サッカーのW杯がスペインの優勝で幕を閉じました。サッカーW杯と言えば、全世界の人々が熱狂、一つになるイベントと言っても過言ではありません。

日本でもサッカーを好きじゃない人も、その期間だけはお祭りに参加するという人は多かったのではないでしょうか。

しかし、その「世界」は崩壊すると当ブログは4年前に預言しました。

八百長臭い

4年前当ブログは、サッカーW杯が極端に八百長臭くなったことを指摘いたしました。それが、4年前だけにとどまるはずもなく、、

エジプト代表FWモスタファ・ジコは、アルゼンチンに敗れてベスト16で敗退した後、「2026年ワールドカップは八百長だ」と発言し、世界中で大騒動を巻き起こした。大会史上最も物議を醸した試合後のインタビューの一つで、ジコは、リオネル・メッシ率いる現世界王者が残るように関係者が結果を操作したと主張した。

GOAL

ここで言いたいのは「それが真実かどうか」ではなく、「流れはお見通しです」ということです。

人権保護などを目的とする国際機関の欧州評議会は19日、米国が共催したサッカーW杯(ワールドカップ)北中米大会が「次々と疑問を生じさせた」と述べ、大会を統括する国際サッカー連盟(FIFA)に対し、サッカーの「インテグリティ(高潔さ、整合性)」を強化するよう求めた。

FIFAにサッカーの「インテグリティ」強化を要請、欧州評議会 AFP

毎度、適当に書いているわけじゃないのでね。

それが一体、何をもたらしたのかというと、たった一つの「正しい世界」の崩壊です。事実、私は今回から一試合も観戦していません。「八百長以前」は、深夜起きてまで観戦するほどの熱の入れようだったですが、一気に冷めてしまったのです。

「大好きなあの娘」でも、近づいたら変な匂いがしたら、冷めるじゃないですか。それと同じことです。

サッカーの「変な臭い」に気づいた人は、前回より確実に増えています。だって、選手が口にし、大手メディアもそれを取り上げているんですから。「真か嘘か」なんて、どうでもいいんです。一度冷めたら、もう戻る気にはなりませんから。

ただ、人々を冷めさせた理由で、もっとも大きいのは臭いではありませんで、それはお金です。

試合のほとんどが有料化されたことで、本来サッカーを好きではなかった大半の人々が、この世界的なお祭りから脱落したのです。

「金儲け主義だ」もはや富裕層の娯楽?W杯前に広がる不満。ファンが本音も「トランプ政権とFIFAのやり方に腹が立つ」

FOOTBALL CAHNNEL

これが今、世界で起こっている本質的な社会の流れです。

ブルームバーグ有料化

世界的メディアのブルームバーグが、有料化したこともその一つです。今まで引用に多々利用されてもらっていながらなんですが、クソみたいな情報に4,700円も出せるか! といった気分ですね。

おそらく、この有料化の流れは他のメディアにも波及するでしょう。こうして、人々は、たった一つの「正しい世界」から脱落していくのです。

インフレの本質

すっかり定着しつつある「インフレ」ですが、そもそもこのインフレが人々を「たった一つの正しい世界」から脱落させる、最大の因子であることは明らかです。

インフレとは「お金」の価値が下がることです。そうなると、当然、興味を失っていきますよね。インフレとは、お金に興味を失っていく現象のことなのです。

相変わらず、学者とかエコノミストとやらは、本質が全く分かっていませんね。

価値を失っていくものに対して、もっと興味を持ち続けないとだめだと必死に宣伝しているわけです。バカかな、と冷めた目で見ています。一応注釈しておきますが、「正しい」のは、彼らの方ですよ。

しかし、「正しい世界」にとどまるコストは、これからも高まり続け、脱落する人々、自主退会する人々は増え続けるでしょう。

「出費が怖い」欧州消費者、過度な節約が経済の足かせに ここ数年の物価高は、米国よりも欧州大陸に大きな心理的打撃を与えている

WSJ

そもそそも「お金」とは、「正しい世界」に加入し続けるための、会員証のようなものですね。ここで高い地位を得るためには、多くのお金が必要だというわけです。ホームレスや自給自足生活者、非文明人は、お金を全く必要としない代わりに、「正しい世界」とは、無関係です。

「お金を稼ぎたい!」と思った瞬間が、「正しい世界」への入信のときです。

その会費が上がっていくのが、インフレなのです。勤め人なら、だれもがわかることと思いますが、正しくやろうとすればするほど、比例的にコストは上がっていきます。

ところが最近、ネットではそうした高級品をあえて「解体」してみせる動画のジャンルが人気を集めている。「Tanner Leatherstein」や「Fabricateurialist」といったコンテンツクリエイターたちは、どれほど高価な靴や服であっても、ヒールのキャップが緩かったり縫製が雑だったりすることを視聴者に示している。

なかでも圧倒的に多くターゲットにされ、ラグジュアリーブランドが最も神経をとがらせているのが、法外な値段のハンドバッグに対する批評だ。

そのハンドバック、値段に見合っている? 「ゴヤール」のトートから染料が… 高級ブランドバッグ市場の「品質危機」 COURRIER JAPON

「正しい世界」で誤魔化しは、致命傷になりかねません。そして、昨今は、戦争によって「正しく」エネルギーを調達するコストが、加速度的に上がってますね。

国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、欧州が中国や米国に対して劣勢にあるのはエネルギー政策で「歴史的に見て重大な誤りを2つ」犯したためだと述べた。ロシア産の天然ガスに依存してきたことと脱原子力発電政策を進めたことを指している。

