新株登場の政治的な意味合いについて前回に書きましたが、今のところ概ねあっているのではないか、という感触を得ています。

ところで、2020年に始まった一連の新型ウィルス騒動とはいったい何なのでしょうか。私は、通称「イルミナティ」によるクーデターだと思います。

「イルミナティ」は陰謀論界では、世界の支配者ということになっていますが、私に言わせれば彼らは支配者ではなく、その第二階層に位置する勢力です。

彼らは生き残りをかけ、真の支配者に決死のクーデターを仕掛けたが、ねじ伏せられつつあるというのが現在の情勢と思います。

新株は、このクーデターを制圧するために出てきた可能性が高そうです。

女王の尻に敷かれた続けた者たち

真の支配者とは? もっとも単純化すると、それは「イギリス」ということになります。彼らこそ西側世界、強いては世界を、数百年に渡り統治してきた、現代の真の支配者であると言えます。

当然ながら、このことをよく思わない者たちがいます。その筆頭が、ずうっとその尻に敷かれ続けてきた、欧州という訳です。

米国の単独覇権が崩れ、中国などが台頭し、米上層部のロックフェラー系など多極主義者たちが先の大戦以来望んできた多極型に転換していく、というのが覇権転換のシナリオの底流だが、米単独覇権体制を延命させようとか、米覇権に代わる世界政府みたいなものを作ってそれを裏から牛耳って単独覇権体制を維持するといった抵抗勢力的な試みが、この30年間、何度か試みられてきた。

「世界の国権を剥奪するコロナ新条約」 田中宇の国際ニュース解説

イルミナティ(EU)と真の支配者(イギリス)の暗闘、これが、近代史そのものと言えると思います。イルミナティ陰謀論そのものが、イギリスからのリークなのですね。

EUがWHOを牛耳って世界を支配する??。いやいや、今のEUは冷戦以来の対米従属のままだ。米国のロシア敵視に付き合わされてノルドストリーム2のパイプラインの稼働をあきらめさせられ、エネルギー危機を起こされてひどい目にあっている。

新型ウィルス騒動を最も苛烈に展開したのは、ご存知の通りEUです。彼らは、この騒動を元に、世界の支配権をイギリスから奪おうと企んだことは明白です。

しかし、イギリスは強かった。結論から言うと、欧州の敗北は決定的です。このクーデターは、余りに無謀だったのではないでしょうか。

2020年の「ロンドン」の敗北

私がこのブログで「ロンドン」と名付けた世界的な右派政治グループは、初めから反コロナコードの筆頭でした。会派最大のタレントである、トランプ元米大統領は「コロナは99%無害」と宣い、英国ジョンソン首相は、ウィルスを注射するショーの開催を検討していたと言います。しかし2020年、彼らはほとんど何も出来ないままに敗北を喫します。

支配者であるはずの彼らが、なぜ無様なまでの敗北を喫したのか? その理由、どうやら彼らは、コロナ騒動の襲来をほとんど予期出来ていなかったようなのです。

もちろん、諜報界でも最強である「ロンドン」が、新型ウィルスの発生自体を掴んでいなかったはずがありません。なにせ、この計画はネットにもリークされていたんですから。リークしたのも「ロンドン」自身のはずです。

新型コロナ(武漢ウィルス)は当初、中国経済を壊すための米諜報界の策だった観がある

新型コロナは、発生当初「ロンドン株」でした。彼らのシナリオでは、それは中国潰しにだけ利用され、さっさと終了することになっていたはずなのです。しかし、その後「EU株」が、欧米が襲います。

この「EU株」を「ロンドン」は、掴んでいなかったようです。

この新型ウィルス騒動は、特にSNSを中心とした人たちに茶番であると言われます。確かに私も茶番だと思います。しかし、

なぜ茶番なのか?

と考えたことはないでしょうか。なぜ本物ではないのか? なぜ、本物の生物兵器は使われなかったのでしょうか? そんなものは初めからなかった、とは私には思えません。

731部隊が編成されたのは1936年。当時、日本は旧満州に進出し、軍事的脅威となっていたソ連に対抗するため細菌兵器を開発していた。細菌兵器は当時、国際条約で使用が禁止されていたが、部隊を率いていた軍医 石井四郎は、防衛目的の研究はできるとして開発を進めた。部隊の人数は最大3,000人。石井は細菌兵器開発のため、全国の大学から医学者を集めていた。

731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~ Nスペ

それは、日本だけが開発可能だったわけではないでしょう。彼らは、いとも簡単に本物のパンデミックを作れたはずなのです。しかし、そうはならなかった。その理由はどこにあるのか?

