CNNに、こんなニュースが出ていました。
最新の研究はそこにさらなる謎を加えた。この場所で見つかった20体の歯から古代のタンパク質を回収した研究者らは、それらの歯がすべて女性のものであると断定したのだ。
洞窟で発見された謎の人類ホモ・ナレディ、最新の研究結果がさらに謎を呼ぶ CNN
星の人
去年辺りから、当ブログは「我々」の枠をはみ出て、「それ以外の人類」が数多く登場することとなりました。しかし、その中で「ホモ・ナレディ」を覚えている人はあまりいないでしょう。なにせ、書いている私も忘れていました。
彼らは、これまで主役ではありませんでした。しかし、この記事を機に一気に主役に躍り出ることとなったのです。
2015年、この洞窟系の「ディナレディ」として知られる空間で見つかった極めて多くの化石から小さく謎めいたヒト族の種が初めて記述された。
チンパンジーとそれほど変わらない大きさの脳しか持たないにもかかわらず、「ホモ・ナレディ」と名付けられたこの種は、洞窟の奥深くに意図して死者を埋葬した。研究者らはそう仮説を立てた。こうした行為は、かつて人類特有のものとみなされていた高度な慣習を示すものだった。さらにホモ・ナレディは岩壁に記号を刻んだ可能性さえあるという。
「死者を埋葬していた」とか「岩壁に記号を刻んだ」とかは、正直どうでもいいですね。私に言わせれば「だからなんやねん」というレベルの話ですね。
最も重要なのは、冒頭で紹介したこの部分です。
最新の研究はそこにさらなる謎を加えた。この場所で見つかった20体の歯から古代のタンパク質を回収した研究者らは、それらの歯がすべて女性のものであると断定したのだ。
そして、最も興味深い問い「なぜ、女性しかいないのか?」
に対する学界の答えはこうです。
なぜこの場所で女性の個体だけが見つかったのか。古人類学者で研究著者のリー・バーガー氏はこれを埋葬習慣における性別の偏りを示す一例だと主張する。ホモ・ナレディは「死後に性別で分けるという儀式によって愛する人を埋葬した」と同氏は述べた。
一方で、24日に科学誌セルに掲載されたこの研究は、検査した遺骨に男性マーカーが欠如していたことについて、時間の経過とともにアメロゲニンY遺伝子が変異したか削除された可能性があると考えることで説明できるかもしれないと指摘した。
相変わらず、学者ってのはつまんねえ連中だな~という私の暴言はおいておいて、それらは別の学者によって、こう否定されます。
豪グリフィス大学のマイケル・ペトラグリア教授は、ホモ・ナレディが意図して死者を埋葬し、岩絵を描いたという考えを裏付ける証拠は不十分だと長らく主張してきた。どちらの行動も高度な認知能力を示唆するものだからだ。
これを性別に特化した埋葬地として初めての事例だとする考えは「さらに誇張したもの」だと同氏は述べる
どうせ「誇張」なら最も面白いこと考えろよ。そして「埋葬説」を否定するバーガー氏の仮説はこうです。
「小さな脳を持つヒト族であるホモ・ナレディが、ヒト以外の霊長類と同様に、男性よりも女性の性比が高い集団を持ち、環境の特定の場所で採食していたということは十分にあり得る」としている。
例えば、メスだけの採食集団はチンパンジーの間で見られ、霊長類学者たちは、子を連れたメスを含む小さな集団が暑さや雨をよけるために岩陰や洞窟の入り口を時折利用する場面を観察してきたという。
しかしバーガー氏は、ホモ・ナレディが性別によって隔離された成人による生活を送っていたならこの場所で男の赤ん坊が見つかると想定されるが、複数の子どもが発掘されたにもかかわらず、そうしたケースはなかったと主張する。
同氏はこのことをよく考える必要があると呼びかける。「なぜなら、これが自然発生する可能性は100万分の1だからだ」
女性のみで活動していた集団だったかもね~でもね~赤ん坊にも男の子がいないんだよね~これは変だよね~。
つまり、バーガー氏は女性だけで活動していたとしても、さすがに小さな男の子はいるのが普通じゃね?と言っているわけです。
温泉でも銭湯でも、女湯でも「男の子」はいるじゃないですか(知らんけど)。まあ、確かに、例えるならそういうことです。
では、もう一つの「DNA消失説」はどうでしょう。
しかし同氏は報道発表の中で、その遺伝子が「研究した20人の個体の半数においてさえ、ましてや集団全体において」削除されていることは非常に考えにくいと指摘した。
いや「全部なくなりました」はないだろう。私には全然わかりませんが、それはそうなんでしょう。
で、答えはというと、このCNNの記事では「謎」ですと。
