これはとっても、ワクワクしませんか?

古代人類の手による史上最古の木材構造物の証拠が発見されました。

ただし、その人類とは私たちホモ・サピエンス(現生人類)ではなかったようです。

史上最古の「木材構造物」を発見!研究者「この時代はまだ現生人類は誕生していません」 ナゾロジー

ほら、やっぱり、「カミ」は存在したんですよ。

文明を創造した者の正体

しかし最も気になる点は「誰がこの建築物を作ったのか」でしょう。

こんな高度な技術が使えるのはヒト以外ありえませんが、47万年前というと現生種のホモ・サピエンスも近縁のネアンデルタール人もまだ存在していません。

ホモ・サピエンスが登場するのは約20〜30万年前、ネアンデルタールは早くて40万年前です。

では、丸太を組み合わせたのは誰なのでしょうか?

カランボの滝の遺跡では残念ながら、ヒトの遺骨は発見されていません。

しかし有力候補として最も可能性が高いのは、約40〜60万年前に存在した「ホモ・ハイデルベルゲンシスです。

ホモ・ハイデルベルゲンシスは、ホモ・エレクトスの一種です。そう、やはり、やはり、彼らが「カミ」だったのです。

「彼らは知性や技術、想像力を駆使して、それ以前には見たことのないもの、存在すらしていなかったものを自分たちの手で作り出したのです」と話しました。

で、私はこう書きました。「ヒト」つまり、我々ホモ・サピエンスには、そんな能力はありそうになく、それは周りを見渡せばすぐに分かる、と。

ブループリント

でも、確かに私たちは文明を創ってきたじゃないか、と。それは、恐らくこう言うことなんですよ。

任天堂の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』というゲームの中に、「ブループリント」という技能が出てきます。これがまさにそれ。巻物に記載された「神の設計図」を入手すれば、新しい創造物が自動的に作成できるというものなのです。

そう、私たち「ヒト」は、この「ブループリント」を「カミ」から与えられたに過ぎないのではないか。

どんな技術が使われたのかは、謎に満ちたままです。それだけではありません。

クフ王のピラミッドは底辺の一辺が約230メートルの正方形ですが、正確な四角錐になっているだけでなく、驚くべきことに、4つの角は完全な直角で、しかもそれぞれの面は正確に東西南北の方位を向いているのだといいます。

とてつもない完成度です。

現代でも方位や角度を正確に得るのはなかなか難しいという中で、その計算方法はどこから来たのか、謎が謎を呼んでいます。

日進工具株式会社

その可能性は非常に高いと考えますが、「カミ」はなぜ、「ヒト」に文明を与えたのでしょうか。それを見つけるに最も有効な方法は、私たちの生きる現在に起きている事実から、抜き出すことです。私たちの社会に今起きていること、それは・・

仮に事実が明らかになったとしても、メディアはもはや解釈の独占権を持っていません。そうなると、自分のアイデンティティや政治的立場にもっとも都合のいい解釈をひとびとが選ぶようになり、予想されるのは、和解が実現できないばかりか分断がますます深まる事態です。

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「たった一つの物語」の喪失の後の、解釈の「多極化」です。

「世界はこうして地獄になる」というわけです。

いや、それも解釈次第でしょう。

量子論的AR社会

さて、話は少し飛びますが、ここ最近世間を騒がせているこちら。

自称広末涼子容疑者、“本物”はインスタで「桜の開花宣言」ド派手ドレス&デコルテ全開ショット

日刊スポーツ

その時に初出のニュースでは、自称広末涼子容疑者が逮捕された、と報じられました。最初にこのニュースを見たとき、「自分は広末涼子」だと言っている頭のおかしい人が捕まったのかと思いましたが、同じように思った人も多かったことでしょう。

その時点で確認が取れていなかったため、「自称」とされたとか訳の分からない理由がつけられていましたが、メディアニュースがもはや、本当かどうかすら分からないあやふやなものだ、ということを演出する意図があったのだろう、と私は解釈しました。

そして、同時にこうも思いました。そもそも、広末涼子などと言う人間は本当に存在しているのだろうか?・・と。

こんなことを言うと、真面目な人ほど「存在しているに決まっているではないか」と怒り出します。しかし、私は知りません。だって、自分の目で見たことがないのですから。そういう人が存在するという噂を聞いたことはありますし、テレビでは見たことがあります。でも、映像を見たからって、「存在を確認したことがある」って言えますかね?

