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なぜか「テロ」だと言わないテレビ
韓国人が靖国神社のトイレの中で爆破を起こしたという事件が起きましたね。
これはどっからどう見てもテロなんですが、なぜかテレビのニュースはこれをテロだと言わないですね。なぜなんでしょうかね・・? ちなみにテロリズムとは「事前に謀られ、政治的に動機付けられた暴力の行使」とウィキペディアに記されています。
メディアの言う通り、日本でもテロ事件が起きたわけだが・・
フランスのパリでのISによるテロ事件が起きて以降、「これは対岸の火事ではない」という一部のジャーナリストの方が息を巻いていましたが、当ブログではフランスのテロ事件は対岸の火事であると言い切ってきました(フランス、テロ事件が対岸の火事という現実)。そんな記事を書いているのは、ネットでも私だけのようでしたが、なぜそんなことを書くか、その理由は、欧米に付き合う形で、対テロ戦争に巻き込まれるのは危険だと思うからです。
でも、私のそんな心配をよそに、いくらジャーナリストが「対岸の火事じゃない」と煽っても、大半の人は現実はそうではないことを理解しているようです。それは日本中の反応を見ていれば明らかです。
そんな中、今回の韓国人によるテロ事件が起きたわけですが、メディアは「日本でもテロが起きるぞ!」と警告していた割には、今回「ほら、起きたじゃないか!」という声を出しません。なぜでしょう。起こしたのが、韓国人でISではなかったからでしょうか。彼らは本気でISが日本でテロを起こすと考えているのでしょうか。私に言わせれば、韓国人が起こす方がよほど自然なのですが。
ISが日本でテロを起こす合理性がない
私は過去記事でも、ISは日本と敵対する根本的、自然的理由がないと主張してきました。ISが日本でテロを起こすとおっしゃる方は何を根拠にそういうのでしょうか? youtubeで覆面の男が言っていたからでしょうか。テロリストの脅しが根拠だというのなら、それはちょっと・・。それに、あれは安倍首相が先に喧嘩売ったんですよね、確か。
理由があるとすれば、「日本が欧米に肩入れしているから」というくらいしか思い浮かびません。それは確かに理由にならなくはないですが、「肩入れしている」ということだけで、目の前の巨大な敵の欧米をほっておいて、わざわざ弱小の日本を攻撃する合理性がありません。彼らは無秩序な怪物ではない同じ人間だし、そんなに暇でも、馬鹿でもないでしょう。テロはもちろん肯定しませんが、命をかけて戦っているわけですからね。
テロは戦争の一種、戦争とは”ナワバリ争い”
繰り返しになりますが、戦争とは、自然界で言う”ナワバリ争い”です。自分たちの遺伝子の存亡をかけた宿命的な戦いなのです。これを聞いて、いや、ちがう、動物と人間を一緒にするなという方は、リチャード・ドーキンス作『利己的な遺伝子』をぜひ読んでみてください。それは単なる人の思い上がりだと気づかされるはずです。
われわれは遺伝子という名の利己的な存在を生き残らせるべく盲目的にプログラムされたロボットなのだ
言う通りテロが起きたのに、「ほら、みろ!」と言わないメディアの不思議
以上の理由から、普通に考えて、地理的に隣の韓国人、中国人、そして、日本人自らが日本でテロを起こす可能性の方が、ISが日本でテロを起こす可能性よりもはるかに高いと言えるでしょう。そして、今回、韓国人がこういう事件を起こしたということは、昨今の情勢から言っても、想像しやすいことと言えるでしょう。
「テロが頻発する世の中になる」というメディアの主張の通りになったのに、なぜか誰もそのことを言わないという不思議な状況が、今、目の前にあるのです。誰も被害者がいなかったらいいものの、こっちこそ、もっと怒るべき事件じゃないかと私は思いますが。