ブルームバーグに気になる記事が出ていました。

こうした変動の結果、世界は勝ち組と負け組に分かれる。建設ブームが肉体労働者の追い風となる一方、専門職サービスはAIに代替されると同氏は指摘。これが政府に圧力をかけ、大きな政策変更を促す可能性があるという。

  「ブルーカラーが台頭し、ホワイトカラーが苦境に陥るだろう」と同氏は述べた。

投資家は「巨大な」地政学的揺さぶりに備えを-アポロのローワンCEO ブルームバーグ

前回の記事で書いた、小説『タイム・マシン』のような世界が、そんなに早く訪れるでしょうか。

現在地

毎度の想像に思いをはせる前に、まずは現在地を確認しておきましょう。昨日発表の雇用統計は、悪い内容ではなかったようですが、「不況」の兆候は各所に表れてきた、と見ていいのではないでしょうか。

米家電大手ワールプールの株価は、現地時間5月7日の時間外取引で17年ぶりの安値に向かって急落した。同社が発表した四半期決算は市場予想を大幅に下回り、その要因として、イラン紛争による「リセッション級の業界不況」が挙げられている。

米家電大手ワールプールの株価が21%暴落、「リセッション級の不況」が決算を直撃 forbes JAPAN

アメリカ経済は公式には景気後退に入っていない。しかし求職者にとっては、実質的には不況と同じようなものだ。

2月の採用率は、パンデミック初期、さらにそれ以前ではリーマンショック後以来の低水準に落ち込んだ。

700万人を超える失業中のアメリカ人が、採用指標の面では景気後退期と変わらない労働市場に直面している。一方、レイオフや失業率は比較的低く抑えられており、雇用がある人には安定しているが、職を探す人には不況さながらという、二極化した労働市場が生まれている。

アメリカ経済に求職者不況が到来した BUSINESS INSIDER

中東情勢の緊迫化に伴うガソリン価格の急騰を受け、米国の小売りや外食、日用品メーカーの経営陣の間で、消費者が支出を抑えることへの懸念が強まっている。

米個人消費に危険信号、CEOが相次ぎ警告「家計の余力が底つく」 ブルームバーグ

当ブログにとっては、まあ、そりゃそうでしょうね、という話でしかありません。

当然、日本の企業もかなり苦しいことになってくるでしょう。

任天堂の計画について、東洋リサーチアドバイスの安田秀樹アナリストは、「今期計画はびっくりするほど弱い。戸惑っている」とコメント。値上げで売れなくなるのであれば、「スイッチ2の魅力自体がそもそもその程度だったという話になる」とした。

任天堂の今期計画、「びっくりするほど弱い」と識者-スイッチ2は値上げ ブルームバーグ

・・というか、ゲームって余暇を楽しむものでしょう? 当然、消費者に余裕がなくなったら売れなくなりますよね。もちろん、先の記事の通り、それはゲーム機に限った話ではありません。

洗濯機や乾燥機などを手がける同社は、厳しい冬の影響で鈍った需要がその後持ち直すと見込んでいたが、戦争によって消費者心理が急激に悪化したとしている。その結果として生じた市場全体の需要の15%減少について、2000年代の世界金融危機に匹敵するとの見方を示した。

米個人消費に危険信号、CEOが相次ぎ警告「家計の余力が底つく」 ブルームバーグ

そんな中で、AI株がけん引する形で株価は暴騰しています。AIとは結局、世界最高峰の計算機であって、そこにお金が一極集中するのもまた当然、という話でしょう。

そんな中、米国財務長官のベッセント氏がご丁寧にも、わざわざ「利上げを促しにくる」そうで、日本経済も「暗黒時代」へ向かっていると見ていいのではないでしょうか。

ベッセント米財務長官は11日から3日間の日程で日本を訪問し、高市早苗首相、片山さつき財務相、植田和男日銀総裁らとそれぞれ会談する方針だ。複数の日米外交筋が明らかにした。投機的な円売りへの対処策も議題となる。

米財務長官が首相・財務相・日銀総裁と会談へ 11日訪日、円安議論

ここで冒頭で紹介した記事に戻るのですが、

「ブルーカラーが台頭し、ホワイトカラーが苦境に陥るだろう」と同氏は述べた。

投資家は「巨大な」地政学的揺さぶりに備えを-アポロのローワンCEO

このようなことが、本当に今後起こるのでしょうかね。

「エロイ」と「モーロック」

モーロックを観察する主人公は、ここでこの世界の本当の仕組みについて気づく。エロイが何不自由無く生活できているのは、モーロックが地下施設の機械を動かしているためである。そしてモーロックはエロイを食料として夜の闇に紛れて必要な分を捕らえていた。ここからさらに主人公はエロイは上流階級の遠い子孫であり、モーロックとは下流階級の遠い子孫であると考察する。

