美しすぎるハーフ顔の自律対話型アンドロイド「エリカ」~振る舞いも含めた自然な対話を可能に

京都大学 大学院情報学研究科の河原達也氏らは3日、人間との自然な対話を実現する女性型アンドロイド「ERICA」(エリカ)の開発を発表

こんなニュースが出てました。SFの世界が着実に近づいているわけですが、アンドロイドは訳すと「人造人間」。文字通り、人が人を造るってことですね。

 

文学的見地から見る「人間らしさ」の正体とは!?

さて、その人造人間の開発目標値なのですが、そのキーワードとして、

人間らしいふるまい」と言うのが何度も記事の中に出て来ています。でも、そもそも、その人間らしいってどんなことなんでしょうか?

 

その答えはこの記事の中には出てないようですが、そんな重大と思われる疑問に当ブログがズバッと答えます! なぜ言えるか、それはこの巨匠の名小説に書いてあるからです。

世界文学の最高の作家ドストエフスキーの『地下室の手記』です

 
「極端な自意識過剰から一般社会との関係を絶ち、地下の小世界に閉じこもった小官吏の独白を通じて、理性による社会構造の可能性を否定し、人間の本性は非合理的なものであることを主張する」
これはこの小説を見事に表す岩波文庫のあらすじです。世界文学最高の小説の示唆によれば人間の本性、人間らしさとは非合理性のことなのです。

 

さて、それを踏まえると合理的な物の塊であるアンドロイドが非合理的な人間になることなんて果たしてできるのでしょうか?

そして、非合理性を持たないアンドロイドが、人と”人間関係”を築くことが出来るのか!? と言うことは大いに注目すべきことなのではないでしょうか