文学的未来表現

~”ホント”を望むブログ~ ver.11.0

「合意なき離脱シナリオ」継続か ~テリーザ・メイの真実?~

LINEで送る
Pocket

少し前のことですが、イギリスのEU離脱、本当は3月に完了するはずでしたが延期になりましたね。当ブログでは、「3月末で合意なき離脱が起こる」と予測してきたので、何も起こらなかったことに私は拍子抜けし、失望感さえ感じていました。

しかし、同時にこのまま何もない、ということに関しては、どうしても納得がいかなかったのです。

それから一カ月、動きが見え始めたような気がしたので、今回のこの記事を書きました。どうやら、やはり、うちの予測が外れていたわけではなさそうなのです。

延期のその後

3月末のイギリスのEU離脱は延期され、「合意なき離脱」は遠のいた、もしくはなくなった、と世界中の投資家は安堵したことでしょう。では、延期のその後の今、一体どういう状態にあるのか、それを掴むのに、最適な記事を見つけました。

【欧州議会選】英国の2大政党は大敗か?──新党「ブレグジット党」は10万人の支持獲得

2大政党に元気がなく、残留勢力が1つにまとまり切れない中、大躍進を遂げているのが、今年1月に発足したばかりの政党「ブレグジット党」だ。その目的は、党名が示すように「英国のEUからの離脱」だ。
党首は、元英国独立党(UKIP)の党首ナイジェル・ファラージ氏。
UKIPは2016年の国民投票を実現するために大きな機運を作った政党で、ファラージ氏はその党首としてカリスマ的魅力を発揮した。

(中略)

離脱する予定の英国の議席の中で、第1党がブレグジット党となる見込みが高い。EU他国からすれば、さぞ奇妙な現象に違いない。

ニューズウィーク 日本版

あれ? なんかイメージと違いますよね。その後に躍進している「ブレグジット党」の党首、ナイジェル・ファラージ氏は、イギリスのトランプとも呼ばれる強硬離脱派の旗手で、ブレグジット党ももちろん、「合意なき離脱」も辞さない、対EU強硬の離脱達成のための政党です。

彼らのマニフェストは、なにがなんでも離脱を成し遂げる、ただこの一点のみにあるそうです。

さらに、メイ首相の辞任がほぼ確定したことで、「我こそは次の首相に」と考える大物政治家たちが様子をうかがっている状態だ。16日には大本命とされるジョンソン元外相が出馬の意思を示した。

そして、もう一人のキーマンが、ボリス・ジョンソン氏です。彼も2016年の国民投票で離脱キャンペーンを行ったごりごりの「強硬離脱派」で、イギリスのトランプと呼ばれています。このままいけば、彼がメイ首相の辞任の後、保守党の党首になる可能性が高いそうです。

そう、もうお分かりだと思うのですが、延期後にイギリス政界に起きたのは、

穏健離脱派、残留派が弱体化させられ、強硬離脱派が結集して主導権を握ると言う現実なのです。

メイっていったい・・?

現在の保守党党首はテリーザ・メイ氏で、イギリスの首相です。彼女が2年前からEUとの離脱交渉を担ってきたのですが、結局、離脱はまとまらず、混乱させた責任を取って、6月の頭で辞任するそうです。

しかし、その彼女、以外にもネット人気が高いんです。

「彼女だけはよくやっている」そんなコメントを度々見かけます。しかし、これは本当でしょうか?

惑わされないために事実だけを追いましょう。

5月上旬の地方選挙で、保守党は1300議席以上を失ってしまった。2017年6月の総選挙(下院選)でも、メイ首相率いる保守党は議席を減少させており、「メイ氏がトップでは、次の選挙に勝てない」という思いが、保守党内で今まで以上に大きくなっている。

(中略)

メイ首相は「保守党を分裂させた首相」として名を残すかもしれない。

(中略)

労働党も混迷状態にある。
コービン労働党党首がメイ首相と協定案をまとめるために話し合いの機会を持つこと自体に反発がある。保守党と全く同じように、である。労働党にとって、保守党は一種の敵であり、「失敗する離脱」に労働党が加担したと思われたくない。
労働党議員の大部分が残留支持者と言われている。