小説『タイム・マシン』 ウィキペディア

アポロのCEOは、小説『タイム・マシン』のような「大逆転劇」が、今後世界で訪れることを示唆しているようです。

私のエアコンを修理した50代後半の技術者は、サービスコールで忙殺されているにもかかわらず、人手不足の解消は見込めないと指摘した。彼の会社は、この職業を学び資格を取得しようとする若者を十分に見つけ、維持することができないのだ。

私たち社会はこうした労働者を必要としている。

5年前を思い出してほしい。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ホワイトカラー従業員が自宅の安全な環境でパジャマ姿で仕事をしている一方で、ブルーカラー層は外で食料や物資を配達し、インフラを維持し、車を修理し、緊急車両を運転し、世界を動かし続けていた。ちなみに、こうしたサービスは人工知能や関連ロボットの能力をはるかに超えている。

(中略)

4年制大学が成功した満足のいくキャリアへの唯一の道だという考え方を払拭する時が来ている。

AIがホワイトカラーの世界を席巻する中、ブルーカラー職の復興が進む forbesJAPAN

AIが、今後ホワイトカラーの知性を奪い、「労働者」を地下から引き上げるというのです。

そして知性とは必要性から生じるものであり、生活するための課題が消失したこの未来世界においては、人類は知能が退化して脆弱な生き物であるエロイに退化したのだと結論づける。

小説『タイム・マシン』 ウィキペディア

当ブログは、『タイム・マシン』に隠された、もう一つの「ホント」に最近気がついたような気がしているのです。

それは、モーロックは「男性」、エロイは「女性」の象徴であるということです。誤解なきようにもう一度書いておきますと、ここでいう「男性」「女性」は、生物的な体つきや、性的志向で分けられる部分だけを指しているのではありません。

さらに、図4の両端の男性と女性のように、 際立った性的特徴を持つ男女もいるにはいますが、決してそうした人が多数派ではありま せん。逆に両者の間のさまざまなポイントに位置する男女が多数を占めている、というのが実際のところでしょう。

そうであるならば、男性(オス)と女性(メス)を対極に位置づけたうえで行われてきた これまでの性の研究は、極端な例を取り上げて議論していたことになり、性の本来の姿を理解するにあたっては適切であったとは言えないのかもしれません。

『オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線』 諸橋 憲一郎

私たちの大半は、「男性」と「女性」のどちらの性質も同時に持ち合わせている、そのような認識の中で、ヒトという種全体の性が「女」に大きく偏った形に進化したのではないか、という認識に至っているわけです。

女性が出世する「世界」

ここ最近、気づいたことなのですが、現在社会は、一般的なイメージとは異なり、「女性」が出世するように作られているのではないかと思います。意外ですか?

こんにちは。はたらく女性のかていきょうし、タブタカヒロです。

新卒採用の場面で「ガチに評価したら、内定が全員女性になってしまう。男性の評価にゲタをはかせて男女比を調整しています」という“就活あるある”をよく耳にしませんか。今回はこうしてよく語られるテーマ「女性と男性、優秀なのはどちらなのか?」について考えたいと思います。

ボクはランジェリーブランド、スポーツブランドと女性が主役の外資系企業で女性との仕事の仕方を鍛えられてきました。そんな環境での経験からわかったことがあります。それは――、

同じ条件で「よ~いドン!」で男女が競ったら、女性のほうが仕事がデキるということです。

「女性のほうが優秀」と言われるのはナゼ? 男女の得意分野の違いをとことん考える 東洋経済オンライン

うん、僕もそう思う。なんというか・・男の方がバ・・いや、鈍感さが目立つような・・。

例えば女性は、男性がアクセスできない「ダークウェブ」のような情報網を駆使していたりしますよね。私は、ついうっかりそこにアクセスしてしまったことがあります。

たまたま、女性管理職の正面に座る時期があったんですね。その女性管理職に、様々な社員が相談のために「そばに寄ってくる」わけですが、その時の男性社員への女性管理職の反応が「好み」によって、かなり違っていることに、私はすぐに気づきました。そして飲み会の席で、それを暴露したのですが、女性社員の一人がぎょっとした顔をして、それは(女性は全員周知だが)、男性は気づかないことだと私に告げたのです。

これは余談ですが、彼女らは男性よりも高度なウェブを構築していることは明らかです。私が知る限り、男性には、男性だけの共有情報網はありませんよね。

とはいえ、私はここで「男ってバカよね~」って言いたいわけではありません。

現在文明社会は、女性が出世するように作られている

ということが言いたいだけなのです。

このことは、そもそもADHDが「病気」ではないことを示している。それは人類が進化の大半を過ごしてきた(旧石器時代の)環境では、きわめて有利なパーソナリティだった。