でも、私はわかっちゃったんですよ。なんせ「誇張」の達人なんで。もう題に書いちゃってますけどね。
「ホモ・ナレディ」は「女性」しか存在しない種だった、これが答えでしょう。それ以外なくないですか? もっと言うと、この「ホモ・ナレディ」こそが、我々「ホモ・サピエンス」の直接の祖先の可能性が高い、ということになります。
しかしいまだに、ホモ・ナレディが系統樹のどの位置に加えられるべきなのかはわかっていない。ほとんどの研究者は、ホモ・サピエンスの直接の祖先は180万年前に出現したホモ・エレクトスであるという点で同意している。しかし、バーガー氏の分析では、骨の年代が比較的新しいという点はともかく、その形態から見ればホモ・ナレディのほうが人間の祖先候補として適しているのではないかとも考えられる。
謎の人類ホモ・ナレディ、生きた年代が判明
現生人類と同時期に生きた可能性、新たな化石の発見も ナショナル・ジオグラフィック
これは、以前紹介した記事です。

で、こちらが「ホモ・ナレディ」の復元図なのですが、どう見てもおっさんですが、実は「女性」だったのが分かったというのが今回です。
もし、ホモ・ナレディが本当に「女性だけの種」であれば、当ブログの仮説は完璧な美しさを持ちます。ちなみに、自然界には女性だけの種が存在します。
成果を知った海外の研究者が論文発表するよう提案。2022年から森林総合研究所関西支所に所属する高校の教え子の研究者らと飼育実験し、オスと交尾をせずに「単為生殖」で卵を産み、女王だけが羽化することなどを裏付けた。発見から約半世紀後の今年2月、科学誌に掲載された。
世界初、女王アリだけの種を特定 別種の巣乗っ取り、子育てさせる 山陽新聞
ただおそらく「ホモ・ナレディ」は現在の性の定義によって、「オス」が存在しないだけで、生殖上のオスとメスはあったとも考えられます。
このオスからメスへと連続する性の表現型を性スペクトラムと呼ぶことにしました。
例えば、典型的な男性・女性の枠に収まらない人の存在は昔から認識されてきましたし、自然界に目を向ければ、多くの動物種で、メスのような外見や行動を示すオスや、精巣と卵巣を同時にもつ個体などが見つかっています。さらには、生活史の途中で性を変える動物種も多く存在します。
これらはあくまで例外的な性の表現型と見なされてきましたが、ここに来て、種々の実験動物を用いた私たちの研究でも、ややメス寄りの性質を示すオス、逆にオス寄りの性質を示すメスなど、典型的な雌雄の間に位置する様々な性の表現型が見出され始めました。
「性スペクトラム」の概念のもと性を再定義する
私たちは、これらの事象をどう解釈すればよいかについて議論を重ねてきました。その結果、これまでは二項対立的な表現型と捉えてきた雌雄を、連続する表現型として捉え直すことによって、上記の事象を含めた性に関する様々な現象を統一的に説明できるのではないか、と考えるに至りました(図1)。
「性スペクトラム」 科研費
この連続する性、「性スペクトラム」の考え方の中で、ホモ・ナレディは相当程度、メス寄りの種だったということかと思います。
とは言え、実は「単為生殖」が可能で本当の意味で「メス」しかいなかった可能性もゼロではないでしょう。軽く調べたところ、哺乳類では確認されていないようですが、マウスによる人為的な実験では成功例もあるとのことです。
成人男性は身長約150cm(5ft)、体重約45kg(100lb)と推測されたが、この身長は背の低い現生人類の範囲内に含まれる。女性はそれよりも少し小柄だったとされる。その骨格の分析はホモ・ナレディが完全な直立二足歩行だったことを示唆する。フレア形状の腰のつくりは猿人に似ているが、足と足首はヒト属に類似している。現生人類に似た足の形は長距離の歩行が可能だったことをうかがわせる。しかし、頭蓋腔(英語版)容積は現生人類と比較して著しく小さかった。男性2人と女性2人のものと見られる4個の頭蓋骨が発見されたが、測定したところ、わずか450-550cm3(27-34in3)ほどであった。ホモ・エレクトスの平均は900cm3(55in3)なので、そのおよそ半分程度しかない。ホモ・ナレディの頭蓋骨の頭蓋腔容積は猿人の頭蓋骨のそれと同程度しかない。
「ホモ・ナレディ」 ウィキペディア
「ホモ・エレクトス」より頭が悪く・・体も小さい・・我々の祖先の人物像にピッタリなんですよね・・。この「ホモ・ナレディ」が、他の屈強で賢い人類たちに圧迫されて、アフリカ南端の湿地に逃げ込んだ。