(中略)

しかし、残留支持の政治勢力は分裂している。

私がはっきりと書き記しましょう。彼女がイギリス政界に引き起こした恐ろしい現実を。

テリーザ・メイがこの2年間で実行したことは、

イギリスの2大政党を分裂、弱体化させ、残留支持勢力を解体に追い込み、強硬離脱派を結束させて躍進させた。

と言うことです。彼女だけがよくやっている・・、まあそういう意味では本当によくやっている、と言えますけど・・。ちなみに、離脱の延期は、メイ政権とEUとの約束でしかありません。メイ政権が崩壊したら、いったいどうなるのでしょうね。

日本に起きたある類似事件

このメイ首相の残留派解体工作?ですが、私は日本に起きたある「事件」にそっくりだな、と思っているのですが、それがこちらです。

もちろん、前原誠司代表が9月28日に起こした「民進党・解党事件」のことである。長い日本の戦後政治においても、これほど奇怪な事件はあまり見つからないだろう。なにしろ、豊富な資金と全国組織をもつ野党第一党の党首が、事実上独断で、
① 目前に迫った衆議院選挙での、自党の候補者の公認をすべて取り消し、
② できたばかりの小規模政党(希望の党)の党首(小池百合子氏)に、その候補者たちを自由に「選別」する権利を与え、
③ 事実上、党を消滅させてしまったにもかかわらず、自分は100億円以上の政党助成金の分配権を握ったまま、代表の座にとどまり続ける

ということを突然決めてしまったのだから。

(中略)

「希望の党ができて民進党は解散になる。小池さんも前原さんも、日本の左翼つぶしに是非とも頑張ってほしい。右と左の二大政党では、国がつねに不安定だ。保守の二大政党制になってこそ、安定した政治になる。〔現在の〕日本のおかれた状況で、憲法改正に反対しているような政治家には、国民生活を任せることはできない」(2017年10月1日、下線筆者)

実にわかりやすい「解説」ではないか。つまり、安全保障の問題から左派(リベラル派)の影響力を完全に排除する――。それこそが今回の「前原民進党・解党事件」と、5年前の「野田民主党・自爆解散事件」のウラ側にあった本当の目的であり、グランド・デザインだったというわけだ。

現代ビジネス

2017年の解散総選挙時に起きた、日本の左派(リベラル派)勢力潰し、この時の小池百合子氏とメイ首相が、私には非常に重なって見えるのです。つまり、彼女らの正体は刺客です。

しかし、なぜ日本の政治に起きた事件と、イギリスの政界が結び付くのか、疑問に思う方も多いでしょう。さすがにこれは、こじつけじゃないの?って?

しかし、この点と点を結び付ける線が、私には見えるような気がするのです。

世界を席巻する「保守的なグループ」

それは何かって、キーワードは「保守」ですね。これが今、世界政治の本流となり、世界を動かしているのです。

例えば、アメリカのトランプ大統領はナショナリストであり、グローバリストを攻撃しています。彼は保守派なのです。イギリスの与党は、保守党で、新党首の可能性が高い、ジョンソン氏はトランプ派。躍進している「ブレグジット党」のファラージ氏もトランプ派なのですから、当然保守でしょう。

そして、そもそもの世界の保守本流の出発であったかのような、2016年のアメリカ大統領選挙ですが、それに関してこのような見方をされる方もいます。

インタビュアー:メディアは、選挙結果の予測を大きく誤りましたね。

チョムスキー:必ずしもそうとは言えません。メディアは僅差でクリントンの勝利を予測していました。実際、一般投票はその結果通りだった。メディアや世論調査が予測できなかったのは、時代遅れの政治システムが、保守的なグループに想像以上の大きな権限を与えているということです。

人類の未来―AI、経済、民主主義 (NHK出版新書 513)

