のっけから手前みそで申し訳ございませんが、7月14日のフランス革命記念日に起きた世界に衝撃を与えた事件は、当ブログの分析の正確さを物語ることとなりました。

《トランプとフランス革命の絵が酷似してるように感じてしまう 不慮の事故とはいえ、このアングル写真は、混沌のアメリカに一石を投じるリーダーの象徴のようだ》

「奇跡の1枚」トランプ氏襲撃写真が “歴史的名画” と一致!「次期大統領、これが決定打」と話題に SMARTFLASH

現代のフランス革命

私がこの記事のキャッチアップ画像に選んだのは、今回話題のドラクロワの「民衆を導く自由の女神」ではなかったのは、ご愛敬。もちろん、当ブログは情報機関から直接情報をもらっている訳ではなく、彼らの「匂わせ投稿」から拾ってきているだけなのでね。

ただ、今回その方法の正しさが証明されたと言っていいでしょう。それにしても、民主主義とは恐ろしいものですね。

日本の場合

世界では近年、ソーシャルメディアを駆使するタイプのポピュリズムに政治がひっくり返されているが、これまで日本の有権者はそういった手法に不思議と動じないように見えた。しかし、石丸の登場でそれも変わったようだ。

英誌が都知事選2位の石丸伸二を「SNSのポピュリスト登場」と報じる COURIEE JAPON

当ブログはこれまで、この方にほとんど触れず、前回の記事で「喧嘩をふっかける芸が流行っている」とだけ書かせていただきました。まあ、出来れば、そのままスルーで終わってほしかった。しかし結局、都知事選で2位まできてしまい、ヒヤッとするところとなりました。

 石丸氏は「敵意には敵意、好意には好意で返す」という、ミラーリング(相手のしぐさや表情に合わせることで、親近感や心の距離を近づける心理テクニック)を用いていることが話題に出ると、岩田氏は「この手法はプーチン大統領が安倍首相と首脳会談をやったときに言った言葉なんですよ」と明かした。

石丸伸二氏の手法「プーチンと同じ」元NHK岩田明子氏が指摘「首脳会談での言葉」思い返し「ドキッとした」 デイリー

一言だけ、彼を選んだ若者に、おじさんとしての意見を申しあげておきますと、秩序を乱そうとする人間をリーダーに選ぶのはやめておいた方がいいですよ。

ママは抜群の縁故と仲裁能力を持っていたから、並外れた影響力を振るった。大人のオスはみな、公式には彼女よりも序列が上だったが、いざというときは、誰もがママを必要とし、彼女を尊重した。

彼女の意向が、すなわちコロニーの意向だった。

『ママ、最後の抱擁 わたしたちに動物の情動が分かるのか』 フランス・ドゥ・ヴァール

動物でも人間でも、群れのリーダに最も大切な力は、秩序を保つ能力です。

確かに小池百合子は、以前は「秩序の破壊者」でした。しかし最近は、嘗ての姿はなりを潜め、すでに「秩序の保持者」になっています。それは彼女が騙されていると気づいたのか、それとも元から二重スパイだったのか、定かではないですけどね。

秩序の破壊者

では誰が、いったい秩序の破壊を望んでいるのか、それももう十分書いてきましたね。

ワイリー氏:はい。当初CA社の前身に入社した多くの人たちが、尊敬に値する理由で、研究を行っていました。問題は、富豪であるマーサー氏が社に資金を投じ、バノン氏を責任者にしてから起きるようになりました。

 バノン氏にはこの会社をどの様に利用するか、明確な目的がありました。「文化戦争」を起こすことです。文化戦争、あるいはどんな戦争でも、戦うには武器庫が必要です。「戦争」が文化面で起きる場合、開発の必要があるのは、情報面の武器です。彼がこの社で働きたかった理由は、開発されたものがオンライン上で使用された武器だったからです。

「トランプという怪物」を作った会社
内部告発者クリストファー・ワイリー氏 ロングインタビュー(上) 日経ビジネス

それは、トランプ氏の熱烈な支持者でした。当ブログは、それに「ロンドン筋」という愛称を付けました。

しかし皮肉なことに、この研究に関する「巻き添え被害」は大きく、米英国民に使用され、トランプ大統領の選出、そして、英国のEU離脱という結果を招いてしまったと考えています。