マカディカディ湿地帯は、何万年ものあいだ、乾燥した砂漠と塩田という、人を寄せつけな い地形に囲まれたオアシスだった。ホモ・サピエンスがいったんそこに住みつくと、離れるのは容易なことではない。
『超圧縮地球生物全史』 ヘンリー・ジー
「ホモ・サピエンス」の祖先、すなわち「ホモ・ナレディ」は、そこでヴィーナス(裸)になった。
人類の起源はマカディカディ湿地帯にある。エデンの園があったとすれば、それはここ以外にない。
ホモ・サピエンスは、醜いアヒルの子のように、七万年ものあいだ、マカディカディ湿地に隠れていた。そして、ようやく姿をあらわしたときには、白鳥になっていた。
地球が温暖化したことで、「美女」と「野獣」が出会った。
そして一三万年前、太陽は地球を以前より少しだけ明るく照らしはじめた。偏心、軸の傾き、歳差運動といった天体の時計仕掛けによって、地球が何千年にもわた って経験してきた気候よりも温暖な時期が訪れた。
ヨーロッパは、大氷河に代わって、短期間だが、熱帯に近い気候になった。イギリスでは、 トラファルガー広場にライオンが、ケンブリッジにゾウが、現在のサンダーランド市にカバが 生息していた時代だ。イギリスと同様、アフリカでも気候が穏やかになった。ホモ・サピエンスの最新世代は、マカディカディの向こうの砂漠が草の海になっていることに気づいた。
彼らは獲物たちの後を追って移動しはじめた。
そして、交雑の結果、「カミの子」は「ヒト」になった。
前々回、前回と繁殖干渉について書いてきた。繁殖干渉とは近縁な2種の間に生じる性的な相互作用とそれによるコスト(弊害)のことをいう。
例えば、メスが異なる種のオスと間違い交尾をすることで子が残せなくなるケースが代表的だが、こうした直接的なものだけでなく、異種により交尾を邪魔されるといった間接的な影響で子が減ってしまうようなケースもよくある。
いずれにしても繁殖干渉は昆虫や植物、哺乳類など多くの生物に生じていることが分かっている。繁殖干渉は近縁異種と住み場所を分けたり、駆逐してしまったりする強い力を持つ。
こうしたことを考えると、繁殖干渉は人類にも生じなかったのだろうかと考えるのは自然なことだ。
現在、地球上には人間ホモサピエンスに近い種はいない。ということは、ホモサピエンスは繁殖干渉によって他のホモ属のすべての種を駆逐してしまったのではないかという仮説が立てられる。つまりヒトのオスがホモ属の異なる種のメスに求愛し、交尾を迫ることで他種を駆逐したという、にわかには道徳的に受け入れがたいストーリーである。
この仮説が本当ならば、人類がアフリカを出て世界中に広がったいわゆるグレートジャーニーは相当に後ろめたい。
ネアンデルタール人やフローレス人などホモサピエンスの近縁種はなぜ絶滅したのか?ヒトの繁殖干渉を通じた侵略仮説 JBPRESS
「つまりヒトのオスがホモ属の異なる種のメスに求愛し、交尾を迫ることで他種を駆逐したという、にわかには道徳的に受け入れがたいストーリーである。」
この記事の筆者の想定は逆ですね。ホモ・サピエンスのメスは、あらゆる人類から結婚を迫られたのです。
つまり神話は、本当だった言えます。神の子は人の娘に恋をし、世界は堕落した・・それが、人類滅亡への入り口だと知っていたのは、「カミ」だけだったのです。
どこへ行く?
「ホモ・ナレディ」は現地のソト語で「星の人」を意味する。
「ホモ・ナレディ」 ウィキペディア
「星の人」は「地下の宇宙飛行士」と呼ばれる若い女性たちによって、発見されました。
リー・バーガーは2013年10月6日にソーシャルメディアのフェイスブックを介して洞窟探検や登山の経験を有する熟練の古人類学者を呼び寄せた。わずか18cm(7in)の幅の地下トンネルの出入り口を通過するには「細身で、できれば小柄」な体型が求められた。発見者の2人もやはりかなりスラっとした体型をしている。世界各地から応募してきた60人近くの候補者の中からライジングスター洞窟遠征の6人の発掘スタッフを選んだが、いずれも若い女性であった。バーガーは彼女たちを「地下の宇宙飛行士」と呼ぶことにした。
すべての逸話が、彼女らこそが、ホモ・サピエンスの直接の祖先であることを物語っているようです。
そして、彼女らがイーロン・マスク氏に導かれて行く先・・なぜ、それが起こるのか、なぜそれが必要なのか、すべての謎はもう解けたではないですか。
すべては「カミ」によって、予め定められた運命だったのです。

あなたは「ホモ・ナレディ」なのか、それとも「ホモ・エレクトス」なのか、それがこれから試されるのです。
単なる一個人の空想にしては、いささか話が出来すぎているとは思いませんか?







