突如降ってわいた、元SMAPの中居正広氏の性加害疑惑に端を発した一連の「事件」は、どえらいことになっていますね。これまでと一体何が変わったのかと言えば、ズバリ「風向き」です。今回は、この「風」を創り出しているものの正体に迫ります。

芸能界という奇妙な集団

社長が出て来て、火に油を注ぐという最悪の展開に陥ってますね。なんで、こんなことになってしまうか? に関しては、これまでも書いてきた通りですが、「無能を出世させているから」です。

企業というのは、私に言わせれば奇妙な宗教集団の代表格で、そもそも教祖様は、信者のたちの敬虔な信仰なしには、集団を統治する力なんて、初めから持ちあわせていないのです。

ですから、私は上場企業の経営者などに尊敬の念というのものは、一切持ち合わせていません。任天堂の前社長、故岩田聡氏と、後はニトリの社長以外は、全員嫌いです笑。

彼らには、世間からお金を奪っているという自覚とうしろめたさが微塵も感じられないんですよ。自分を素晴らしい存在だと信じていることが、露骨に出ているので、嫌なのです。

任天堂の岩田さんにはそういうのが、感じられなかったし、他の幹部の人にもそういう感じがしないんですよね。社員の人に聞いたら、「そんなことないで」って言うかもしれないですけどね笑。

いや、別に私も彼らを軽蔑なんてしてないですし、もちろん、恨んでなどいません。ただ、君たちを特別素晴らしいとは全然思わん。おまえらは、普通じゃというだけです。

芸能人が「素晴らしい人たち」である教義は、少なくとも数年前から壊され始めていました。

有名人を尊敬すると言う感覚を生み出してきたのは、社会である。

しかし、この感覚をつくり上げているのは、社会にあるのではないかとも思っている。というのも、ジョージアでは有名人に対する捉え方が全く違うからだ。

日本では有名人は「神様」なのか?…ミーハーな行動「一緒に写真を撮ってもいいですか」がジョージアでは通じなかった歴史的背景 NEWSWEEK 日本版

確かにそれは合っているでしょう。しかし、彼らは「素晴らしい人物」ではなく、「幼稚で無能な普通の人」であることが露呈してしまったのです。もちろん、私も「幼稚で無能な普通の人」ですから、つまり自分とあんまり変わらなくない? となったわけですが、これは芸能界にとっては、致命的です。 

最大の問題

それを私に教えたのは、「風」です。「風を読む」とは、よく言う表現ですが、私がこのブログでやっていることは、まさにそれです。「世界の正しさ」をぶっこわ~す「風」が吹いている、と4~5年前から主張してきましたね。

人々はしばしば、自身の属する民族や人種の地位を当然 で不変であり、正当なものとみなす。それは、個人としての自分の社会的な身分が、自分にふさわしいものであるとみなすのとよく似ている。最初から、世界は基本的に正しいと思っているのだ。

『人はなぜ憎しみ合うのか 群れの生物学』 マーク・ W・ モフェット

ここに書いていることは、とても強固な感覚である、もしくは、あったように思います。私個人の話で言えば、「大人の社会」がどこかおかしいことには、高校生のころには気づいていましたが、つい最近まで、それはみんな同じだと思っていたのです。口にはしないけど、世間が変だと言うことには、薄々みんな勘付いているものだと。つまり、それは裸の王様だと思っていたのですね。しかし、現実は違ったようです。最近になって「世界は基本的に正しい」と強固に信じている人が、想像よりも遥かに多いことを知り、驚愕したと言う訳です。

例えば、トランプに同調する気はさらさらありませんが、「選挙が不正」であることに気がついたのも、高校生のころでした。

声の周波数分析は、アメリカ大統領選挙のテレビ討論でも行なわれている。一九六〇年から二〇〇 〇年までの八回の選挙で調べたところ、一般投票の結果は声の分析と一致していた。つまり自分の声を相手に同調させる候補者ではなく、ハミング音が不動の候補者に多くの票が集まったのである。この傾向がことのほか顕著だったのが、一九八四年の選挙で勝利したロナルド・レーガンと、対立候補 のウォルター・モンデールだ。また、どちらかというとハミング音を合わせる側なのに、選挙で勝った候補者はジョージ・W・ブッシュひとりしかいない。だがこれは例外ではないだろう。なぜなら一 般投票で得票数が多かったのは、実は支配的な声のアル・ゴアだったからだ。

『あなたのなかのサル』 フランス・ドゥ・ヴァール

私の場合は、ジョージ・W・ブッシュが”本質的な敗北者”であることを、声ではなく、顔から感じ取ったということを何度か書いてきました。世界で最も厳正であるはずの米大統領選挙で「敗北者が勝った」のですから、大人の社会がインチキであることは、明白だったのです。

しかし、最も奇妙なことは「大人の社会がインチキだった」というそれ自体ではなく、なぜ、「風向き」が変わったのか?ということなのです。

「世界は基本的に正しい」という構図が、なぜ崩されなければならないのか? インチキならインチキで貫き通せばいいじゃん。それが出来ないわけでは、決してありますまい。最大の問題は、崩れたのではなく、崩されたと言うことなのです。

これは私にとっても、長年の難題でした。そして、おそらく、そもそも「世界は基本的に正しい」という構図を構築したのも、それを壊すもの、同じ勢力なのです。

果たして、これ以上の難問がこの世にあるでしょうか!?

