「夢のテクノロジー」に関する過去の記事を2件まとめました。
先日もNHKのキャスターがロボット技術の進化を伝えるニュースで、「私たちの仕事の半分が無くなるかもしれません」と嬉しそうに伝えていましたが・・、そんな彼らもさすがに笑顔では伝えられないだろうというテクノロジー関連の記事です。
ほぼ完全な脳の培養に成功
ほぼ完全な人間の脳の培養に成功 5週の胎児に相当 米オハイオ大
-IT media ニュース-
こんなニュースが出てましたね。科学技術は常に賞賛されるのですが、さすがにこれは恐ろしいとネットでも話題になっているようです。
IPS、再生医療、そして例のSTAP騒動と、マスコミ(世間)はそのたびに賞賛の嵐を送ってきたわけでありまして、そのたびのNHKのキャスターの笑顔が印象的でした・・・。
当ブログではそんな風潮に対して懐疑の目を向けてきたわけですが、
これにはさすがにNHKも怖くなって手のひらを反すのでしょうか? それとも、笑顔でやはり伝えるのでしょうか?
賞賛の嵐の中のIPS細胞だって、ちょっとネットで検索すればこんな怖い物だということがすぐにわかるのです。同じ方向にひたすら流されるのではなく、そういう別の視点を持っておくことは、とても大事なことではないでしょうか。
世界文学最高峰、ドストエーフスキー作『カラマーゾフの兄弟』の中で、「石をパンに変える業」は悪魔の所業とされています。人の欲求を叶える魔法は、神ではなく、悪魔の仕業。なぜか? それは人々を服従させてしまうからです。
科学は、とうとう悪魔の業を手に入れたという感覚になんら違和感を生じない一事例ということが言えるのではないでしょうか。
人類が100%マインドコントロールされる時代接近か
ブルームバーグにタイトルの記事が掲載されました。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MR29W86KLVSH01.html
暑いので、今回は私も暑苦しいのはなるべくやめて、さらっといきたいと思います。
人をコントロールしたいと言う欲望、これが文明によって叶えられる日は遠くないのでしょうか。これも夢の・・・でしょうか?いや、このニュースはさすがにNHKのキャスターも笑顔では伝えないでしょう。
しかし、私の中では怖さ、危険度は再生医療も同じです。このテクノロジーは犯罪を防ぐため、犯罪をなくすためにのみ使ったらどうでしょう。そんなコントロールが出来るなら、何も怖くはないところです。
しかし、それが出来ないことは、ハイリターンであればあるほど明確です。これはその非常に分かりやすい例で、他も根本は変わらないのだと思います。夢の・・・ではなく、ハイリスク・ハイリターンという当たり前の現実があるだけではないでしょうか。