今回の題名にした「仕組まれた世紀の大逆転劇」とは、国勢政治上の「パンデミック」や「ウクライナ危機」における「正義の逆転」を捉えた記事に使った言葉で、とても気に入っていたフレーズだったのですが、まさかここで再び使うことになるとは衝撃です・・。

前回の記事にもある程度書きましたが、カタールW杯における日本の2度の世紀の大金星は、「仕組まれた」大逆転劇である可能性が極めて高いと言う結論に達しました。

政治デザインされたワールドカップ

ここ最近の世界的なスポーツ大会は、極度に政治化する傾向にあり、東京オリンピックはまさにそれでした。そして、今回のカタールで行われているサッカーのワールドカップも同様です。

サッカーのドイツ代表は23日、ワールドカップ(W杯)カタール大会の初戦となる日本戦前の集合写真撮影で、手を口元に当てるジェスチャーを行った。

ドイツを含む7チームは、試合で多様性と寛容を象徴するキャプテンマークの腕章使用を予定していたが、国際サッカー連盟(FIFA)が制裁を科すと警告したため断念していた。カタールでは同性愛が違法とされている。

サッカー=独代表が口ふさぐ抗議のポーズ、日本戦前の写真撮影で ロイター

正直、これまで行ってきた国際政治の分析の蓄積の中、当ブログの役割とすれば、このポーズを見た時点で「何かが起こる」ことをすぐにでもお伝えしなければならなかったなあと、今となっては思います。

うちは後出しじゃんけんでは意味がないのですが、今回は諦めるしかありません。私は単にサッカーが好きな人間なので、今回の記事のようなことは、そもそもあまり考えたくありませんでした。こんなにも今回のW杯について、取り上げることが多くなるとは、全く予想していませんでした。

特に「政治経済カテゴリー」で、こんな記事を書かざる得ないことになってしまうとは・・甚だ残念、としか言いようがありません。

まあ、もうはっきりと書きますが、森保ジャパンが成し遂げた、二度に渡る「世紀の大逆転劇」は八百長だった可能性が非常に高いと考えています。

しかも、世界的なスタープレーヤーがそれに関与している疑いが強いです。

トモダチならアタリマエ~

あ? そんなことある訳ねえだろ!

はい、私もつい先日までそのように考えていました。しかし、どうやらこれには前例もあったようです。

2010年7月11日、南アフリカで開催されていた”世界最大の祭典”ワールドカップはスペインの優勝で幕を閉じた。日本代表の”予想外”のベスト16もあり、日本中が熱狂したW杯。しかし国際的な大会ほどその裏で暗躍する人間も増えてくる。

 今回の大会でもそれは例外でなく、ナイジェリア対ギリシャ戦などで八百長の疑いがあったとBBCなどが報じている。

W杯を”食い物”にする八百長フィクサー 現代ビジネス

しかも、ワールドカップにその手のフィクサーが出入りしていることは、公然の秘密だと言うのです。

拙著を読んでもらうとわかるが、これは選手自身、監督やコーチ、審判、国際サッカー連盟(FIFA)の役員、代表チーム関係者、さらに八百長フィクサーたちも認めている。サッカー界の内部にいる人たちにとって常識ともいえる事実だ。

つまり、Wカップにおける八百長は「トモダチならアタリマエ~」の状況。そして、日本も八百長事件を経験済みだったようです。

『黒いワールドカップ』ではアテネオリンピックのグループB(注:日本、パラグアイ、ガーナ、イタリアが同組で、本の中で、ガーナのステファン・アッピアー選手がパラグアイ戦で金を八百長フィクサーから受け取ったと認めている。さらに日本戦でもガーナ代表が八百長に関わったと証言されている)について触れている。

アテネオリンピックの日本対ガーナ戦は八百長だった・・。

もうすでに、今回の日本対ドイツ、対スペイン戦が八百長ではないと断言できる要素がかなり減ってしまっていませんか・・? こちらの記事では、アフリカや中東の選手のみが八百長に手を染めるような書かれ方をしていますが、ヨーロッパの選手はするはずがないという人種差別を、私は受け入れられません。

怪しすぎる守護神たち

南野のシュートコースを考えれば、通常GKは横方向にはじき飛ばす。その方がリバウンドをシュートされるリスクも少ないし、ゴールラインを割れば、いったんプレーを切ることができるので、波状攻撃を受けなくてすむ。しかし、ノイアーはあえて正面にはじき返した…と思う。結果、そこには堂安が詰めており、ダイレクトでたたき込まれた。

 ノイアーほどの名手が、そんなミスを犯すわけがない。

名手ノイアーはなぜ正面に弾いたのか…ドイツ戦”歓喜の同点弾” 映像で解けたナゾ 中日スポーツ

日本が2点目を取ったシーンに注目したのは、スポーツ・チャンネル「DAZN」ドイツ版などに寄稿するドイツのスポーツ・ジャーナリストのアレックス・トルイカ氏だった。自身のツイッターで「2点目でノイアーは躊躇しすぎたと思う」と、GKノイアーのプレーに言及している。

 トルイカ氏は浅野がペナルティエリア内に侵入し、シュートを放つ直前の画像を投稿。この場面の位置関係について「ノイアーがあと1メートル、アサノに寄せて角度を消していれば、シュートは防げた」と記し、「×の位置に立つべきだった」と、画像内に赤い「×印」をつけて指摘していた。

