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ここ2~3カ月の間に、コロナ騒動に対する日本人の味方は、大きく変化してしまったように思います。以前は、ネットにも溢れていたコロナを過剰に恐れる、所謂「コロナ脳」者の声は影を潜め、権威者とメディアへの不満と怒りが吐露されています。

「インフルエンザの時は、こんなことをやっていなかったのに」

「変異株を恐れる根拠はどこにあるんだ?」

「経済をまわすべきだ」

と「まともな意見」の方が、前面に出るようになっています。なぜ「コロナ脳」は、突如として敗北したのでしょうか?

緊急事態宣言の延期が転機に

以前から少しづつその傾向が感じられるようになっていましたが、決定的な転機はやはり、「緊急事態宣言の延期」以降です。どうやら、日本の大多数の常識的な人たちは、政府や知事や専門家などの権威達が「緊急事態の永続化」を目指しているなどとは考えておらず、彼らは当然、コロナが収まれば、そこから開放してくれると信じていたようです。

しかし、その夢は脆くも裏切られてしまったのです。このあからさまな「裏切り」の作用は凄まじく、「常識派」が反撃に転じたというのが実情だと思います。

「主流脳者」が、6~7割

そもそも、日本人は総コロナ脳に陥っていたわけではなく、私の見積もりでは、本物は2~3割です。偽コロナ脳者の正体は「主流脳者」で、その割合は、6~7割です。

「主流脳」者とは、イデオロギーの良し悪しにはあまり興味を持たず、あくまで主流であることを、強く求める人たちのことです。

日本人は、この割合が非常に多いのです。

「先生の言うことはごもっともだけれども、テレビの影響は大きいですよ」と若い患者さんも壮年期やご高齢の患者さんも繰り返しおっしゃっていました。

「怖いのはウイルスではない」過熱する”コロナ騒動”にやられないための処世術 PRESIDENT ONLINE

「主流脳者」はコロナ脳が主流だと感じたから、コロナ脳の論調に従ったに過ぎないというのが、私の見込みです。なぜか、その方が生存に有利、つまり、安全だと考えたからです。

朝日新聞社は、新型コロナウイルスをテーマに郵送方式の世論調査を行った。「新型コロナに感染したら、健康不安より近所や職場など世間の目の方が心配」。この気持ちに「とても」26%と、「やや」41%を合わせて67%が「あてはまる」と答えた。「あまり」23%と「全く」9%を合わせた「あてはまらない」は32%だった。

コロナ感染「健康より世間の目が心配」67% 世論調査 朝日新聞

「コロナってそんな大層な病気なの?」と言う疑問を持つことによって、主流から外され、世間の好奇の目に晒されることを何より恐れたのです。

そのことは、私の周囲からも、十二分に観察できました。そして、このデータにも、よく表れています。アジアは情弱傾向、日本は「やや不安」が最も多く「不安に思っている」人は、被害が圧倒的に多い欧米を大きく上回っています。まあ、分かり安い!

つまり、日本は「怖いと言っているだけの奴」が最も多いのです。

【データ】新型コロナウイルスに対する世界各地での意識調査 観光経済新聞

「主流脳」者の正体

とりあえず、「コロナ怖いと言っておけ」ということですね。隠しても無駄、知ってます。悪く言うと、嘘つきです。

嘘にも2種類あるのですね。意図的につく場合と、自分自身すら騙すパターンです。

人間てやつはいつでも人に騙されるよりは、自分で自分によけい嘘をつきたがるものです。そして、むろん人の嘘よりは自分の嘘の方を余計信じるんです。

『悪霊』 ドストエーフスキー

そしてこれが「主流脳」、世論の正体です。

なぜ患者さんたちは、目の前のファクトを無視して、テレビ報道を信じてしまうのか――。人間の脳の仕組みからも興味深い現象だったので、冷静に観察と分析をしながら再度テレビを見るようにしました。

答えは簡単です。信じた方が、安全だと判断したからです。ほとんどの人は、心底騙されたわけではなかったのです。それが、この短期間の間に、主流派が、見解を切り替えた理由でしょう。

思考と感情は打算的

そもそも、彼らの権威者の主張は、最初から論理破綻をきたしていました。

「不要不急の外出を控えろ」

という呼びかけ一つとってみても、高度に分業化された現代の経済体制では、全く意味をなしません。

例えば、私が不要不急の外出をする裏では、「不可欠の」経済活動、生存活動をしている人たちがいます。誰かの不要不急が、誰かの不可欠を支えているのが現代社会ですが、そんなことは、当然誰でも知っています。

「不要不急の外出を控えろ」が対策として成立するには、私たち全員が自給自足の経済体制をとっている必要があります。それか、ごく短期に限られる場合ですね。どちらもあり得ないので「不要不急の外出を控えろ」は、単なる戯言です。

ちなみに、不要不急の外出とは、

感染症学が専門で、長野保健医療大学の北村義浩先生は、「不要不急」の線引きについて

「端的に言うと、命にかかわらない外出全てが不急の外出」と述べています。

「不要不急の外出」とは?その意味と目安を解説します 日テレ

だそうです。であれば、遊びに文句を言われるのなら、「サービス業の皆様にとって、お客は不可欠の存在ですよね?」とでも言っておけばいいのです。

初めから、「不要不急の外出を控えろ」は、真面目に答える価値のない、酔っ払いのたわごとです。私は初めから、こう言いました。

「期限を設定するならば、それにお答えましょう」

自分で言うのもなんですが、それは正論です。

しかし、人間の考えと感情は、極めて打算的に出来ています。

そして、最近の日本人は「安全牌」を求める傾向が、世界的に高いことが明らかになったと言っていいでしょう。

酔っ払いのうわごとを信じたふりをした方が、有利であると計算した人が、初期は非常に多かったというだけなのです。

なぜ患者さんたちは、目の前のファクトを無視して、テレビ報道を信じてしまうのか――。人間の脳の仕組みからも興味深い現象だったので、冷静に観察と分析をしながら再度テレビを見るようにしました。

「怖いのはウイルスではない」過熱する”コロナ騒動”にやられないための処世術 PRESIDENT ONLINE

この答えは、それだと私は思います。

人は絶対に敵わない相手には、どんな理不尽な要求を受けても、怒りの感情は湧いてこないようになっています。これは進化の過程で、その方が有利だったからに他ならないでしょう。

しかし、その能力も、現代では仇となる場合があります。逃げ場が少なく、周囲の目が限られ、偽者が横行しやすい社会では、偽者相手に自殺や病気などに追い込まれる場面も多くなっているようです。

現代社会は、実際は大した相手ではないのに、深刻な事態に追い込まれる可能性が大きいということです。

日本人が反抗したら終わり

欧米の人たちの方が、リスク許容度が高いことは、色々なところで言われていますが、それが単なる噂ではないことは明らかになりましたね。

ただ、世界一?安全牌思考の日本人が、方針を変えたことは、非常に大きいのではないでしょうか。

権威側は、世界中の人をコロナ脳化することが目的だったのでしょう?  だったら、大失敗じゃないでしょうか。

だって、日本人に「逆らった方がお得」って思われてるってことですよ。日本人は、世界で最も石橋を叩いて渡るんですよ。

つまり、計画立案者の敗北は確定です。

怒っているということは、「大した相手ではない」と思われたということです。

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