4月7日、とうとう緊急事態宣言が発令されましたね。しかし、その内容は思いのほか”緩く”、今までの「自粛要請」と変わらないと批判的な意見が多く聞かれ、また出歩く人たちへの批判も高まっているようです。
しかし、私は聞きたいです。じゃあ、いったいどうしたらいいんですか?
ロシアでは1カ月の休業
いったい、どうすべきなのか、他国を参考にしてみましょうか。
プーチン大統領は3月25日、新型コロナ感染拡大を食い止めるため、3月28日から4月5日までを休日に指定し、自宅に留まるよう国民に呼びかけました。そして、4月2日に再度、国民向けのテレビ演説を行い、この特別休日を4月30日まで延長すると表明したのです。公的機関、生産の中断が難しい企業、医療機関・薬局、生活必需品の商店および生活に必須のサービス業を除いて、基本的に企業を休業させる(ただし、その間の被雇用者の給与は保証する)という大胆な決定です。
日本には真似できないロシアの「1ヵ月休業」 プーチンはコロナとかく戦えり GLOBE+
さすが、プーチン素敵。この大胆な決断は素晴らしい・・と思いたいところですが、しかし、それは結局、結果が出てからでないと分かりませんよね。そもそも専門家とやらが、1カ月徹底的にやれば、抑え込めるはずだと予測してるんでしょうかね? 少なくとも、私はそんな話は聞いたことがありません。
状況が好転していなければどうするんでしょうか。2カ月に延長? それでも駄目なら、半年に? 「補償をするべきだ」この声もよく聞きますけど、
出来るわけないよね?
1カ月ならできますよ、きっと。でも、さっきも書いた通り、1カ月やれば抑え込めるって予測がどこかにあるんですか?
この休業、自粛の最大の無理は、それは無期限であり、終わりを設定できないってことです。
無期限の補償が出来るんだったら、私たちは最初からなにもしないでいいってことになります。いったい、誰ですか、そんなこと言ってんの。
暴走小池
関係者によると、都と政府の協議では「社会生活の維持に必要な施設」に何が該当するかをめぐり、見解の違いが複数浮上。政府は都が、当初休業要請のリストに含めた対象のうち、ホームセンターや百貨店などを外すよう要求したという。小池氏の「暴走」に、国が待ったをかけたとの見方がある。
小池氏の「暴走」に国が待った、休業要請の調整難航 日刊スポーツ
ですから、当然政府は国の経済活動を守ろうとしています。じゃあ、逆に小池氏は何をやっているのかと言うと、ぶっ壊そうとしていますよね、明らかに。元々、小泉時代からこいつは、「CIAみたいなやつ」だったから仕方ないのですが、決して乗せられてはいけません。
どっちが、本当に国のことを考えているかは、きちんと見定めておく必要があります。
三浦氏は「より東京都に言える傾向があるのが、さまざまな専門家の意見を糾合して政治判断すべきところ、非常事態ということが頭にあるので、どうも東京都は感染症の専門家の意見だけに引きずられている感じがする」と語った。
そのうえで小池百合子都知事の会見などについても、「専門家を置くのはいいんですけど、なんか感染症専門家が政府を仕切っているような印象を生んでいる」と指摘した。
三浦瑠麗氏 東京都や小池知事は「感染症専門家の意見に引きずられている感じがする」 デイリー
テレビに出ている言論人なんて基本無視していいのですが、彼女はいいこと言っています。
つまり、この段階で、できもしないことを言って、東京都民の危機意識を煽ったのだ。脅した、と言ってもいい。
ここから「ロックダウン」という言葉が日本人の間にインプットされ、諸外国のような都市封鎖が起こるという印象を植え付けたはずだ。
ありもしないことを言って、相手を脅す。強迫の構図で相手の心を奪ってコントロールする。それはいわゆるカルト宗教の手法と同じだ。
(中略)
「ロックダウン」発言をした小池都知事は、統治者というよりも、むしろ、数多あるカルト系新興宗教の教祖様に近い。
なぜ都知事はできない「ロックダウン」を口にしたか JBPRESS
ほらね、だからこいつは「CIAっぽいやつ」だって、言ってるじゃないですか。当然全く信用出来ませんよ。
ホリエモンは嫌われ者だが
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(47)が、新型コロナウイルスによる外出自粛が長期にわたるとの見方を示し、「どこかで折り合いをつけないと社会は崩壊するよ」と警鐘を鳴らした。
「そりゃ全員が誰とも会わずに引きこもってたらそりゃ新型コロナには感染しないだろうけど、そんなの人間が人間であることを放棄してるようなもんだぜ」と懸念し、「どこかで折り合いをつけないと社会は崩壊するよ」とした。
その後のツイートでは「経済が停滞すると自殺者が増えるのね。なので沢山の人が結果としてなくなる訳。だから、そうならないように非科学的な行き過ぎた自粛はやめましょうって話だろ。
堀江氏、過度の外出自粛は「人間であることを放棄」 日刊スポーツ
彼は世間的には嫌われ者ですが、この点に関しては、実に正しいと思います。自粛、休業の強制は、期限の設定が絶対条件です。無期限のそれは自殺の強要に等しいです。
メディアのプロパガンダは行き過ぎています。出歩いている人は、それぞれの政治判断の結果です。正解など誰にも分からないのですから。
ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタが、新型コロナウイルスに見舞われている日本について「よくコントロールできている」と評価した。
ゲキサカ
流石イニエスタ!
私は芸能人やテレビメディアの言論人が、いったい何を言っているのか、理解できません。彼らは何を求めているのでしょうか? 小池と同じように「社会の崩壊」なんですかね?
彼らは無期限休業の強要など、馬鹿げたプロパガンダを止めるべきです。誰に言われなくても、誰も出歩かなくなったとしたら、その時こそ、本当の終わりなのですから。
三浦氏の言う通り、「さまざまな専門家の意見を糾合して政治判断すべき」だと私は強く思います。
確かに政府の対策は、あまり素晴らしくはないかもしれません。ただ、彼らは壊そうとはしていない、それは間違いないと思います。
小幡績氏が同じ見解
この記事を書き終わった後に、小幡教授が同じような見解を自身のブログに書いているのを見つけました。
ロックダウンすれば一気に終息するなど、根拠がない。前例もない。エビデンスは勿論ない。イメージだけだ。
しかし、それだけ論理的にも、エビデンス的にも破綻しているのに、ほとんどのインテリたちが自信をもって、政府の方針を批判できるのか。私には、欧米コンプレックスから来ているとしか思えない。欧米と日本のやり方が違えば、日本のやり方が間違っているという前提、先入観に支配されているとしか思えない。
しかも、結果は今のところ、日本のほうが相対的に圧倒的にましである。欧米の失敗から学ぶのはどんどん学べばよい。しかし、失敗例をそのまま理想としてまねしろ、というのは狂気の沙汰としか思えない。
狂気でないとすればコンプレックスだろう。
戦うべき敵は欧米コンプレックス ニューズウィーク日本版
これは狂気で間違いありません。皆さん、早く気が付く必要がありますよ。じゃないと、やられますよ、マジで。
戦うべき時が来た、ということです!