それが「発達障害」とされるようになったのは、わたしたちが生きているのが、人類の進化が想定しないほど「とてつもなく安定した社会」だからだ。その結果、本来であれば「正常」なパーソナリティが「不適応」になってしまったのだ。安定した現代社会では、「いま、ここの自分」より「いつか、あそこでの自分」に配慮できた方が有利なことは間違いない。

「驚愕の事実」すべての先進国で男子よりも女子の成績が高い科学的理由 predident ONLINE

この記事を読んでいただければ、その根拠は、わかっていただけると思います。

「いま、ここの自分」より「いつか、あそこでの自分」

とは、まさに「現実を生きるサル、空想を語るヒト」です。「男性」=「サル」=「モーロック」≒「ネアンデルタール人」、「女性」=「ヒト」=「エロイ」≒「ホモ・サピエンス」。差別じゃないですよ。なぜなら「サル」が「ヒト」より下である、という考えを私は持っていませんから。

その結果、堅実性が低い男子生徒が学校教育から脱落しはじめていると考えればこうした現象に説明がつく。

現代社会では、「賢くて真面目な子どもは成功する」と信じられている。これは間違いとはいえないが、奇妙なことに、知能と堅実性には(わずかに)ネガティブな関係があるらしい。知能が高いほど堅実性は低くなるというのだ。

ただ、官僚主義的な文明社会は、「女性」に有利な社会だっただけなのです。

一九六〇年代以降、大学は次第に官僚的な組織になっていった。それは大学が、金儲けを重視す る反知識主義、反宗教主義な態度をとっていることに反映されている。学者はこれに研究費の獲得、 頻繁な出版、会議への出席で応えてきた。 これらすべてが、静かに自分の選んだ問題を解くことを望む天才には、呪いとなる。天才は、ひじょうに知的なだけではなく、協調性や勤勉さが低く、精神病質が高いことを思い出してもらいたい。彼らは、学会で地位を得るような官僚的な型にはまらない。フランシス・クリックはDNAを発見したが、ケンブリッジ大学に合格せず、学士としては 好成績を収めず、いくつかの博士課程から脱落した。 つまり、大学は天才肌を受け付けなくなった のだ。彼らは、ダットンとチャールトンがイギリスの「最高の女子学生」と呼ぶような、とても知能が高く、社会的なスキルもあり、勤勉ではあるが、絶対に天才ではありえない学生を選ぶ。

『知能低下の人類史 忍び寄る現代文明クライシス』 エドワード・ダットン , マイケル・A・ウドリー・オブ・メニー

そんな文明を破壊し「石器時代に戻す」と豪語するトランプ氏は、男の子の正義の味方というわけですね。

第2次トランプ米政権は、いわゆる「マッチョ」な力の誇示を前面に出し、ポピュリスト右派が思い描く男らしさを体現してきた。ヘグセス国防長官は世界に向けて「F-A-F-O」(ふざけた態度を取ったら痛い目をみる)と発言。ケネディ厚生長官は上半身裸でトレーニングする動画を公開した。さらに、ホワイトハウスの敷地内で総合格闘技(MMA)の大会開催も予定されている。

「マッチョ演出」響かず、Z世代男性がトランプ氏に背を向ける理由 ブルームバーグ

つまり、冒頭で紹介したような「大逆転劇」が、今後も訪れてるようなら「女性」はさらにこれから、地球には住みづらくなっていくことが予想されますね。

つまりこれ↓

そんな「彼女たち」は、これからどこに出世するのか、といったら、もう答えはそれしかありません。

マスク氏は、宇宙文明のレベルを示す「カルダシェフ・スケール」にしばしば言及している。人類はまだ、地球に降り注ぐすべてのエネルギーを活用できる「惑星文明」にも達していないが、「人間の意識の光を星々へ広げる」と語っており、テクノロジーを通じ、人類を恒星間へと広がる銀河文明の水準に引き上げようとしている。

人類を「銀河文明」に引き上げるマスク帝国 エコノミストONLINE

銀河系女子に花束を

そんなある日、自分より先に脳手術を受け、彼が世話をしていたアルジャーノンに異変が起こる。チャーリイは自分でアルジャーノンの異変について調査を始め、手術は一時的に知能を発達させるものの、性格の発達がそれに追いつかず社会性が損なわれること、そしてピークに達した知能は、やがて失われ元よりも下降してしまうという欠陥を突き止める。彼は失われ行く知能の中で、退行を引き止める手段を模索するが、知能の退行を止めることはできず、チャーリイは元の知能の知的障害者に戻ってしまう。自身のゆく末と、知的障害者の立場を知ってしまったチャーリイは、自らの意思で障害者収容施設へと向かう。

「アルジャーノンに花束を」 ウィキペディア