まあ、実際のところ99.9%くらいは、確かに存在しているだろうと私も思いますが、だけども、それは推測です。

これが、何かって言うと、量子論の考え方なんですね。

ソーマトロープは目の錯覚による現象だが、量子重ね合わせは自然界に実際に存在する現象であるため、厳密な比喩とは言えない。しかし、複数の状態が共存し、観測によって1つの状態に定まるという点で、その概念を直感的に理解する助けとなるだろう。

世界量子デーのGoogleロゴは「量子重ね合わせ」理解を助けるGIF動画 ITMEDIAニュース

私は広末涼子を観測したことがないので、彼女の存在を確立でしか捉えることが出来ないのです。

ここで何を言いたいかと言いますと、観測できる「現実」とは、自分の五感で捉えられる範囲に限られ、私たちが現代社会において、現実だと認識している情報社会は「拡張現実」であり、つまり推測であり、空想に過ぎないということです。

そして、自分の五感で捉えた現実と、誰かの情報との間には、知覚としての明確な線引きが存在するということ。そのことをなぜか、「ヒト」はあまり理解していないようです。

そして今回、グリーン氏らはまたも興味深い研究結果を発表した。まともな記者なら誰でも、ニュースの発表前に事実の裏取りをするように、ゴジュウカラはアメリカコガラの警告音を一般的な警告としてリツイートはするが、元の警告に含まれた捕食者に関するより詳しい情報に関しては、自分で確認するまで声に出さないということがわかったのだ。

他の鳥の警報リツイート 余計な噂は拡散せず、研究
2次情報をうのみにしない慎重さが生存に有利か、ムネアカゴジュウカラ ナショナルジオグラフィック

鳥は人間より頭が悪いので、わざわざ自分で確認するまで、その情報を誰かに話さないそうです。彼ら、動物は「拡張現実」ではなく、「現実」を生きているのです。

拡張現実社会を構築してきたのは、現代においてはメディアなのですが、その最も古い形は「言語」です。言語は「VRグラス」と以前書きましたが、「ARグラス」と言った方がより近いですね。

それにしても酷いと感じるのは、中居正広氏の件で、その被害者「X
」は、渡邊渚というアナウンサーだと言う前提です。その根拠となっているのは、彼女が病気になった時期だと言うのですが、Googleで調べて見たところ、AIからの回答は「渡邊渚さんと「X」との関連性を示す情報は見当たりません」だそうです。彼女が「X」である確率は、1%くらいですか?

分化する人類

仮に事実が明らかになったとしても、メディアはもはや解釈の独占権を持っていません。

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2020年ころから、私たち全員が信じていた「拡張現実」の信ぴょう性が大きく揺らぎ始めています。そうなると、人々はいったい、どうなるのでしょうか。まず、ある人々は、目の前の現実以外を相手にしなくなると思います。まあ、当然と考えられますね。これは、実際すでに私の実体験になっています。

「芸能人などどうでもよくなった」ということを書いてきましたが、彼らは、もちろん(私にとって)拡張現実の存在です。パンデミックとかワクチンとかも、もはやどうでもいいです。

ただ、全員がそうなるわけではないのですよね。いかにあやふやな存在に陥るようとも、拡張現実を頼り続ける人も間違いなく存在していくでしょう。というより、そっちの方が多数派を占めそうですよね。

人間至上主義の下、人間のためのデータだったはずが、主客が逆転して、データ至上主義の時代が訪れ、同時に、サイボーグ工学の発展で、富裕層は身体や頭脳のアップグレードを繰り返し、神に近い新たな支配階級『ホモ・デウス』が誕生するというのが、ハラリが警鐘を鳴らしたディストピアでした。

ここでハラリの論考に一つ付け加えるとするなら、私たちの創造性の源泉となる限られた「時間」や「関心」が、スマホやタブレット、PCなどのスクリーンにすっかり奪われ、多くの人間が進化ならぬ退化を始めている可能性があることです。

ディストピアが見えてきた!いま注目のエコノミスト「人間は退化を始めている」 MINKABU

その未来がディストピアであり、「拡張現実のヒト」が退歩だと言うのは、筆者の解釈です。私には、それがネガティブな事かは分かりません。分かっているのは、人類は今後、ロマンチストとリアリストに分化していくだろうということです。

「空想を語るヒトと現実を生きるサル」に別れていく、ということですね。

いったい、私たち「ヒト」の世界で、なぜこんなことが起きているのでしょうか? その理由は、「カミ」のみぞ知るです。だって、文明をテクノロジー社会を創ったのは、彼らなのですから。

私の想像で言わせてもらえれば、それは「カミ」が、探し物をしているから。

これにより基本的にクモの巣は、近くの空間に生息する地元の動物のeDNAだけを拾っていることが確認できたということ。つまりクモの巣は、「その地域に希少動物が生息しているかどうか? を示す信頼できる指標になる」と考えられるというわけです。

クモの巣が単なる虫取り器ではなく、絶滅危惧種の研究における頼みの綱になるかもしれない エスクァイア日本版

拡張現実世界の中核をなす、インターネット。そのシステム名の「web」とは、クモの巣という意味だそうです。

「WEB」とは、「蜘蛛の巣」、または、「インターネットを通じて情報の公開および閲覧を可能にするシステム」のことを意味する英語表現である。日本語の中では「インターネット」の別名として用いられることが多い。

「web」 weblio

つまり、「カミ」は「情報(拡張現実)のクモの巣」を用いて、絶滅危惧種のDNAを探している、ということではないでしょうか。