喧嘩が始まった時、我々は何をすべきでしょうか。割って入って止められるのならば、そうすべきでしょう。しかし、それが番長同士の闘争だった場合は、どちらが勝つのかを見定めるのが賢明です。

「どっちが悪いのか?」なんてことに思いをはせるのが無駄であることは、戦争だろうとヤクザの抗争だろうと夫婦喧嘩だろうと同じです。

喧嘩の理由

さて、今回のウクライナで起こった喧嘩ですが、結論から言いますと、これまでも書いてきた通り、プーチンが勝つ可能性がが高いですね。まあ、彼は元々負ける喧嘩をするような愚か者ではありません。

今回、プーチンがこの作戦を実行に移した最大の理由は、これです。

「ロンドン」がバックに付いたから。

それが時間とともに、「誰の目にも」明らかになりつつなります。

ワシントン(CNN) 米国のトランプ前大統領は、29日に新たに公開されたインタビューの中でロシアのプーチン大統領に対し、バイデン米大統領の家族にとって不利になるあらゆる情報を公表するよう呼び掛けた。国内の政治にかかわる支援を米国最大の敵対国に求めるという、見境のない要求に踏み切った形だ。

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当ブログをご覧の皆様は、とっくにご存知の通り「ロンドン」は諜報界最強の派閥。つまり、喧嘩最強流派だということです。そこが、今回は西側ではなく、ロシア側についていることが読み取れるわけですから、プーチンが勝つのは必然と予想できるのです。

と言いますか、プーチンは彼らをバックに取り付けたからこそ、喧嘩を仕掛けたのです。センモンカとやらは、経済とかもっと酷いものだと「西側の評判」を負けの理由に挙げたりしていますが、そんなの関係ありません。

喧嘩は、相手を縮みこませたら勝ち、ただそれだけです。

選挙キャンペーン

では「ロンドン」は今回何故、ロシアを露骨に支援しているのでしょうか。これまでに書いて来た「西側の破壊」も、もちろんありますが、ももっとシンプルな理由として、それは選挙戦略であるという見方もあります。

今回ウクライナ侵攻に際してもトランプ氏はプーチン大統領を「賢明」と賞賛する一方、バイデン大統領は「弱い」と批判し、侵攻の理由は「われわれの指導者が馬鹿だから」という発言をしたことは世界で大きく報道された通りだ。つまりトランプ支持者にとって、プーチン擁護論を受け入れやすい土壌ができていたと言える。

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喧嘩最強であっても、選挙で必ず勝てるとは限らないのです。そのことが、2020年の米国大統領選挙で明らかとなりました。

「ロンドン」は、その名の通りイギリスルーツの派閥です。イギリスの選挙では最強です。もう、びっくりするくらい自由自在に操ってます。しかし、米国ではそうはいきません。

米国では彼らの最大のライバルである「イスラエル」が強く、2016年のときは「ロンドン」が「イスラエル」に媚を売った形で勝利をもぎ取りました。しかし、4年の間にその蜜月関係が悪化。

ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長兼CEOが先月ドナルド・トランプ米大統領に電話をかけ、米中貿易戦争が米経済に与える可能性のあるマイナスの影響について警告したことをウォールストリートジャーナルが伝えた。

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彼らはトランプの目的が、イスラエルのためではないということに気がついたのでしょうね。そして現在「ロンドン」と「イスラエル」は、ほぼ完全決裂している状況のようですので、トランプが勝つのは言うほど容易ではないはずです。

だからこそ、このような大規模な「選挙キャンペーン」を展開してきたとも考えられるのです。結果、間違いなくこうなると思います。

ウクライナでの戦争が泥沼化し、万が一プーチン氏に少しでも有利な状態で戦争が決着することになれば、批判の矛先はバイデン氏に向かうだろう。もしそうでなくても、経済制裁の影響でインフレが進行し経済が悪化すれば、全部バイデン氏のせいということにもできる。

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それにしても、選挙に勝つためにここまでやるかねと・・。私に言わせれば、これぞまさに「ロンドン」だという感じではあるのですが、逆に見ると、ここまでしないと勝てなくなったということだと思います。彼らは無駄なことは決してしませんからね。

それにしてもプーチンは、今回主要な役回りをすべて引き受けたようですね。「ロケットマン」に「Q世主」とは、オスカーどころの騒ぎではありません。

駄作

先程も書きましたが、「ウクライナ危機」はこれぞまさに、ロンドンの軍事作戦という形になってきました。

比べてその駄作ぶりが目立つのが、「911」や「パンデミック」「気候変動」などの陰謀です。これらが、その秘匿性や戦略性に於いて大きく劣るレベルの代物であることは、誰の目にも明らかです。

奴らは何故、このような愚策を世に放ったのでしょうか?

その答えはやはり、西側の破壊のためのギミックだったと考えるのが妥当ではないでしょうか。それは元から、失敗と露呈を前提に作られた張りぼての計画だったのです。

そこまで踏まえて考えて初めて、「911」や「パンデミック」、「気候変動」が恐ろしい計略であると言えるのではないでしょうか。