その存在を捉えていない専門家の見解など、聞く価値はないですね。

「新フランス革命」の目的は「旧フランス革命」と同じで、それは旧秩序を破壊して世界大戦へと導くプロセスです。

さやか 「それまでの戦争は、お互いの軍事力の差で勝敗が決まることが多かったの。武器が尽きたらもうおしまい。でも第一次世界大戦にはどんな特徴があったかな?」

しゅう 「総力戦?軍を支えるために国中が動員されるから、なかなか戦争が終わらないんだ。」

さやか 「そうなの。そして総力戦になったのは、この時代に顕著になってきた『大衆社会』の影響があったのよ。」

「大衆社会」の形成には、ヨーロッパに近代化をもたらした二つの革命が大きく影響しています。

まずは、イギリスで始まった産業革命。
その後の第二次産業革命とあわせて、都市部の工場で働く多数の労働者を生み出しました。
労働者は、労働運動を通じて力を増し、また、労働者を含めた大衆の消費が、国の経済に影響を及ぼすようになります。

次に、市民革命。
自由で平等な権利を持つ市民を生み出しました。
すぐに民主主義が定着したわけではありませんでしたが、その後、欧米諸国で選挙権が拡大し、大衆の政治参加が進んでいきました。
二つの革命からおよそ100年を経た20世紀初め、大衆が国の方針に大きく影響する「大衆社会」が到来したのです。

第一次世界大戦と戦後の世界 ~大衆社会・戦争・国際協調体制~ NHK

残念ですが、当ブログの分析は当たりまくっています。古今東西、大衆は扇動への抵抗力が極めて脆弱で、ある種の情報を嫌う人は、別の「真実」の虜になります。

例えば、陰謀論やパラノイア的思考に弱く「国境に秘密の軍隊が存在する」「オバマは銃を取り上げに来る」「市民は監視されている」などという馬鹿げた偽のメッセージを、他の人々に比べ、より信じてしまうある特定の集団が、CA社のターゲットでした。

 一方で、極左思考の人たちを取り込むメッセージも存在します。こうしたメッセージは、極右の人たちには響きません。十分な情報さえあれば、人によって、様々なメッセージを送ることが可能となります。

「これは戦争だ」心を操る大量破壊兵器 日経ビジネス

最近になって新たに出てきた対立軸には、「あっち側とこっち側」なんてのまであるのです。いったい、どんだけ手抜きのイデオロギーなんだい?

「あっち側のやつらは悪いやつらで、俺たちの敵だ。あっち側のやつらは、殺さねばならない」

本当に残念ですが、これが民衆の現実なんです。

秩序の崩壊の後

そして最後に、いつも通り、現実を離れて私の妄想にお付き合いいただきましょう。

「彼ら」は『北斗の拳』の世界を創ろうとしているように、私には見えるのですね。

核戦争後の世界では、地上は荒土と化し、国家機構も崩壊している。これに伴い、通貨や貨幣も無価値となっている。

『北斗の拳』 ウィキペディア

少なくとも「地上の秩序は失われ、そこに住むことは難しくなりました」とアナウンスしたいのだとね。

私たち大成建設は、2030年の、さらに先も見据えています。
月地下都市の建設構想もそのひとつ。月面地下の溶岩チューブ内に、 長期間にわたり快適に生活できる居住環境を構築。月面で資源探査ミッションを行う宇宙飛行士や月への旅行者に、公園のように開放的で豊かな居住空間を提供します。

- みらいの都市 - TAISEI TECNOLOGY & SOLUTION

あなたも月で暮らす日が? 月面都市の全貌にせまる

NHK

どうも「彼ら」は、私たちを地上から追い出したいように思えます。

次のパンデミックや世界の終わりに備える地下の家…屋内菜園や地下プールも完備

life INSIDER

いったい、誰がなんのために、そんなことを? それは、当ブログが追い求めてきた世界史最大の謎。しかし、最近私はこう考えています。「ある事情」により、地下に住まわざるを得なくなった”人たち”がいたのではないか? と。

さて、そんな謎めいたスフィンクスの内部や地下には、秘密の空間があるのではないかと多くの研究者たちによって指摘されてきた。実際、スフィンクスの前足前方の地下には空洞が存在するという調査結果がある。そして、近年では秘密の地下空間はもっと深いところで大規模に広がっており、ラビリンスを超える地下施設が都市のごとく存在しているのではないかと注目されつつある。

エジプト政府がひた隠す、地下迷宮の謎…スフィンクスの地下にも秘密都市が存在? BUSINESS JOURNAL

つまり、それは「世紀の大逆転劇」だったのです。