いきなりですが、当ブログは「世の中の裏を暴く」とか、そういった類のブログではありません。正直、こういう記事を書くことは、私の本意でありません。つい先日も、北朝鮮問題に関して、ぶっ飛んだ内容の記事を書いたばかり・・・。当ブログは本来は超真面目なブログです。経済記事では、それなりの実績を上げてきたつもりで、哲学的内容の記事のクオリティには一番の自負を持っています。

しかし、こんな題名の記事を見た初見の読者の方は、「よくある陰謀論的ブログか」、と思うことでしょう。繰り返し来てくれている方にも、嫌気が刺されないだろうかと心配です。

こんな記事は、当ブログにとってリスクばかりでメリットがほとんどない。でも、書かずにはいられないのです。なぜなら、今年に入ってから非常に増えたおかしなニュース。これに対して、例え非常識でも、変なものは変だと言わずにはいられないのです。

その結果、得られた結論から、安倍政権はもう大丈夫ではないか、という予測が成り立つからです。最後まで読めば、これは稲田外し工作だとあなたもきっと思うはず・・です。

稲田大臣が外されることは2月に予見できた

7月28日、稲田防衛大臣が辞任の意向を表明したことは、記憶に新しいところかと思います。しかし、当ブログの読者の方に限っては、実は、2月の時点でそれを知っていました。いえ、少なくともその圧力があることを知っていました。これがその証拠です。

私が当時そんなことを書く根拠にしていたのが、以下の3点です。

①この人の無能ぶりをアピールするような恣意的な報道が目立っている。

②日米首脳会談前後から、稲田バッシングが強まっている。

③彼女は防衛大臣として、明らかに適性が欠けている。

この中で特に重要なポイントが②です。日米首脳会談? いったい何の関係があるのでしょうか。その記事の答えがこちら。

トランプに「無能」と言われた稲田防衛相の「首の皮一枚」

~ 週刊現代 ~

週刊誌ネタなんですが、この内容は馬鹿に出来ません。これはまったくあり得る話だとは思いませんか。ですから、私は、稲田さんはあっさりと外されると思っていた。しかし・・

森友学園問題も日米首脳会談後に急に出てきた

世間を散々賑わせた「森友学園問題」も、日米首脳会談後に急に出てきましたね。今までスキャンダルとは無縁で、高い支持率を誇っていた安倍政権。日米首脳会談も成功裏に終わり、米ホワイトハウスとの仲も良好で死角はないかと思われた矢先のことでした。

安倍政権は当初、取るに足らない問題と高をくくっていたようですが、私はこれは侮れないと思いました。それは内容ではなく、出てきたタイミングです。日米首脳会談直後はあまりにも、不自然な間でした。

そして、ご存知の通り、この問題は安倍昭恵夫人を散々叩いた挙句、最終的には稲田元防衛大臣を爆撃しました。この様子をテレビのニュースで見ていた知人は、あっけにとられて、ぽかーんとしていた。なぜなら、私が「稲田大臣は外される」とすでに言っていたから。

しかし、私はこの問題が出てきた当初から、このスキャンダルは稲田外しをターゲットにしていると思っていたわけではありません。彼女を外す程度のことで、こんな大げさなことをわざわざするようには思えなかったからです。

稲田さんという人は、見るからに、そんな大層な人物には思えない。防衛大臣としての資質がないことは誰の目にも明らかで、記事の通り、トランプさんが「稲田さんを外せ」と言ったのなら、さっさとそうすれば済む話だと思っていました。

しかし、安倍さんは稲田さんを庇いました。私は、初め、「安倍さんは問題の出どころが分かっていて、庇っているフリでもしているんだろう」と思っていたくらいです。

でも、実際はそうじゃないみたいです。とても奇妙なことに、安倍さんの稲田さんへの寵愛は本物で、次期首相に育て上げようとしていたなんて話もあるようです。

安倍さんは本気で稲田さんを庇っていた、だとすると、森友学園問題が稲田外し工作であることを全然否定できなくなってきたのです。

※追記:調べて見たら、森友学園問題の報道が初めて出たのは、実際は日米首脳会談の前日の2月9日とのこと。う~ん、これはまさに!ですね・・。

加計学園でとうとう最終通告

森友学園問題では、そのターゲットはあくまで昭恵さんと稲田さんであり、安倍首相その人が直接に攻撃されたわけではありませんでした。しかし、続く加計学園問題では、とうとう安倍首相本人への人格攻撃が始まりました。

これ以上、稲田さんを庇い続ければ、安倍首相そのものが危ない、私はこう書きました。しかし、7月28日、稲田さんは辞任しました。もっと、早くに彼女を切っておけば、加計学園は出てこなかった可能性があるのではないでしょうか。安倍さんの判断は遅かった、でも、きっと遅すぎはしませんでした。

暗躍するのはあの組織?