ドイツGKノイアーが日本戦で犯した“たった1mのミス” 海外識者「アサノは防げた」 THE ANSWER

イギリス『ITV』でこの試合の解説を務めたギャリー・ネビル氏はスペイン代表がこれから先も勝ち進む上でウナイ・シモンに厳しい目を向け、「シモンは彼らのウィークポイントに見える部分。あの1失点目はセーブしないといけない」と断じた。

同氏はまた、2020年11月にデビューからウナイ・シモンに1stGKの座を託すルイス・エンリケ監督のGK陣における選手選考にも疑問符。今大会の予備登録メンバーにすら入らなかったGKダビド・デ・ヘアであれば、対処しうるものだったと続けた。

「堂安律のシュートはデ・ヘアなら…」 スペイン守護神シモンにG・ネビル疑問符 超ワールドサッカー

第3者の専門家の意見を纏めると、前回詳しく書いたスペイン戦でのVAR@ロンドンの強硬介入も含めて、日本が上げた得点のすべてが「プレゼントゴール」だったことが分かります。

つまり、あの名選手が八百長に加担している・・そんなこと私だって考えたくないですよ。それに政治家ならともかく、一スポーツ選手に対して、証拠なく犯罪者扱いするということが、許されざる行為だということくらい、阿保の私でも分かります。

しかし、当ブログならギリギリセーフというスーパールールの適用に同意いただいたとさせていただきまして、話を進めます。

ノイアーは南野選手のクロスを堂安選手に”パスした”訳ですが、その前にも同じように正面に弾く形で浅野選手に”パスした”シーンがありました。浅野選手はそれを打ち上げてしまったのですが、ノイアーは浅野が下手だったために、同じことを二度やらなければならなくなったのかもしれません。

同じ手を二度繰り返すことは、隠匿性に対しては危険です。

さらに、決勝点の場面は体がまるでボールを避けるようにのけ反っており、リアルタイムで見ていた時点で「ん? なんか避けてない?」という違和感がありました。

誰が見ても「あれ? 入っちゃったの?」という感じのゴールだったんじゃないでしょうか。

八百長を疑い出してから、youtubeで「ニアぶち抜きゴール集」などを見てみたのですが、いくらボールスピードが速くても避けるような動きをしているGKは、一人もいませんでした。

ぜひ、みなさんも「ジャッジリプレイ」ならぬ「八百長リプレイ」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

それらにも増して不審なのが、ドイツもスペインも日本に逆転された後の戦いにおいて、「追い付こう」「逆転しよう」という意思がまったく感じられななかったことです。DAZNで水沼貴史さんが「追いつかれると言う気が全然しなかった。このまま勝てるという感じだった」とおしゃっていましたが、私も全く同じように感じました。水沼氏はそれをいい意味で言っていたのですが、私にはそう捉えるのは無理でした。

これまでサッカー観戦の経験上、それはまったくあり得ないことでありました。

「予想通り先制したし、いい展開だったんだけど……。日本は3分間で2点を決めて、そこからはスペインが気持ちで負けた。それにしても、なんで負けたんだろう」

W杯1次リーグ「なぜ日本に負けたかまだ分からない」肩落とすスペイン人記者 JBPRESS

従来の常識では全く理解不能、政治の世界と同じことが起きたのです。

目的はプロパガンダ

私の想像の通り、もし本当に八百長があったのだとしたら、フィクサーの目的とは、いったいなんでしょうか。単に金儲けでしょうか。いえ、違うと思います。

開幕前に国際サッカー連盟(FIFA)の技術分析班は「サプライズが起きるかもしれない」としていた。その「予言」に沿うかのように、アジア勢は格上を相次いで破った。

 日本はドイツとスペインに、サウジアラビアはアルゼンチンに、韓国はポルトガルにいずれも逆転勝ちした。

FIFAの「予言」通り?アジア勢躍進のW杯 得点パターンに変化も 朝日新聞

それはこの「予言」にある通り、そして予選で実際に起こったことの通り、アジアの躍進。そして、欧州の没落を目に見える形にすることです。

それはまさに、2017年から始まった国際政治上の最大のテーマであることは、当ブログ読者様に至っては、十分ご周知の通りです。

韓国が最も警戒していた男から意外なプレゼントをもらった。1点を追う前半27分、韓国の左コーナーキックをDFがクリアできずにクリスティアーノ・ロナウドの背中に当たって軌道が変化。ゴール前に詰めていた韓国DF金英権(キム・ヨングォン)が押し込んで同点に追いついた。

C・ロナウドが韓国のゴールを“アシスト” 韓国は劇的勝利で1次リーグ突破 スポニチ

その、非常に大きな役割を日本と韓国が負わされたようです。その中でも特別な使命を負ったのが、日本です。ドイツとスペイン、それは「ハプスブルグ家の国」。誰が何のためにか、それは明白です。

がんばれニッポン! 優勝も夢じゃない! 

なんたって「勝利の海賊」がついているのですから、大船に乗ったつもりでやればいい、ということでしょう・・

逆にこれで終わりじゃあ、面白くない。行くとこまで行ってもらいたいものです。