また「悪いやつら」が「やつら」に捕まりましたね。東京地検特捜部に逮捕されたのは、KADOKAWAの角川歴彦氏容疑は「東京五輪の汚職をめぐる贈賄」。

個人の感想ですけどね。また、でっち上げでしょうね。詳しく見てないけど、特に調べる必要もないかなって言う・・。この事件に関する国際政治分析上の捉え方としては、それで十分です。

犯罪でっちあげ機関

ウブな世間はともかく、酸いも甘いも知り尽くした当ブログ読者の中にも「そんなはずないだろう」と思う方がいらっしゃる、という前提で私がでっち上げと考える根拠を上げましょう。

奇しくも角川文庫ですね。この本のレビューにこうあります。

本書を読むと、日本の検察が、罪もない人を罪に陥れる、まさに”犯罪でっちあげ機関”であるということがよくわかる。

『増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち (角川文庫)』 Amazonのレビューより

検察、特に「特別捜査部」と呼ばれるところが、そういう機関であることを、私はたまたま知っていたんですね。だから当然「またどうせ、でっちあげでしょ」となります。それが世間の皆様の認識と大きく乖離していようが、そんなことは関係おまへん。

そんな部分を当ブログ読者の方に、共有したいなあと思って、この本を購入した訳なのです。

内容は正直、退屈でしたよ。全部想像通りで、期待を裏切るような部分が一つもなかったからですからね。この本が悪い訳じゃないですけどね。

「この事件は『冤罪』などではありません。『警察の犯罪』です。警察が絵を描き、全く根拠のない容疑事実を検察とともにつくり上げたんです」

最近のこの手の話で、もっとも世間を賑わしたのは、やはりこれでしょう。

奥の手で「逆転勝訴」のゴーン事件

郷原氏は同日、日本外国特派員協会で会見。金商法違反が無罪になる可能性が高いとみる理由について、刑事処罰の対象は「重要な事項についての虚偽記載」であり、まだ受け取っていない役員報酬の記載の有無は「重要事項に該当しない」と指摘。逮捕が必要なほど「明白で重大な犯罪ではないことは明らか」で、刑事事件として立件されたのは「異常だ」と批判した。

「ゴーンは無罪の可能性高い」元特捜部検事が語る NEWSWEEK 日本版

当時私は、この事件は「でっち上げです」と明言しました。しかし、すぐに「抗議の声」が上がりあました。それくらい、検察の信頼は厚いということなのでしょう。気持ちは分かりますが、残念ながら現実はそう甘くありません。

特捜部にとって不利だったのは、ゴーン氏が有名すぎたことです。つまり、目立ち過ぎて「でっちあげ」が、誰の目にも明らかになるリスクが高かったのです。で、彼らはどうしたか。

ご存知の通り、ゴーン氏を国外に逃亡させてしまったのです。これで最高裁の代わりを引き受けた世論がゴーン氏の有罪を確定して、検察の「逆転勝訴」となりました。

無罪請負人の辣腕弁護士、弘中惇一郎は、あえなく完敗を喫しました。恐らく彼は負けたことに気づいていないでしょうが、本当の敗北とはそういうものです。

ホントの「黒幕」

『増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち (角川文庫)』のイマイチなのは、特捜部のでっちあげの「黒幕」が(名言されてはいないものの)、題名の「国策捜査」の通り、日本政府になっていることです。

著者の青木理さんは有名人ですけどが、この辺が「ジャーナリスト」の限界なのでしょう。

じゃあ、ホントの黒幕は誰なのって、米軍でしょう。

東京地検特捜部。正式名称は「東京地方検察庁特別捜査部」。旧日本軍が隠匿した軍需物資が、政界に流れていると言う情報を掴んだGHQが、東京地方検察庁に命じて1947年に発足した「隠匿退蔵物資事件捜査部」がその前身である。