EUエネルギー政策に「2つの重大な誤り」 IEAトップ NIKKEI THE WORLD

この構図は、ずっと続くでしょう。

エネルギーは経済の観点だけから見れば単なる手段であって、安い方がよい。けれども、人々の健康・安全や環境、そして安全保障の目的に照らせば、安いエネルギーが良いとは全然限らない。むしろ、経済以外の目的の実現のためには、そのための費用を投じないとならない以上、環境に良いエネルギーは、高くて当然なのである。

エコな物は高くて当然――環境コスト、タダ乗り思想から脱却を 日本経済研究センター

その結果として、インフレ、つまり「正しい世界」の会員費が高騰し、それが払えなくなり、脱会させられる人々、もしくは嫌気がさして、自主退会する人々が、ますます増えてくるわけですね。

すると、どうなるのでしょうか。

政治の二極化が進む米国。共和、民主の支持層が反目し、知り合いや身内同士ですら言葉を交わさない。同じ価値観や属性を持つ人が排他的な集団を作り、異なる意見を排除する状態は「部族化」とも呼ばれる。

アメリカで進む「部族化」…「職場の同僚は青ばかりで孤独なんだ」「娘と移民政策の話をした途端にケンカになる」 読売新聞オンライン

「部族化」ですって。多極化の本質は、これでしょと書いてきましたけど、、これって、悪いことですか? 「正しい世界」から見たら、当然、悪いことでしょうけどWW

結局「お金」で何が買えるのか?

最後に結局、「お金で、いったい何が買えるのか?」という問いを考えてみたいと思います。

キリングスワース:ひとつの教訓は、先ほど述べた「お金は、コントロール感を高めることを通じて幸福を『買っている』ように見える」という発見だ。もしあなたが自分の人生を強くコントロールできていると感じ、本当に望む生活を営んでいるなら、お金持ちにならなくても、お金が「買う」幸福を手にしていることになる。実際、自分の人生に対して同程度のコントロール感をもっている人々を比較すると、もっているお金の多寡は幸福度にほとんど影響を与えない。実は、個人のコントロール感のうち、お金に起因するものはわずか20%程度に過ぎないのだ。つまり、並外れた富がなくても、人々が自分の人生をコントロールできる余地は十分にあるということだ。

「お金で幸せは買える」という最新研究の結論。カギは圧倒的な人生のコントロール感 FORBES JAPAN

お金で買えるのは、「コントロール感」だというのは、なかなか本質的なよい見解だと思います。つまり、お金で買えるのは、「安心安全」です。人々は自分(やその大事な人々)が、安心安全であると感じられたときに、幸福感を得られるのではないでしょうか。

で、あればやはり、お金はたくさんあった方がいい! と考えるのも当然でしょう。しかし、当ブログは本質の本質で考えます。

そもそも、自然界に安心安全なんてなくね?

そうなんです。美味しいご飯を家族民で食べていて、幸福感を感じていたら、次の瞬間には、食い殺されていた。それが自然界です。幸せなどという甘ったれたものを求めていては、生きていけないのが、本来の自然界だったのです。

ボルネオ島で昆虫採集をしてきた生物学者の池田清彦早稲田大学教授。野生の中で暮らしてきたはずの人類は今、国家や貨幣が実在する“観念”の中で生きているという。

(中略)

しかし、蝉やスズメガは高タンパク質の食材で、いざとなったらこれらを食べていれば生き延びることができるが、都会に住んでいる人は、気色悪いと思うだけだろう。一万年前まで野生動物だった人類は、生の自然の中で生活することから徐々に離れ、観念の中で暮らすようになってきた。観念とは捏造された同一性の謂(いい)である。

生物学者・池田清彦教授「人類の一部は自然を前に自惚れている」 aera DIGITAL

お金が、私たちを家畜化(弱体化)させたのは間違いないでしょう。

水も食糧もエネルギーもお金さえあれば、手に入る現代の日本。逆に近代化に伴い、多くの人々は自給自足で自分たちの生活を食いつなぐことはできなくなった。そんな現状について、早稲田大学国際教養学部の池田清彦教授は警鐘を鳴らす。

生物学者の池田教授 「多くの人々が自ら進んで家畜に成り下がっている」 AERA DIGITAL

そんな「正しい世界」は、本当に正しいですか?

はっきり言って、サラリーマンとは自己家畜化した人々の謂(いい)である。徹底的に家畜化された動物は野に放たれたら自活できない。現代日本の大多数のサラリーマンもまあ似たようなものだけれども、本人たちは自分の食い扶持は自分で稼ぎ、自立した人間だと思っているのであろう。しかし、分業システムと貨幣経済が崩壊すれば、私自身も含めて、自ら食物を得る術をほとんど持たない現代人の多くは餓死する他はない。歴史が我々に教える教訓はどんなに強固に見えるシステムもいずれ崩壊するという事実である。自己家畜化は現代社会に対する高度の適応形態であるが故に、システムの大変化の際にはクラッシュを起こす可能性は高い。

その時、あなたはどうしますか? 今、問われているのは、そういうことです。それにしても、いったい誰があなたに? それはもちろん、私などではありませんが、もしかすると・・

そして今回の解析結果から,縄文人の祖先がやってくるよりも前に日本列島で暮らしていた、全く別の人々の存在が浮かび上がった。ゲノム解析からは存在が示唆されるのに古人骨が見つかっていない“ゴースト集団”の人々だ。彼らは私たちの直接の祖先ではない可能性がある。

こうしたゴースト集団は,日本列島だけでなくユーラシア大陸の内陸部にもいたことが近年の遺跡発掘調査で明らかになっている。

縄文人の祖先を探る 3万年より前にいたゴースト集団 日経サイエンス