ゾンビ

さて、そんな中、唐突ではありますが、こんな記事が気になりました。

ゾンビは実在する。いや、自然界はゾンビであふれている、というほうが正確か。菌類はアリの脳を乗っ取り、ハチはゴキブリの体を麻痺させる。いずれも寄生体による宿主のゾンビ化と呼ばれる行為だ。「研究によれば、菌類、バクテリア、蠕虫(ぜんちゅう)、そしてハチの中に、ゾンビ化させる生物がいます」と、先日発売された書籍「Plight of the Living Dead」の著者、マット・サイモン氏は話す。「動物界では、非常に広く見られる現象です」

世界は「ゾンビ」だらけ、寄生されれば人間も…
ヒトさえ凶暴なゾンビに変える寄生体、ヒトに危険なものはウイルス NATIONAL GEOGRAPHIC

私はこの記事を見たときに、「おまえらヒトは、ゾンビ集団やで」と言われている気がしたんですよ。頭おかしいですね。ですが、いつものことなので、サラッと進めましょう。

――ダーウィンは1860年に「慈悲深く全能である神が、ヒメバチ(寄生バチ)を創造されたとは、私にはどうしても思われない」と記しています。あなたの本を読んでから、私も同じ思いになっています。ゾンビだらけの世界に神の居場所はあるのでしょうか? そして寄生体の存在は、私たちに何を示唆しているのでしょうか?

アハハ[笑い声]。私は元々無神論者ですが、この本を書いたことで、ますますそう思うようになりました。

アハハ、じゃねえよ・・。神の居場所はないってさ・・。私たちに何を示唆しているのか? だってえ・・実に白々しいねえ。じゃあ、私も言わせてもらうけど、寄生バチを創ったのは神じゃないと思うけど、ヒトに寄生する「あるもの」を創ったのは、間違いなく「カミ」でしょう。

そして、それこそが、「風」の原材料なのです。

「カミ」が創りたもうた寄生体

こう考えると,信号としての言語の進化には興味深い謎がある。言語の有効性は情報の生成と伝達にあるが,どちらの過程にも必然的な嘘が伴う。まず,言語表現に伴うカテゴリ化は現実を単純化することであるから、言語表現は本質的に正しいものではない。さらに,要素の恣意的な結びつきは創造的な表現を可能にするが、それが現実との対応をもつとは限らない。すなわち、発話内容が発話者の正直な信号であるとは限らないのである。言語のこの性質を利用し、虚偽の陳述により他者を操作することも言語の発生以来行われてきたことである。言語はすなわち本質的に操作的な信号なのである。

(中略)

したがって、言語の表出的部分は正直な信号として進化したが、言語の表現的部分は正直な信号ではない。ということになる。人間の文明を作った言語の有効性である情報表現力・伝達力は、正直な信号として進化したわけではない、むしろ、基本は嘘をつく信号であり相手を操作する信号である言語が進化し得たのは大きな謎なのである。

「言語の情動寄生体仮説」 岡ノ谷一夫

嘘をつくために言葉はある( ^ω^)・・・

ではなぜ言語が生じ,発話信号として定着したのか。こ
の問いの鍵は情動にあると私は考える。発話に伴う声の調
子や顔の表情は正直な信号である。表情や声の調子で嘘を
つき通すのは難しい。言語内容が虚偽であっても発話に伴
う情動表現は正直な信号である。情動に寄生したから言語
は進化し得たのではないだろうか。すなわち、言語そのも
のは、情動表出というコミュニケーションへの寄生体であっ
たのだ。寄生体は他者の作る栄養に依存する。同様に,言
語は情動が作る正直な信号に寄生したがゆえに進化できた
のである。

言語は、寄生体! そう言えばパンデミックって、病原体は、確か言葉でしたよね。違いましたっけ? あ! だからマスク・・・

小池都知事 新スローガン「ひ・き・し・め・よ・う」東京コロナ感染者初600人超え

デイリー

な~つかし~と言いたいところだけど、こんなのあったけ?笑

【動画】まるで「この世の終わりの光景」…ロサンゼルス山火事、夜明けの街で撮影された映像が「不気味すぎる」

NEWSWEEK 日本版

新旧、大げさ対決。燃えたのは、地球のほんの一角でしょう? 勝負は、やっぱ、小池の勝ちだな。

言語がコミュニケーションへの適応として進化したという考えは,生成文法派の生物心理学者によって「コミュニケーションの誤謬」として批判されてきた。生成文法からは、「言語が外在化よりも内在化に最適に設計されている」という理由から、言語の起源はコミュニケーションにはないとの主張がある.信号の正直さの理論から考えても、言語はコミュニケーションへの適応として進化することは難しい。しかし言語が情動表出というコミュニケーションの寄生体として進化したという考えは、これらの批判に答えることができる。さらに,言語が寄生体として十分進化し、それ自体の有益性が信号が時に正直でないコストを上回ってしまうと,今度はマキャベリ的知能仮説にもとづき、言語の多様な表現と行動・情動の表出を組み合わせて他者操作に長ける個人がより適応的になるだろう。

「言語の情動寄生体仮説」 岡ノ谷一夫

今日の結論、言語は陰謀です・・・。そして、最後に「風向き」が変わった理由については、一言で言えば、「カミの居場所」がなくなったから、じゃないのかなあ。

命名、作戦コードネーム「Resident Evil 4」。

『バイオハザード4』(バイオハザードフォー、biohazard 4、欧題:Resident Evil 4)は、2005年にカプコンより発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。

(中略)

その後、レオンは無線で女性オペレーター・イングリッド・ハニガンのサポートを得ながら、単独で村の捜索を開始する。調査を進めていくと、村はカルト教団「ロス・イルミナドス」の支配下にあること、村人たちは教団が信奉する寄生生物「プラーガ」に肉体を乗っ取られた人間「ガナード」であったことが判明する。

「バイオハザード4」 ウィキペディア
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