! 優秀者さん、さーせん! でも私、日本人は、欧米の極右や極左支持者たちよりは、優しいでしょ?

グレート・リセット

さて、「神の計画」の最終形態、「最強の遺伝子」が去った後の、遠い未来の地球の姿に思いをはせながら、この壮大な奇記事を終わりにしましょう。

この傾向が続けば、ホッキョクグマはグリズリーに吸収されて、完全にいなくなってしまうでしょう。

しかし長い目で見れば、ハイブリッド種の中に遺伝子が残ることで、いつか気候が安定した時に、ホッキョクグマが再びグリズリーから分岐するとも考えられます。

ホッキョクグマは将来的な復活のために、一種の避難先として、グリズリーとの融合を進めているのかもしれません。

野生でホッキョクグマとグリズリーの「ハイブリッド種」が増加中 ナゾロジー

失われた人類の固有種の復活多様性の回復。これこそが、神の計画、グレート・リセットの神髄だと私は見ます。

2009年に設立されたFCCは、存続が危ういこの地域の森林と野生生物を保護するため、地元の支持を集める活動をしている。各国の慈善家からは資金援助を、EUからは史上最大規模の環境助成金を受けていて、その目標は、カルパチア山脈の一部であるファガラシュ山脈に、20万ヘクタールに及ぶ国立公園を設立することだ。手つかずの自然がほとんど残っていないヨーロッパにとって、これは広大な国立公園をもてる絶好の機会なのだ。

 渓谷のある森林や2500メートル級の峰々がそびえるファガラシュ山脈は、人が住んでいない土地としては中央ヨーロッパで最大級の面積を誇り、驚くほど多様な環境がある。湿地帯を擁する針葉樹林、高山地帯の尾根や草原、オウシュウナナカマドやシダレカンバの森のほか、低地の斜面にはトウヒやヨーロッパモミ、ニレやセイヨウカジカエデ、ヨーロッパブナが生えている。

 一帯に見られる植物種は1500を超え、その多くは固有種だ。イヌワシやカベバシリ、フクロウなどの珍しい鳥も見られる。さらにイノシシやオオカミ、オオヤマネコに、もちろんヒグマもいる。

野生を取り戻すヨーロッパ NATIONAL GEOGRAPHIC

「地球を、取り戻す。我々の計画に同意せよ」

あなたは神を信じますか?