ナイジェル・ファラージ先生が、相変わらず面白いことを言っています。

Shocked to wake up and hear about the raid on Trump’s Mar-a-Lago home. The deep state truly does exist.

(朝起きて、トランプのマー・ア・ラゴの家宅捜索のことを聞いてショック。ディープステートは本当に存在する。Deepl翻訳) 

ナイジェル・ファラージのツイッターより

ビクトル・オルバンに続いて「ロンドン」のBig3である彼も陰謀論が「真実」であると言及したのです。昨今に起こっていたあらゆる大事件、例えばパンデミックやウクライナ危機は、これを言うためだったと考えてもいいでしょう。

「とにかく暗い左側」は嘘が簡単にバレる

「嘘をついちゃだめだよ、いつか必ずバレて、痛い目をみるから」

幼いころからそう教わって大きくなった人も多いでしょう。しかし、実際大人になってみて、どうでしたでしょうか。むしろ、その話が嘘だったと思った人の方が多かったかもしれないですね。嘘がまかり通る世界、それが大人の世界だということを知るのに、年は二桁もあれば十分だった・・。

「ウクライナ政権はロシアを悪者にするためなら、どんな手も厭わない。ロシアが管理下においた原発をロシア自身が砲撃するという考え方自体、馬鹿げている。ところがウクライナは西側社会が何でも大人しく受け入れてくれることにすっかり慣れてしまい、どんな挙に出ても許されると思い込んでいる」

仏 ザポリージャ原発攻撃のウクライナの嘘を見抜く SPTONIK

しかし奇妙なことに「とにかく暗いやつら」にとって嘘をつくことは、もっとも苦手なことのようです。彼らは、世界統一政府の人口削減の企みを民衆にあっさりと暴かれ、パンデミックに関しては、なんと始まる前から、一部においてその嘘が知れ渡っていました。

いったいどうやったら、そんなに簡単に不正がバレるのでしょうか?

もちろんですが、この事実はそれらの話自体がまるっきり出鱈目であることを物語っています。

「とにかく明るい右側」は黒を白と言わせる

このうち当時のドナヒュー司法副長官代行はトランプ氏に「司法省は選挙の結果を変えることはできないし、することもない」と伝えたところ、トランプ氏は「選挙結果を変えろと言っているのではない。選挙に不正があったと言ってくれと頼んでいるだけだ。あとは私と共和党議員に任せてくれればいい」と求められたことを証言しました。

トランプ氏“大統領選挙に不正“と発言求める 司法省高官証言 NHK

「本当のことはどうでもいい。愛していると言えさえすればいいんだ」

格言風の言葉を即興で作ってみましたが、どうでしょうか。

断言は出来ませんが、FBIの家宅捜索は”闇の勢力が本当に存在すると言うために”に起こされた可能性の方が大きいでしょう。つまり、これは「とにかく明るい右側」の自作自演です。

・アメリカでは連邦捜査局(FBI)によるトランプ前大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」への家宅捜索を受け、前大統領の支持者らが内戦を呼びかけている。

・専門家らは、中間選挙を前にアメリカで政治的暴力が増えるだろうと話している。

・「州の分離独立」を受け入れる共和党の政治家もいる。

「トランプに対する攻撃は真の愛国心に対する攻撃」FBIによる家宅捜索を受け、アメリカでは保守層の内戦を求める声が高まっている BUSINESS INSIDER

なぜ、彼らはそんなことをするのかと言えば、恐らく敵対勢力を根こそぎ刈るためです。これまでも書いて来た通り、それが「自滅戦略」の真相だと思います。

アメリカやイギリスが主導して行っているロシアに対する「制裁」でターゲット国のロシアはさほどでないが、EUは経済的に大きな打撃を受け、特にエネルギー資源の不足は深刻な状態である。夏も厳しい状況だが、冬を乗り越えられないのではないかという声も小さくはない。アメリカや日本もダメージを受けている。これは単なる計算違いなのだろうか、あるいはEUや日本こそがアメリカの真のターゲットなのだろうか。

米国が行っている「制裁」のターゲットはEUではないかという疑惑 櫻井ジャーナル

プロを相手に「今更ですか?」と言いたくなることは山ほどあります。「明るい右側」は、初めからその意図で旧友の「暗い左側」を痛めつけています。

アメリカでは2016年に大統領選挙があったが、その前年の段階で次期大統領はヒラリー・クリントンだということで内定していたと見られている。クリントンはオバマの後継であり、ネオコンの戦略を引き継ぐことになる。

 そこでキッシンジャーが動く。2016年2月10日に彼はロシアを訪問してプーチン大統領と会談したのだ。そして大統領候補として浮上してきたのがドナルド・トランプである。結局、トランプが当選するが、有力メディアや民主党は彼を攻撃、その背後ではCIAやFBIが暗躍していた。

2016年の大統領選挙で、ヒラリーを支持したCIAやFBIが支持した「暗い左」が世界の支配者とされますが、てゆうか、勝ってんのトランプなんだからよって。「明るい右」の方が力は上だろって。何もないところから出てきた泡末のド素人を勝たせてんだからさ。

これだけ見てもどっちが支配者かって、すぐに分かりますよ。

本当に陰謀論は下らない。日本で流行ってるのも、所詮これの亜種なんですから、もっとダサい。当ブログは、そんなのどこ吹く風でやらせてもらいますよ。

嘘がうますぎて勝つ日本

そんな状況を尻目に、やっぱり日本はとってもいい状況になっています。

米諜報界が安倍を殺したのなら、その目的として最もありそうなのは、日本にもっと中露敵視をやらせることだ。私は事件直後の記事で「安倍殺害犯を動かしていたのは米国の諜報界である可能性が高い。彼らは、安倍が敷いた日本の米中両属路線を潰すために安倍を殺し、同時に岸田を傀儡化して、安倍が続けてきた米中両属の路線を潰し、傀儡化した岸田に中国やロシアに対する敵視を猛然とやらせるつもりだろう」と書いた。だが、その後の現実は、私の予測とかなり違っている。