生物兵器を所持しているのは誰かと言ったら、それはもちろん軍です。世界最大の軍事権を握っているであろうイギリスは、当然ながら、生物兵器の拡散を行いませんでした。

「ロンドン」は、新型コロナウィルスなるものが存在しないことを初めから知っていました。なんなら、彼らは阻止さえしたのです。

しかしその自信が、仇となりました。

最強である彼らには「茶番」に対抗する戦略がまったくありませんでした。焦った彼らは「新型ウィルスは、99%無害だ」と本当のことを言ったのです・・

本当のことを言って勝てるなら、嘘つきはこの世に存在しないわな~。そのままなし崩し的に大統領選に突入、直前にトランプが感染するという、非常にセコイ手させ晒した末になすすべなく、敗北しました。

しかし、この敗北に対する支配者の怒りは凄まじかったようで、シェルドン・アデルソン、ベンジャミンド・ロスチャイルドという敵方の超大物が、音速でぶっ殺されてしまいました。

それが、2020年の惨敗の流れです。

2021年の反撃

しかし、それでも彼らは見事に復活を果たしました。しかも、今度は特殊作戦を引っ提げて帰ってきたのです。

その名も「新型ウィルスはただの風邪作戦」

命名はダサいですが、これは「EU離脱作戦」に、匹敵するレベルのダイナミックさと巧みな戦略性を持った軍事作戦と言っていいでしょう。

例えば、こちらは一見すると単なる保守党の自爆スキャンダルなのですが・・

さらに、ジョンソン首相は来週、新たなコロナ制限措置の導入に反対する数十人の保守党議員からの抵抗に直面する見通しだ。

保守党のジョン・レッドウッド議員は「私は過去最多の保守党議員がこれら最新の制限措置に反対票を入れると見込んでいる」と述べた。

英与党、野党に支持率で逆転許す 封鎖下の官邸パーティー疑惑で ロイター

なんと! コロナ制限を阻止するための裏街道になっているのです。思わず唸ってしまいますが、いかがでしょうか。

そもそも新株は、弱毒でワクチンが効かない、という「ロンドン」にとって、非常に都合のいいものになっています。

トランプ米大統領は19日放送の保守系FOXニュースのインタビューで、新型コロナウイルスについて「ある時点で消える。最後に正しいのは私だ」と述べた。

新型コロナ「ある時点で消える」 ロイター

彼らは新型ウィルスの「消去」が無理だと分かると、今度は「上書き」という手段で、その実現を計ったのです。新株は突然、南アフリカから出てきましたが、南アフリカはイギリスの植民地だった、いや、今もそうでしょう。

重層的に絡み合ったイギリス帝国支配を歴史の横軸として、そして少数白人支配体制の生成を縦軸として展開した南ア連邦形成の物語をたどるなかで、「植民地国家」南アフリカが経験した帝国主義的世界の一端をひもといていく。

『イギリス帝国と南アフリカ』

二つに割れる新世界秩序

イギリスの反撃を受けて、それまで独裁だった欧米の情報界が真っ二つに割れています。

バチェレ氏は国連人権理事会(UN Human Rights Council)のセミナーで公開されたビデオメッセージで、接種義務化の前に考慮しなければならない重要な権利があると指摘。「ワクチン接種を義務付ける場合、正当性や必要性、均衡性、非差別の原則に従わなければならない」として、「いかなる状況でも強制接種は許されない」と主張した。

バチェレ氏は、新型ウイルスが欧州などで猛威を振るう中で、国民の命を守るという接種義務化の目的には「もちろん最高レベルの正当性と重要性がある」と述べた。

ワクチン強制接種、いかなる状況でも許されない 国連人権トップ AFP

「いかなる状況でも許されないけど、正当性がある」ってなんだよ!

最近、要人の発言にこのような全く矛盾した内容のものが増えています。両方に気を使っているよね? これは流石に意味不明すぎるわ・・。

そして、「ロンドン」が最も強めたいこの分野でも・・

来年2月の北京冬季五輪をめぐり、フランスのブランケール教育兼スポーツ相は9日、「外交ボイコットはしない」と明言した。主要7カ国(G7)で外交ボイコットを避けると表明した国は初めて。

仏「外交ボイコットしない」 北京五輪、G7で初めて 朝日新聞

まあ、仲の悪いこと! ”同僚”とは思えないですね!

しかし、割れたという時点で、これまでの情勢が劇的に変化、イギリス側の優勢、EU側の劣勢が濃厚になったと私は読みます。

コロ帝の体制作りは急いでやらねばならない。コロナの重篤性がどんどん低下し、オミクロンの登場で、まるで風邪になってしまっているからだ。コロナウイルスなど伝染病はウイルスが変異するほど重篤性が低下する。オミクロンで死んだ人は世界にまだいない。ゼロだ。こんな状態で「コロナ対策で国権の剥奪が必要です」と言っても全く説得力がない。

「世界の国権を剥奪するコロナ新条約」 田中宇の国際ニュース解説

そう、この勝負は既につきました。元々失敗は明白でしたが、新株の登場で、決定的になったと言えます。「イルミナティ」は、女王をその座から引きずり下ろすことに失敗しました。

ドナルド・トランプ前米大統領(75)が、メーガン妃(40)が夫ヘンリー王子(37)と英王室との関係を台無しにし、エリザベス女王に「無礼」であると痛烈に批判した。またトランプ前大統領は、インタビューの中でヘンリー王子が妻に「酷く利用され」ていると指摘している。

トランプ前米大統領が猛烈批判 メーガン妃は「女王に無礼」 よろず~

トランプは、最強の女王の執事なのかもしれません。