一昨日、テレビ朝日が驚くべき提言を取り上げていました。

出雲先生は新型コロナウイルスを「指定感染症から外すべきだ」と提言されています。感染症法に基づいて、危険度に応じて感染症は分類されています。最も危険度が高い“1類”には、エボラ出血熱やペストなど、“2類”には、結核やSARSなどが位置付けられています。現在、新型コロナウイルスは、1類〜3類に準じた措置を柔軟に取れる『指定感染症』となっていて、感染した場合の入院勧告、従わない場合の強制入院や就業制限など、1類、2類に近い措置が取られています。そして、17日の厚生労働省の有識者会議では『指定感染症』を1年間延長して、2022年1月末まで指定を続けることが了承されました。出雲先生は“5類”まで下げるべきと主張しています。

『指定感染症』を5類に…最前線の医師が“提言” テレ朝ニュース

これは不可解としか言いようがありません。

テレビが方針を180度転換?

このまま『指定感染症』のままだと、これからの1月、2月に進むと、心筋梗塞や交通事故など、救急患者を治療できないようになってしまいます。現場としては、コロナだけでなく、多くの国民の健康と命を守るという意味でも、具体的な方策を取りたいという思いです。

私はたまたま、その放送を見ていたのですが、唖然とするしかありませんでした。

「急にどうしちゃったの?」

ええ、そうです。その通りです。私は4月からずっと書いて来たし、このブログを読んでいる読者様は、きっと全員そう思っているし、そんなことは馬鹿でもわかることなのです。

しかし、あなた方が、散々それを無視して、暴論をまかり通して来たのではないですか。なぜ、突然手のひらを反すような放送をしたのか、実に不可解としか言いようがありません。

特別な病気の証拠なし

もう、改めて述べるまでもないのですが、この新型「コロナ」というのは、我が日本において、特別危険な感染症であると言う根拠は、全く存在していません

東京の感染者が800人だった、それがいったいなんだと言うのでしょう?

今シーズン(2017年9月~18年4月)にインフルエンザになった推計患者数は2230万人を超え、統計を取り始めた1999年以降、最多となったことが25日、国立感染症研究所への取材で分かった。

インフル患者2千万人超 今期の流行、過去最多 日経新聞

インフルで死んだ人は、年間1万人に達していたと言われています。

致死率が高い?

問2 都道府県等の公表する死亡者数は、どうすべきか。

答) ○ 新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。

厚生労働省 自治体・医療機関向けの情報一覧(事務連絡等)(新型コロナウイルス感染症) 2020年6月18日 「新型コロナウイルス感染症患者の急変及び死亡時の連絡について」

「PCRの陽性者」が死んだら、みんなコロナで死んだことにしちゃえ~! そりゃ、そうなりますわね。

他には何でしょう?

・ワクチンがない

 → 確かにインフルには、効くか効かないかわからないワクチンがあります。対するコロナには、「有効性95%」のスーパーワクチンが出来たらしいですね・・

・特効薬がない

→ 風邪にも特効薬はありません。タミフルは、症状が1,2日早く治まるだけです。重症化を防げるという確固たるデータはありません。

したがって、タミフルはインフルエンザの経過中で重症化したり、その結果死亡に至らしめたりすることを防止しません。

『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No131 インフルエンザ:死亡はタミフルでは防げない

・後遺症がひどいらしい

へえ~

・あともう少しで、「とんでもないこと」が起こるらしい

へえ~

どれも、あなたが、それを恐れる理由には、十分かも知れませんが、このような破壊的政策をやる根拠としては、まったく不十分です。

新型コロナ感染の「第二波」が全国各地を襲うなかで、広島市中区の流川・薬研堀などの繁華街では飲食店を中心に閉店や廃業が加速している。「すでに700軒が店を畳んだ」といわれ、感染収束の見通しが立たない状況に見切りをつけるように老舗料亭やカラオケ、中小零細の居酒屋などがあいついで営業をやめている。感染防止のため自粛ムードが覆うなかで、行政の対策はいぜんとしてマスクや消毒の励行など個人的防護策にとどまっており、検査体制や休業補償などの足踏み状態が続けば、「耐えている店も年末まで持たない」と語られている。

「既に700店が閉店」 広島流川・薬研堀で聞くコロナ禍の実態 深刻な飲食店の廃業 長周新聞

まずお前らは、こちらに「しない理由」を説明させるのではなく、特別なことを「やるべき理由」を説明しろ。おまえらとは、センモンカとメディアと知事と政府のことです。

「やるべき理由」は、医療崩壊?

例えば、5類の季節性のインフルエンザは、例年、日本では約1000万人かかり、約1万人が亡くなっています。明らかにコロナより多いですが、例えば、去年、医療ひっ迫が起こっていたかというと、そういうことはなかったと思います。

『指定感染症』を5類に…最前線の医師が“提言” テレ朝ニュース

もうなんなの!? 馬鹿なの!? この先生の言うことは最もですが、なぜ今になって突然メディアは、本当のことを言い出したのか? それは大きな謎です。

もしかしたら、彼らは「まずい」と思い始めているのかもしれません。政治に大きな変化が起きる予兆かも知れない。「王様は裸だ!」と叫ばれる時は近い? と書いてこの記事の終わりとしましょう。