「安倍元首相殺害の深層 その2」 田中宇の国際ニュース解説

日本随一の国際ニュース解説者とっていい、田中宇氏。しかし、恐れを知らずに言えば、結局当ブログの見解に似て来てますよね。私は安倍さんは日本に勝利という結果をもたらしたから殺されたと書きました。

このとき、一歩間違えば、日本が知らないところで尖閣諸島海域を中心とした東シナ海で、堂々と日本の国富が収奪される寸前にまで行っていたのだ。

状況を大きく変えたのが、角栄の日中国交正常化だった。1972年。日本と中国との外交窓口を台湾とするこれまでの方針を一気に転換し、「台湾は中国の1省である」とする中華人民共和国と正式の外交を取り結ぶことで、外交の軸を台湾から中国に振った。となれば、アメリカもこれに引きずられる。

当時、アメリカも中国との国交を開いていなかったが、日本が頭越しに中国と国交を正常化したとなると、風向きが変わる。台湾との関係を見直し、中国になびく機運が高まる。アメリカ系メジャーもアメリカ政府の後ろ盾がなくなるとみるや、台湾での石油開発プロジェクトから次第に距離を置きはじめたのだった。

仮に角栄が日中国交正常化を断行していなければ……。意味のない議論かもしれないが、アメリカ系メジャーの東シナ海での石油開発が急速に進んだ可能性は高い。結果的に、すんでのところで角栄がストップをかけたのであった。

角栄の深謀…「日中国交回復」は日本のエネルギー政策だった 幻冬舎GOLD ONLINE

安倍晋三はこの時の田中角栄と同じことをし、同じ目にあわされた可能性が高いでしょう。恐らく安倍さんの殺害自体は、「明るいやつら」の計画の成り行きに何も影響を与えていないどころか、むしろマイナスに作用しています。まさに、墓穴を掘った形です。ざまーみやがれ。

だが、その後の現実は、私の予測とかなり違っている。岸田政権は安倍殺害後、ロシア敵視を強めておらず、逆に、実質的な敵対関係を弱める方向に、目立たない感じで動いている。 (日米欧の負けが込むロシア敵視

その兆候の一つは、日本にLNGを送っているサハリン2の天然ガス田の開発事業に出資してきた日本の商社2社に対して、ロシアが事業を国有化した後も事業に参加・出資し続けるよう、岸田政権が7月中旬に要請したことだ。ロシア政府は6月末、サハリン2を国有化して日本の2社など外国勢を締め出そうと動き出していた。日本側は、ロシアと交渉してサハリン2への参加・出資を続けるか、ロシア敵視を続けてサハリン2から追い出されるかの二者択一を迫られた。岸田政権は、ロシア敵視を強化せず、ロシアと交渉して日本勢がサハリン2に参加・出資し続ける道を選んだ。

「安倍元首相殺害の深層 その2」 田中宇の国際ニュース解説

安倍さんが、日本国民へ遺したプレゼントはやはりこれ。エネルギーです。安倍さんはロシアと岸田氏政権の交渉の道筋をつけたのではないですかね。

日露は表向き敵対だが裏の現実は協調している。日中も同様だろうと私には感じられる。

私にもそう感じられます。つまり「ロンドン」の日本政府を「暗い奴ら」にする作戦は、ほんの一部の陰謀論者にしか成功していないってことです。

岸田や、その周りの自民党の人々は、安倍を殺した米諜報界を許さない。米国は、安倍を殺して岸田を傀儡にしようとしたが、見事に失敗している。

支配者の失敗を尻目に日本政府は、驀進しています。

後世、日本政界にこの20年続いてきた清和会支配を終焉しゅうえんさせ、長らく低迷してきた宏池会(岸田派)時代へ移行する大きな節目と位置づけられるに違いない。

安倍派を服従させ、菅元首相を完全につぶす…岸田首相の「優等生内閣」にある冷徹な政治意図を解説する PRESIDENT ONLINE

本家のお株を奪う「ぶっつぶ~す!」

また、ここに来て従順な日本国民の性質も有利に働きそうです。統一教会のニュースやら陰謀論をいくら流しても無駄。私たちは、マスクすら自分の意志では外せないかわいい子ちゃんの集まりなのです。

絶対に過激化しない、焚きつけて内戦を起こそうなんて、夢のまた夢。

「内戦はバイデンの政府とアメリカの愛国者との戦いになるだろう」と主張している。

「トランプに対する攻撃は真の愛国心に対する攻撃」FBIによる家宅捜索を受け、アメリカでは保守層の内戦を求める声が高まっている BUSINESS INSIDER

せいぜい潰し合えや、大馬鹿野郎ども。もちろん、巻き込まれる庶民は悲惨だなと思いますが、私から言えることは、トランプなんかのために戦わない方がいいですよってことですかね。

奴はニセモノです。怪しい光り方を見れば、すぐわかるっしょ。本物はそう言う輝き方はしません。

そんなこんなを尻目に、日本いい感じです。もちろん、まだまだ油断は出来ないけど。相手が強大なのは間違いないので。

しかし! やっぱ、日本の政治家スゲーなあと思う今日この頃でございます。テレビとSNSの情報統制の呪縛から逃れて「真実」なんて下らん概念も捨てて、もっと自由に考えてみませんか。

その方がきっと気持ちいい~!