2017年初頭から当ブログは、国際政治の黒幕探しをずっと続けてきたわけですが、苦節8年、ほぼ結末にたどり着いたような気がしてしまっています。

真犯人は「オランウータン」だった・・。

それは、史上初の推理小説とされる『モルグ街の殺人事件』と同じ、しかも、2016年には『モルグ街の殺人事件』を記事として取り上げており、その数奇なめぐり合わせには自ら驚くばかりです。

まるで、お笑い

これが、当時の記事なんですが、「非常識で、合理性のない」最高の小説であり、それは日本のお笑いに近い、と書いてますね。その評自体は、今でも結構気に入っています。しかしまさか、このブログの結末自体がそれになってしまうとは・・しかも、現実の話として書いている訳であり・・

3枚目の「見つめるオランウータン」が、ナショナル ジオグラフィックのネイチャー写真賞「2017 Nature Photographer of the Year」グランプリに選ばれた。

「頭の中でずっと、この場面を思い描いていました。そして、思い通りの写真を撮るには川に入るしかないと判断しました」と撮影者のジャヤプラカシュ・ジョギー・ボジャン氏は言う。

 ワニがいれば厄介なことになると思ったが、結局その心配はなかった。30分ほどかけて、ボジャン氏は川を渡るオランウータンを撮影した。

 最も心を揺さぶられたのは、オランウータンがカメラをじっと見つめ返した瞬間だった。我々人間に向かって、無言のメッセージを発しているようだった。

ギャラリー:見つめるオランウータン、2017年グランプリ作品 ナショナルジオグラフィック

なぜ、私が犯人はオランウータンだ! という迷探偵ぶりを発揮したのかと言うと、複数のソースで匂わされていたから、と書きましたね。その中で、まだ紹介していなかったのが、こちら。

このように私たちの視覚的な注意は意外とザルであり、かなり大胆な出来事にも気づかないことがあります。

…と言っている間にも、皆さんの周りで何か大きな変化が起きているかもしれませんよ。

目の前のゴリラに気づかない!不思議な心理現象「見えないゴリラ」とは? ナゾロジー

なぜ、ゴリラなんや・・? そして、真犯人は意外とその辺にいるのでは? と・・。

ゴリラが見えなくなったのは、自らの注意を白服チームにのみ向けて、他の一切を意識から排除した人なのです。

そして、ヒトが、他の動物に比べて変わっているところ、私たちは「自分」を強く意識するようになった結果、「周囲(自然)」への興味を失った、とは思いませんか?

人類最大の過ち

さて、犯人が「オランウータン」かは、いったん置いておきまして、ここ最近、繰り返し書いていることですが、人類史上最大の過ちは、核爆弾の創出ではないかもしれません。

「現時点でわかっていることから、生物多様性を維持する上で、頂点捕食者は重大でかけがえのない調整の役割を担っていると思われる。頂点捕食者がいなければ、急速かつ広範な絶滅が進み、生態系は単調なものになるだろう」

『捕食者なき世界』 ウィリアム ソウルゼンバーグ

それは、捕食者を排除してしまったこと、なのです。しかし、その過ちをおかしたのは、我々ではなく、「オランウータン」だったのかもしれません。

今回の結果は、「石器を使った肉食」という進化的転換が、ホモ・ハビリスだけでなく、より進化したホモ・エレクトスのような種で本格化した可能性を示唆しています。

初期人類は狩る側ではなく「狩られる側」だったと判明 ナゾロジー

私たちの祖先は、草食動物なのに、捕食者になってしまった。この身の程知らずの振る舞いが、旧来の生態系を破壊し、ヒトの存続には、文明社会が必須になってしまった可能性が高いでしょう。

しかし残念ながら、文明は所詮対処療法であり、それでは人類の繁栄の長期的な維持が不可能であることは、現状が示唆しているのです。

上位捕食者の影響を長年にわたって考えてきた人々にできることは、捕食者なしに人 類が向かっていく世界を心配することだけだった。「頻繁に背後を振り返ってみる必要もなければ、ライオンよけのフェンスのなかで暮らす必要もない。子どもを庭で遊ばせ ても心配しなくていい」と、動物行動学の第一人者で、肉食獣マニアを自称するハン ス・クルークは言う。「もはや鋭い観察力や敵を察知する能力は不要となり、速く走る必要もなくなった。そのような能力は使わなければ衰えるものだが、現代人はでっぷり太ったカウチポテトになってもべつに困りはしないのだ」

『捕食者なき世界』 ウィリアム ソウルゼンバーグ

それで、いいじゃないか。「自分にしか興味がない人」は、そう考えるでしょう。しかし全てを知る我々の祖先は、この問題を解決しなければならないと考えたはずです。

取るべき道、その答えは、もはや明瞭、「捕食者を取り戻す。」

現在は氷河期の中でも温暖な間氷期とされているが、地球は人類の活動で急激に温暖化しつつある。その結果、激しい気候変動が起き、環境は大きく変化している。ネアンデルタール人の共食いは、我々に対する警告なのかもしれない。

ネアンデルタール人の「共食い」が我々に伝えること yahoo!ニュース

その方法は、同じ人類の中から、捕食者を創り出すことなのではないか?

