緊迫するアメリカですが、ここで何か特別な事が起こっていることは間違いないようです。

米政権幹部が今週に入り外遊を突然中止したのは、歴史的な政治危機に敵対国が付け入る恐れがあるほか、トランプ大統領とホワイトハウスが逆境にさらされ機能不全に陥っているためだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

米政権幹部の外遊中止、ホワイトハウス混乱巡る懸念が理由-関係者 ブルームバーグ

これから大統領就任式までの間に一体何が起こるのか、それはもちろん、まったくわかりません。しかし、私たちが大騒ぎしているすきに、その雌雄は、既に決してしまったのではないか? 今は、そんな気がしています。

「Qアノン」とは何か

まず、初めに当ブログのスタンスを改めて述べるまでではないですが、所謂「トランプ派」では、全くございません。かといって、民主党が勝ったことを疑わない「常識派」でも当然ございません。

私は反トランプでありながら、トランプの勝利を予想する非常に稀有な存在なのです。

日本でも流行する「トランプ正義派」はほぼほぼ、Qアノンの発する情報を真実と捉えると思います。しかし、私は以前より、それはプロパガンダであると明確に書いてきました。

流布するのはもちろんトランプの支持勢力、当ブログ通称「保守的なグループ」です。だからと言って、彼らの発する情報に耳を塞ぐのは、非常にもったいないとも書いてきました。

なぜなら、それは彼らの「政見放送」だからです。表立っては言えない、彼らの政策方針が述べられていると考えれば、十二分に聞く価値があるでしょう。

選挙時には各政党が、政見放送をやりますが、それが実現の見込みがないからと言って、「陰謀論」だとは言わないですよね? 実際「保守的なグループ」は、彼らとは、到底比べ物にならないレベルの、政策実行力を有しています。

彼らは、不正を犯した連中を「大量逮捕する」と盛んに宣伝しています。つまり、それは彼らの政策方針だということなのです。

逮捕の必須条件

さて、その「逮捕」の必須条件とは何でしょうか。多くの人が言う「証拠」でしょうか。いえ、違うでしょう。逮捕に必要なものは、「捜査令状」です。

検察官または司法警察員による令状発付の請求が、裁判所で認められる確率は『自動販売機』と言われるほど非常に高く、却下率は2011年(平成23年)度の統計で1%強である。

「令状」 ウィキペディア

その全ては、「捜査する気があるか」にかかっているということです。トランプ政権は、裁判所に選挙不正の捜査をするように要請しましたが、ほぼ却下されました。裁判所は「不正がない」と言ったのではなく、それを捜査する気が初めから、なかったのです。

これは、トランプ支持者にとっては格好の攻撃材料になるでしょうが、私は、裁判所の却下は普通ではないかと思います。

だって、所詮負け犬の遠吠えだよね。負けた方が後から不正だったと言って、認められるはずなくね?

それが通れば、勝負事は全く意味をなさなくなります。そもそも、なんで後から言うの? 分かってたんだったら、先に手を打てよと言う話でしかないのです。

トランプ側の主張は、実に奇妙だとしか言いようがありません。

あ、でもそうこう言ってる間に、捜査が始まっちゃいましたね。

トランプ米大統領の支持者らが6日に連邦議会議事堂に乱入した事件で、検察は捜査対象を容疑者170人余りに拡大し、扇動罪と共謀罪で訴追を目指す方針だ。

  首都ワシントン(コロンビア特別区)連邦地検のマイケル・シャーウィン検事正代行は12日の記者会見で、今回の議会乱入について、捜査担当者にとって「国際テロ対策捜査」のような扱いだと述べ、「資金や旅行歴、全てを調べている」と説明した。

米司法省、議会乱入事件で扇動的共謀罪適用へ-国際テロ捜査並み態勢 ブルームバーグ

「国際テロ容疑」ですって。これって誰が調べてるんですかね? 冤罪事件ってありますね。罪を犯していなくても、警察は有罪に出来ちゃうことを、みんな知っていますでしょう。

つまり、調べている側の勝ちがこの時点で決まっているんですよね。まあ、もちろん民主党が冤罪だと言う気はさらさらないですが。

議事堂事件は911

この「捜査」の原因となった「議事堂事件」ですが、これは誰がどう見ても陰謀です。

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー元長官は14日までに、トランプ大統領の支持者による連邦議会議事堂への乱入事件に触れ、自らがこれまで目にした証拠に基づけば組織的な謀議による犯行との見方を示した。

CNNの取材に述べた。「少なくとも陰謀があったことに間違いはない」と主張した。

議事堂襲撃事件は事前計画の犯行、FBI元長官 CNN

これは恐らく、人類初の「陰謀論」にならない陰謀です。私はそれが起きた当日、「誰がなんのためにやったのかさっぱり分からない」と書きました。しかし、今となっては、はっきりしたと思います。

これは、潰したい人を「捜査」するために、起きたのです。

「イラクは、犯人の国際テロ組織と繋がりがある」

そう、これは「911」です。今回、何かが起きるのは、「119」でしょうか。彼らはとうとう「身内」に、伝家の宝刀を仕掛けてきたのです。

で、結局誰が捜査するのか?

米上院情報特別委員会は13日、バイデン次期大統領が情報機関を統括する国家情報長官に指名したアブリル・ヘインズ元中央情報局(CIA)副長官の承認公聴会を15日に実施すると発表した。政権交代が20日に迫る中、一部の閣僚候補の移行手続きに遅れが生じている。

(中略)

このほか、国防長官に指名されたロイド・オースティン元中央軍司令官の承認公聴会も19日に予定されているが、現時点で上院軍事委員長を務める共和党のインホフ議員は、延期する可能性があると述べている。

米上院、バイデン政権閣僚候補の承認公聴会設定 移行手続きに遅れ ロイター

現在、捜査に動いているFBIのピラミッドの頂点は結局、軍でしょう。そして、それは、結局イスラエルです。

アメリカのトランプ大統領が、アメリカ軍総司令官としての権限の一部を国防総省に委譲しました。

アメリカ国防総省へのトランプ大統領の権限委譲 Parstoday

トランプ政権とは、結局軍事政権なのだと思います。民主党のペロシ議員がが、「トランプが核をぶっ放すかも」ということで、軍の幹部と接触を持ったニュースがありました。実際のところは、「議事堂事件」のヤバさに気が付いたペロシは、軍の意志を確認しに行ったのではないでしょうか?

「おまえたちは、どっちにつくのか」と。

まさか「トランプに付きますよ」とはっきりとは言わないでしょうが、きっとペロシの期待する回答は返ってこなかったのでしょう。

民主党が突如狂ったように、バイデンではなくペロシが中心となり、トランプの排除に躍起になっている理由はこの辺にあるような気がします。

すでに勝負あり

捜査権を持っている者の勝ちです。