大谷翔平さんとその奥様が異様な持ち上げ方をされているのを見て、「ああ、なんか出るな」と感じていた方も多いことでしょう。当ブログ読者様であれば、もはや、そのくらいは事前に感じてしまって当然。

今更ビックリしてるとしたら、もっと読み込んでもらわないと笑。

さて、今回はこれからの生活にとっても役立つ「革命のレシピ」をお送りいたします。

ポピュリズム=民主主義

前回もご紹介した、彼のこの言及が今回もとても重要になります。

今の欧米社会では、政治的エリートたちというものは、大企業と組んで、金持ちをさらに金持ちにする連中で、ろくでもない経済政策と移民政策を行っている。そして、そういうやつらは、こんな現状を変えようとする政治家に対し、この失礼極まりない「ポピュリスト」というレッテルを貼る。

ナイジェル・ファラージ氏インタビュー 「サンデー・モーニング」

世界的な極右グループのトランプに次ぐ、代表格であるナイジェル・ファラージは「ポピュリスト」はレッテルだと憤っております。

でも、これね、前から変だなって思ってたんですよ。

「ポピュリズム」って大衆迎合って訳されるじゃないですか? でも、民主主義って大衆主義ってことですよね? だったら「ポピュリズム=民主主義」じゃないです?「ニアイコール」ですらなく、完全なイコールだと思いますね。

だから、私は初めてポピュリズムって言葉を知った時に意味が分からなかったのですね。

ポピュリズムって民主主義のことやろ。なのになんで悪いことにされてんじゃ!」ってね。

「ポピュリズム」とは大衆中心の政治をいい、語源はラテン語のポプルス(=populus。人々・一般大衆)。

社会を混乱に陥れる「ポピュリズム」の歴史を今こそ学ぶべき深い理由 PRESIDENT ONLINE

「ポピュリズム」とは大衆中心の政治、ほう。やっぱり、ポピュリズム=民主主義でオッケーね? で、ポピュリズムのせいで社会は混乱すると。はいはい、実体としてその通りね。

じゃ結局、民主主義ってダメダメなシステムだってことじゃないんすか? なんかおかしなこと言ってますかね、私。

民主主義、いや、ポピュリズムが具体的にダメな理由は・・

古代ギリシャの都市国家アテネでは、紀元前5世紀頃から民主政が始まりました。それも市民が全員参加する直接民主制で、最高権力者である執政官(アルコン)も、貴族からの選出ではなく、平民からくじ引きで選ぶようになりました。

この基礎をつくりあげたのが、ペリクレスです。彼は「われらの政体は、少数者の独占を排し多数者の公平を守る民主政治」と宣言し、民衆を正しい方向へ導くよう指導しました。しかし、ペリクレス亡き後のアテネには、自らの野心のために大衆を利用しようとしたクレオンらの扇動政治家(デマゴーゴス)が登場し、政治的判断力が不十分な大衆を詭弁きべんによって誤った方向に誘導し、アテネをペロポネソス戦争敗北へと導いてしまいました。こういう流れを受けて、哲学者プラトンは民主政を“衆愚政治”と批判したのです。

短く纏めると、大衆はアホだからダメ、民主政は衆愚政治!

非常に残念な現実を突き付けられた感じですが、私は全くその通りだと思います。特に2020年以降に、大衆の愚かさが目立つ状況が酷くなっています。

コロナ鍋と呼ばれる時下で起きたこと。

「マスクせえや言わんかったら」 暴行受け半身不随、男性の後悔

毎日新聞

被害者の方には申し訳ないですが、両方アホだと思います。そして、そんなことよりももっと恐ろしいのはこちら。

メディアで公判の報道に触れるまで、彼女は犬養老首相が銃撃で殺されたことに、内心で反感を抱いていた。ところが、ニュースでまだ若い被告らの「社会に対する立派なお考え」を聞いたことで、彼女はそれまでの「誤解」を「まことに恥ずかしく」感じた。彼女自身は凶作地出身の身の上である。昭和恐慌以来続く農村の惨状を思い、「私共世の中から捨てられた様な貧乏人達の為にどれだけ頼母たのもしいお働きであったか」との感慨を、被告の弁論のなかに見出した。

昭和初期の日本人は「テロ犯」に同情した…「犬養毅首相の射殺犯」が死刑にならなかった危険すぎる空気 PRESIDENT ONLINE

昭和初期で反省してくれればよかったのですが、それは令和初期で全く変わっていないどころか、更に進化しています。悪魔組織の一員である安倍晋三は死んだふりをして、大衆を欺いていると本気で考えている人もいるのですから。SNSにより、その手法はより巧妙化しています。