イーロイのユートピアは偽りの楽園であった。時間旅行者は、現代(彼自身の時代)の階級制度が持続した結果、人類の種族が2種に分岐した事を知る。裕福な有閑階級は無能で知性に欠けたイーロイへと進化した。抑圧された労働階級は地下に追いやられ、最初はイーロイに支配されて彼らの生活を支えるために機械を操作して生産労働に従事していたが、しだいに地下の暗黒世界に適応し、夜の闇に乗じて地上に出ては、知的にも肉体的にも衰えたイーロイを捕らえて食肉とする、アルビノの類人猿を思わせる獰猛な食人種族モーロック(Morlock)へと進化したのである。

「タイム・マシン」 ウィキペディア 

・・・・・いや流石に、そうまでして生きたくなくね?

ほとんどの人は、そう思うかもしれません。しかし、残念ながら、そうしなければ、人類は終わりなのです。

捕食し、捕食される存在として進化してきた人類は、いまや肉食獣を葬り去った。だが生態系の歪みは、恐ろしい結末へ向かっている

『捕食者なき世界』 ウィリアム ソウルゼンバーグ

文明がなければ、人類は、もうこの世に存在しなかったかもしれません。恐ろしい結末を先延ばしするために、文明社会は導入されたのです。おそらく、自然界を模倣する形で。

「人間は社会的動物である」という有名なフレーズがありますが、繁殖する個体、繁殖しない個体が階級として決まっているわけではないので、真社会性動物とはいえません。真社会性を持つ生物としてよく知られているのは、ハチやアリ、シロアリといった昆虫の一部です。脊椎動物では、ハダカデバネズミと近縁種のダマラランドデバネズミなどデバネズミ科の数種類しか見つかっていません。デバが真社会性を持つことが報告されたのは1981年のことでした。

第2回:不平等な階級社会が健康長寿の秘訣? IMIC COLUMN

捕食者が少ない中でも、生態系を維持する、異質なハダカデバネズミの社会は、我々の文明社会のモデルなんじゃないですかね?

女王、兵隊、労働者。壮絶な階級社会を生きる“デバ” 歯学部生なら知っておきたい! 驚異の生きものハダカデバネズミ #2 QUACAREER BRUSH

女王が対立を煽って、社会を維持しているとか・・。

どうしてこうなった?

それにしても、我々はどうしてこんなことになってしまったの? と言えば、もうこれは、すべては偶然の結果です、としかいいようがないでしょう。

「現実は、正解だ」

故、立川談志師匠は、現実を受け入れろという意味で、よくこう仰っていました。

失礼かもしれないが、あなたが成功者だったとしても、それは運がよかっただけです。あなたが、失敗者だったとしても、それは運が悪かっただけなのです。だって、あなたの性質がたまたま、今の社会に合っていないだけなのですから。

この考えは、とても素敵ではないですか?

私も、つい最近まで、文明社会は不正解だと考えていました。しかし、やはり、それは正解だったのです。

「よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。

「よく覚えとけ。現実は正解なんだ。」立川談志49歳のことばが身にしみる 竹村俊介 ジセダイ

当ブログが、国際政治分析を開始した動機は、「真犯人」、背後に潜む「悪い人」を見つけることでした。しかし初めから、それは存在しなかったのです。

惑星Eから 追放された

そのくやしさは 忘れはしない
 宇宙を旅して 目についた
 地球をかならず 支配する
 セリフ:ゴリ「ラーよ 攻撃の時がきた」      
    :ラー「ウォー」
 私は科学者 宇宙猿人ゴリなのだ

 自分の理想と 目的もって
 強く生きてる そのはずなのに
 宇宙の敵だと いわれると
 身ぶるいするほど はらがたつ
 セリフ:ゴリ「我々の力の程を見せてやれ」    
    :ラー「ウォー」
 私は科学者 宇宙猿人ゴリなのだ

他のアニソンや特ソン(特撮ソング)にも敵側のテーマ曲は存在する。しかしここまで自己肯定的で自己主張の強いものがあったろうか。特に「♪身ぶるいするほど はらがたつ」という歌詞は、天才科学者であると同時に生来の独裁者としてのゴリのプライドが端的に表現されており、まさに身ぶるいするほど最高である。やはりこれは “主人公” のテーマソングに他ならない。

70年代に生きる特撮ヒーロー「スペクトルマン」主人公は敵役の “宇宙猿人ゴリ” なのだ! RE:MINDER

もしかすると、これは、望まず「真犯人」にならざるを得なかった者たちの愚痴が、思わず漏れてしまったものだったしれません。