「円安がくるぞ!」私の経験上、アナリスト総出で叫んでいる時に相場がその方向に走ったことは、嘗て一度もありません。円が史上最高値を更新した2011年、彼らは一様に「円は50円になるぞ!」と叫んでいました。

彼らは元からそう言う性分、つまり、ドル円は昨日の126円で当面の天井を打ったということではないでしょうか。

大きな何かが動いている

そんな予想が当たるか当たらないかは別にして、国際政治上のターニングポイントが近づいてきました。それがフランス大統領選。当ブログ的な物言いでは、「ロンドン」と「パリ」が激突、ですね。

2017年、私はトランプ政権の米国がEUの解体を目論んでいるため、ルペンが勝つ可能性があると言う記事を書きました。

結果は惨敗・・。

しかし、今回も予想のロジックは全く同じです。4年前と違うことと言えば、諜報界の闘争で「ロンドン」が圧勝し、「パリ」を制圧したような状況になっていることですかね。

ただ、諜報界の勝敗がそのまま選挙結果に直結するとは限りません。今回の舞台は欧州、「パリ」のホームゲームですから。

そんな中、私と同じように「ロンドン」が勝つと予想(予言?)している人物がいます。

フランスで大きな何かが動いている(google翻訳)

毎度の第三の男、ナイジェル・ファラージです。更に面白いのが、こちらです。

英語ですが機械翻訳で聞いてみて、ざっくり要点だけ纏めると、

「討論会でマクロンを負かせば、ルペンは勝てる。なぜなら・・・・・郵便投票じゃないからだ!」

これには、笑いましたね。

ルペンが勝つと

さてもし、このルペンが大統領になると、フランスはどうなるのでしょうか。

フランス大統領選で24日の決選投票に進出した極右政党、国民連合(RN)のルペン氏は13日、パリで外交政策について記者会見した。当選の際には北大西洋条約機構(NATO)の統合軍事機構から脱退する方針を改めて表明。ロシアのウクライナ侵攻が和平で解決すれば「NATOとロシアの歩み寄りに賛成だ」と述べた。

ルペン氏、ロシアと歩み寄り主張 kyodo

NATOを脱退して、ロシアと仲良くなります。まあ、分かり安いですね。要は「ロンドン」の世界戦略を推進しますよ、とはっきり言っていますよね。

2017年の大統領選決選投票で、ルペン氏はマクロン氏に大敗を喫した。その前、プーチン氏はルペン氏を大統領府に暖かく迎えた。ルペン氏はプーチン氏に敬意を表し、同氏と同じ価値観を共有していると宣言。プーチン氏と当時のトランプ米大統領、そして自身がトップに立つことで「新しい世界秩序」が生まれるとぶち上げた。

アングル:仏極右ルペン氏、インフレ批判で「親プーチン」脱却 ロイター

彼らは、こうまで堂々と自分たちの計画を発表しています。ですから、国際政治を読む最高の方法は、タレントたちの台詞をよく聞くことだと提言します。

推理小説を読んでいるつもりで、彼らの発言を捉えればいいのです。裏情報は、決しておススメ出来ません。

「逆転」が加速

そして、言うまでもありませんが「逆転」が加速します。具体的に何が起こるのか、それはルペンの言葉通りですが、得意の脚色をすると・・

「健康な子どもに接種をする合理性が見出せない」
「コロナに感染するより、ワクチンによる副反応の方が、症状が厳しくなる可能性がある」
そう話したのは、大阪府南部に位置し市民の2割を19歳以下が占める、泉大津市の南出賢一市長(42)です。

「接種券は送らない」 新型コロナ・子どもへのワクチン接種 申請制を選んだ大阪・泉大津市長の決断 YAHOO!ニュース

メディアの手のひら返しは、既に始まっています。こういった内容はこれまですべて「デマ」で扱われてきたものです。残念ながら、SNSなどでワクチンの危険性を世の中に訴えてきた方は、今後メディアにその役柄を奪われていきます。

フランス大統領選とこれらの動きは何の関係もないように見えて、国際政治上、一本の線で繋がっているんですね。

4月に大統領選を控えるフランスでは、極右候補のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏とエリック・ゼムール(Eric Zemmour)氏が、マクロン大統領の提案するワクチンパスに真っ向から反対している。

自由は二の次? コロナで変わる欧州の民主主義国 AFP

もちろん「ウクライナ危機」もです。これもコロナみたいに2年もかからないうちに、逆転の目が出てくるんじゃないかと思うんですね。世界で最もしたたかな政治家であるイギリスのジョンソンは、すでに逃亡の準備を始めたんじゃないですかね?

圧力はない

そして、その目かもしれないこちら。

しかし、舛添氏は「公安調査庁は『国際テロリズム要覧2021』から『ネオナチ組織が「アゾフ大隊」なる部隊を結成』とする記述を削除。ロシア大使館が『公安調査庁もネオナチ組織と認めている』と発信したためだが、記述に間違いはない」と持論を展開。

 その上で「米露の情報戦に巻き込まれて、過去の自らの調査結果まで否定することはなかろう」と今回の対応を疑問視している。

舛添要一氏がアゾフ大隊に関する公安調査庁の対応を疑問視「過去の自らの調査結果まで否定」 東スポ

一部では「強い圧力があったのでは?」と言われているようですが、それはないと思います。公安はそもそも西側の組織でしょ? だとしたら圧力なんて必要ありません。

という訳でうっかりルペンが勝つと、情弱偽善民が大漁!という世界が訪れるかもいしれませんよ。まあ、当ブログの選挙予想は、ものすごい確率で外れてますけどね。