で、実際この裏工作を仕掛けているのは何者かというと、一番に疑われるのは、アメリカ中央情報局、CIAです。もちろん、推測であることは断っておきます。かつてアメリカに「NO」を突き付けた歴代政治家は、この機関に散々な目に合わされてきました。

かの有名な田中角栄元首相のロッキード事件もCIAの陰謀だと言われております。これはNHKスペシャルでやっていました。その理由はアメリカの意向を無視して、中国にすり寄ったからだとか・・。そのおかげで有名な、米国の外交指南役のキッシンジャーさんは、いまだに日本に不信感をお持ちだそうです。

最近では、TPPでアメリカに断固NOを言った甘利さんも、あっさりと失脚させられてしまいましたね。

だから、稲田辞任の決定打となった日報問題も、「このリークはクーデターだ!」と、一部大手メディアで指摘する記事がありましたが、私に言わせると、こんなの一記事を割いてまで、大々的に宣伝するほどのことでもないのです。ええ、そうです。そうに決まっています。クーデターはCIAの大得意技です。政権ごと転覆されてしまった国もいくつもあります。これはネットの噂レベルの話ではありません。

少し話が反れますが、CIAは同時にもっとも仕事が出来ない機関、とも揶揄されているそうです。

例えば、ケネディ大統領の時代には、パレードの最中に白昼堂々、大統領の頭を素人に撃ち抜かれるという大失態。

9.11テロ事件では、フランスの諜報機関が、テロの危険性が迫っていることを事前に通知していたのに完全スルー。ニューヨークのビルに民間の飛行機が突っ込み、ホワイトハウスまでぶっ壊されそうになる大失態。

その後、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器を隠し持っている、と主張。それを信じたおバカな米大統領が攻め入らせてフセイン政権を打倒するも、肝心の大量破壊兵器は全く出てこないという大失態。

2015年のフランス、パリでのテロ事件では、投資家が事前に情報を掴み、空売りを仕掛けていたにも関わらず、まったく気づかないという大失態。

つい最近も、北朝鮮へ秘密作戦を行う準備がある、と長官自らテレビで暴露してしまう大失態。

クーデターで次々に都合の悪い人物を失脚させる高度な秘密作戦を遂行する能力を持ちながら、自国や同盟国への攻撃には一向に無頓着、おまけに妄想癖があり、口もべらぼうに軽い、という奇想天外な諜報機関、それがCIAなのです。一体なんのために、我々のメールやSNS等を覗き見しているというんでしょうね・・。

稲田さんが外された結果

さて、稲田さんが辞任して、一週間以上が経ちましたが、どうでしょうか。私はあからさまに安倍政権を攻撃する内容の報道が減ったなと思っています。中には、北朝鮮対応に関して、中国を頼るのは間違いだと、以前からトランプに伝えていた安倍首相の判断を評価する記事まで目にしました。

さらに、稲田さんが辞任した途端、大阪地検に籠池夫妻が逮捕されてしまいました。

これ、偶然なんでしょうか?

内閣支持率44%に上昇

~ ロイター ~

そして、支持率はまさにこのタイミングで上昇に転じて来ています。もちろん、内閣改造を行ったからだというのが、普通の見方でしょう。でも、これらの流れはとても偶然とは思えません。2月から稲田さんの退任を予想し、その通りとなった当ブログは、非常識な見解を書くことを許される?でしょうか。

テレビには評論家がたくさん出てきて、「森友、加計の問題の根幹は、安倍政権の傲慢な姿勢が」とか、色々言っていました。まあ、確かにそれは合っているのかもしれない。でも、ズバリ書きますが、そんなことはまったくどうでもいいことです。「森友、加計学園問題」、は稲田外し工作、あるのはきっとその事実だけです。

そして、その目的は安倍政権の打倒にはなかったと読みます。ですから、支持率はすでに大底を打ったと考えられるのはないでしょうか。

週刊誌などでは、麻生さんが次期首相を狙っての陰謀なんてのも言われていたみたいですね。でも、麻生さんにこんな秘密作戦を行う力はないでしょうし、なにより、自民党そのものへのダメージが大きすぎます。

では、最後になぜ、アメリカは防衛大臣に稲田さんを置いておくことを嫌がったのでしょうか。それは安全保障の脅威が、嘗てない程高まっているからです。その本当の相手は、騒がれている北朝鮮ではなく、中国だと当ブログでは見ています。

そんな時代において、あの人が日本の防衛大臣というのは、あり得ない。それは歴史上の大きなうねりの中の、必然的な出来事だと思っておけばいいのではないでしょうか。

2017年9月13日追記

1カ月以上前にこの記事にて、安倍政権の支持率は「底打ちした」と書いた、当ブログ。結果はこれです。

安倍改造内閣の支持率、軒並み上昇 各社で35~44%

~ JCASTニュース ~

冒頭でリスクのある記事と書きましたが、リターンに変えることが出来たのではないか、と思っています。さて、しかし、この現象非常に不可解そのものです。なぜなら、森友、加計問題は一切なにも解決していないからです。原因に変化がないにも関わらず、この一か月でこれほど政権への評価を変えてしまう日本人は情緒不安定なのでしょうか?

少なくともこの記事を読んだ方は、違うとわかるはずです。後から振り返れば、まるで幻だった安倍政権の支持率の危険水域への急降下。この世にも奇妙な社会現象を説明できるのは当ブログだけ、です。これはその通り、誰かが作った幻だったのです。それが紛いない事実です。信じられない? 私には、目の前に広がった虚構を常識で信じることの方がよほど困難です。