しかし、ペリクレス亡き後のアテネには、自らの野心のために大衆を利用しようとしたクレオンらの扇動政治家(デマゴーゴス)が登場し、政治的判断力が不十分な大衆を詭弁きべんによって誤った方向に誘導し、アテネをペロポネソス戦争敗北へと導いてしまいました。

社会を混乱に陥れる「ポピュリズム」の歴史を今こそ学ぶべき深い理由 PRESIDENT ONLINE

これこそが、特に2020年以降に起こったことの本質です。現代において大衆扇動が最もうまい勢力は、トランプやファラージ、オルバンらに代表される「極右」です。

私はこう言い返してやろう。「我々は民主主義者だ」。自分たちの人生や国を、自分たちの手に取り戻し、既存の政治家が我々に対して無礼であればあるほど、我々が完全勝利を手にする日は近い。

ナイジェル・ファラージ氏インタビュー 「サンデー・モーニング」

民主主義の正体、見破ったり。

コロナとワクチンの目的

全ては革命のためである、当ブログは2015年以降に激しくなった国勢政治上の動きをそう分析してきました。コロナとワクチンの目的ももちろんそれです。これはもう、断定です。

ヒトラーの演説は弁舌巧みなうえ、内容も、単純明快・敵味方の断定・わかりやすい解決方法・選択を迫る口調などで磨き抜かれた見事なものだっただけに、活字よりも肉声のほうが、はるかに大衆扇動効果が高かったのです。

社会を混乱に陥れる「ポピュリズム」の歴史を今こそ学ぶべき深い理由 PRESIDENT ONLINE

「敵味方の断定」のために、それを利用したのです。なので、これまで書いて来たことのなかで、一部訂正しておきたいのですが、コロナ政策に反対だった人、ワクチンを打たなかった人たちが「正しくなる」ことは、残念ながら今後もありません。

《認定者数は5735件、死亡認定420件》コロナワクチン後遺症の調査結果を京大名誉教授が発表

文春オンライン

このような情報は今後もどんどん出てくるでしょうが。その過ちが公に認められることはないでしょう。なぜかと言うと、そうなってしまうと争いの種がなくなってしまうからです。

「ほら、俺の言ってたことが正しかっただろう?」

ってなったら、満足しちゃいますよね? そうすると、怒りがなくなります。

目的は革命のため、当然ながら革命には暴力が不可欠です。そのために、公に対する大衆の怒りがどうしても必要なのです。

ワクチン未接種者を「うんざりさせたい」 仏大統領の発言を野党が非難

BBCNEWS JAPAN

抑圧された大衆の怒りを元に、元気玉ならぬ、怒り玉。「悪い王様」を暴力革命でぶったおす。それが諜報機関の目的です。

蟹工船

大衆よ、オラに力を貸してくれ! 日本は、世界はろくでもないやつらに乗っ取られている!

上京後、多喜二は新聞や雑誌で小説や評論を発表する傍ら、誕生間もない日本プロレタリア作家同盟の中央委員となり、各種講演活動にも没頭。官憲に徹底的にマークされ、逮捕、投獄の日々を送るようになった。昭和6年には共産党に入党し、地下活動に入る。

 このころ共産党は、天皇制打倒を明確に打ち出すようになっていた。多喜二の同志だった作家・江口渙は、特高警察幹部から当時、次のような言葉を聞かされたと、後に書き残している。

「小林多喜二のやろう。もぐっていやがるくせに、あっちこっちの大雑誌に小説なんか書きやがって、いかにも警視庁をなめてるじゃないか。こんど連絡があったら、このことだけははっきり小林に伝えておいてくれ。――いいか。われわれは天皇陛下の警察官だ。共産党は天皇制を否定する。(略)そんな逆賊はつかまえしだいぶち殺してもかまわないことになっているんだ。小林多喜二もつかまったが最後いのちはないものと覚悟をしていろと、きみから伝えておいてくれ」(昭和47年8月10日号「別冊新評」)

拷問係の男たちが「長いこと手こずらせやがったな」…プロレタリア作家・小林多喜二が築地警察署で虐殺されるまで デイリー新潮

やられたらやり返すしかない! 例えテロリストと呼ばれようとも、必ずやり遂げなければならない。

これが革命のレシピです。