石井和義館長はなぜ東京地検特捜部に狙われたのか 日刊ゲンダイ

外国の諜報機関の下部組織だ、ということですね。ですから「国策捜査」などではありません。

余談

ちょっと余談ですが、一連のオウム事件の弁護を引き受けた安田好弘氏もでっち上げにやられた一人として、この本の中で取り上げられています。

彼によれば、オウム真理教の一連の事件の「黒幕」は、麻原彰晃ではないとのことです。

「一七件の起訴事実のすべては、麻原彰晃という人間が具体的、個別的に手を下していない事件ばかりです。教祖だから、あるいはマインドコントロールされたから、などという訳のわからない言葉を持ち出し、麻原という極悪人が信者を一種の催眠術でロボットのように扱って事件を引き起こしたなどというのは、粗雑に過ぎる。それに、オウム事件をめぐっては、捜査にも不可解なことがいくつもあったんです。

(中略)

あらためて振り返ってみれば、地下鉄サリン事件が起きたのは一九九五年三月二十日。一方、警視庁がオウム真理教への一斉強制捜査に着手したのは直後の三月十二日だった。警察当局は相当に早い段階で教団によるサリン製造の事実を掴み、強制捜査を間近に控えて教団幹部の動向を徹底追跡していた。なのに何故、地下鉄サリン事件という凶行を許してしまったのか、と安田氏は疑義を唱える。

『増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち (角川文庫)』 青木理

私の感想では、特捜部の「黒幕」と地下鉄サリン事件の「黒幕」は同じだと思います。動機は教団を潰すことでしょう。彼らは「真実」を餌に信者を集めて勢力を拡大していました。

それは”本来”、教団の役割ではありませんでした。

それは外国の諜報機関の特権です。ですから、彼らは消されたのではないですか? そいえば、「ロシアのせい」みたいな流行りの手法も使われていましたね。

「もりかけ」って蕎麦のことですか?

そうそう、有名どころでは「森友、加計問題」なんてのも、ありましたね。あれって何が問題なんですかね? 「問題」だから問題なんすかね。安倍晋三さんは「悪そうなヤツは大体友達~♪」ってことはわかったんですけどね。

質問

モリカケ問題って何が問題だったんですかね?

ベストアンサー

森友学園  コンビニのバイトが店長の指示で弁当を値引きして販売。それを本社に知られたくない店長が誤魔化して決算書を改ざんしただけの話です。

加計学園  運転免許を取得したい人がいて、その人がたまたま免許センターの所長と旧知な間柄だったので受付担当が受講拒否しただけの話です。

誤解を恐れず簡素化した例え話にしてみました。

ヤフー知恵袋より一部抜粋して引用

そもそも論ですが、なぜ「罪」なのかと言えば、みんなが悪いと思うからです。あなただけが向こうが悪いと思うのは、ただの喧嘩です。ですから、この事件で安倍氏に、罪はありません。

と言うと、「いや、森友学園問題はこうこうで」と熱心に説明してくる方もいるかもしれませんが、その時点で「どうでもいい事件」であることを証明しているのです。

馬鹿でも阿保でも、それこそ子どもであっても、誰にとっても一目で悪いことだと分かるからこそ、犯罪なのです。それが犯罪の定義でしょう? それとも誰かが、これは犯罪ですって予め決めたんですかね?

過去に詳しく書きましたが、森友加計、桜の会などは、安倍官邸と外国の情報機関との間のし烈な諜報戦でした。

その戦いになんと! 安倍晋三は勝ってしまったのです。だから、殺されてしまいました。

「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」

 しかし、その五輪招致が実を結び、大会が無事終わった後、約束の主、安倍元首相は凶弾に倒れ、招致のキーマンだった男は司直の手に落ちた。

「絶対に捕まらないようにします」元電通“五輪招致のキーマン”への安倍晋三からの直電 文春オンライン

ここまで読んだ方はこの記事の読み方が、全然違った物になっているかもしれません。それはこの記事の執筆者の意図とは別の方向であり、あなたが諜報機関の情報網から逃れたことを意味するでしょう。

私の遅ればせながらの、夏休みの読書感想文は0点ですか、先生?