マサチューセッツ工科大学、名誉教授、ノーム・チョムスキーさんの言及です。これって、アメリカ大統領、トランプは「保守的なグループ」が選んだって言っているんですよ。

じゃあ、その今、世界の流れを作った、作っている元締めっていったい誰なの?って言うと・・

盲目のトランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相のいいように先導されている――。米ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)がそんな風刺画を掲載したところ、「反ユダヤ主義だ」との批判が相次ぎ、2度にわたり謝罪に追い込まれる事態になった。

朝日新聞

ネタニヤフはイスラエルの右派政党、リクードの党首です。右派とは、保守ですね。彼らがその源流だと私は見ています。それにしても、世界最強であるはずの彼らの政治姿勢を批判したら、「差別」だとは笑わせます。これは言論封殺と言うのでは・・?

そんなイスラエルを建国したのが、イギリスなんです。そして、それに多大なる影響力を発揮したのが、ヨーロッパ最大財閥のロスチャイルド家。

だから、私はEU離脱が延期されたときに、Facebookページにこう書きました。そのお膝元であるイギリスで、ロスチャイルドが敗北することは考えられない、と。

そしたら、こうなってきました。やはり、彼らは敗北などしていませんね。

2019年中に欧州に何かが起こる。

そう書いてきましたが、その予測を維持するのに十分な根拠がまだあるように思います。

そして、これらはすべて、「保守的なグループ」と中国共産党の戦争のために起こっている、ということは疑いようのない事実なのです。

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

前へ

米国のアジア戦略も再開か ~脅威の「ロケットマン作戦」とは?~

次へ

7月、欧州大混乱で株価は再び暴落か

  1. カラス

    オーストラリア総選挙、与党保守連合が勝利 世論調査の予測裏切る
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00000012-jij_afp-int

    また「予想外」です(笑)
    トランプ大統領も予想外、ブレグジットも予想外…。
    最近こんなのばっかりですね。

    • @bungakumirai

      カラスさん
      貴重な情報ありがとうございます!

      まさに!な感じ驚きました・・。

      「保守的なグループ」がまた一つ勢力を拡大しましたね。

  2. ゆうこ

    イギリスは失業率以外とよい数字ですね。

    http://www.thutmosev.com/archives/79880764.html

    トヨタと焦って逃げ出さない方が良いかもしれません。

  3. カラス

    現在の中国はアメリカにとって、かつての日本の経済力とソ連の軍事力が合わさったような存在に見えているのでしょう。2つの力は運良く別れていた為に、アメリカは20世紀中に個別に叩き潰す事に成功しましたが、今回はどうでしょうね。
    中国はまだまだ発展途上であり、13億というとてつもない人口が持つパワーは未だかつて人類が目撃したことのないものです。
    昨今のファーウェイへのなりふり構わぬ攻撃などを見るにつけ尋常ではない焦りが感じられます。
    ここまでやっても中国が倒れなければ、アメリカは中国共産党をテロ組織に認定するところまで行くでしょう。誇張ではなく本気でそう思います。
    彼らが過去、自らの覇権を維持するために実際に行ってきたことだからです。
    アメリカが主張する通り、確かに中国は極めて暴力的で権威主義的なロクでもない国だと思いますが、じゃあそう言うアメリカは違うのかというと…。
    私としては、米中が長く熾烈な覇権争いの末に共倒れし、インドあたりがひょっこり覇権を奪うことを期待しています(笑)
    鬱憤を晴らすような文章になってしまい申し訳ありません、また長文失礼いたしました。

    • @bungakumirai

      カラスさん
      コメントありがとうございます!

      私もカラスさんの考えに近いです。

      アメリカ側が正義だと言う考えは私には全くないですね。。

      確かに彼らの危機感は相当な物、
      彼らにしてみたら、動き出すのが遅かったんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

お名前とメールアドレスをご記入ください。

メールアドレスが公開されることはありません。

コメント投稿に関するお願いをご確認の上、送信ボタンを押してください。

CAPTCHA


Powered by WordPress & Theme by Anders Norén

       

© 2010 文学的未来表現