5月11日過ぎにそれにまつわる動きがあるはずです、と当ブログは予告してきました。1日経過した時点では今のところ、特に大きな「逆転ニュース」は出ていないようです。しかし、私はやはり、始まったなと言う感じがしています。

いったい何が始まったのか、それを知るには、googleで「体調不良」と検索し、ニュースのタブを開いてみてください。

これはホラーではなく、政治の話なのです。

謎の体調不良続出と不謹慎な憶測

こちらの画像は、2023年5月12日22時、「体調不良」とgoogle検索結果の1ページ目を繋げた画像です。一番古いので2日前、数時間以内の有名人の体調不良のニュースが、ずらっと並んでいるのです。こっわ、芸能界でやばいクスリでも流行ってんの・・? もちろん5月11日以降突然に、こうなったかは定かではありません。ただ、こんな不謹慎な憶測をしてしまった人も、決して少なくないでしょう。

西川貴教、体調不良めぐる“憶測”に不快感「陰謀論やワクチンと絡めた憶測はおやめください」

ORICON NEWS

これに対する当ブログの見方は、ずばりそのまま「謎の体調不良は、ワクチンのせいではないか?という憶測を呼ぶ(ための)ニュースだ」です。つまり西川氏は、わざわざ、ワクチンに関するプロパガンダを広めているということになります。

決して、ワクチンによる実害が広がってきたことを伝えるものではない、ことにご注意。そんな根拠は、どこにも存在しません。

「ワクチンのせいではないか?という憶測を呼ぶニュースである」

というところが、目に見える事実の部分です。ここの捉え方を誤ると、とんでもない世界に連れ去られてしまいます。それは、例えばこんな風です。

コンテ元伊首相の顔を殴打 反ワクチン主義者

東京新聞

反ワクチン主義者の男に顔を殴打されたって、雑なニュースやなあと思います。何で殴ったのかは、書いてないから分かりません。もしかしたら、恋人を寝取られたからかもしれないし、冷蔵庫に残しておいたプリンを食べられたからかもしれません。CMなので分かり安いのが一番なんでしょう。

まあ、何が言いたいかと言いますと、ワクチンを避けたのは懸命だったはずですが、勢い余って過激派になってはいけませんよ、ということです。過激派の世界に連れていくことこそが、ワクチンの本当の目的だと当ブログは、ずっと睨んできたわけです。

コロナで多くの死者が出てると言う話を疑ってきましたか? だとすれば、同様にワクチン被害にも同様に懐疑的になるべきです。なぜ、それだけは「真実」だと言えるのでしょうか。

ただ予想できるのは、これからそう言う疑いが、どんどん大きくなっていく可能性はかなり高いだろうということです。しかし、もし、そうなったとしても、それが「真実」だなどは思わない方が身のためでしょう。

ワクチンは、”政治的に”悪者にされる、そのことが予想できていれば十分ではないですか。

ケネディ氏は1968年に暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官の息子。新型コロナウイルスのワクチン懐疑派として知られる。AP通信によると、2020年大統領選で不正があったと主張する会合などにも参加していた。

ロバート・ケネディ・ジュニア氏、大統領選指名争いに出馬表明…伯父はJFK 読売新聞

反ワクチン界の最大の有名人が、ある日突然、表に出てきたことは決して偶然ではありません。

陰謀論が「真実」に

ただ、陰謀論が「真実」になってしまったこともあります。その最たるものがこれ。

民主主義国家では、マスメディアが権力を監視する番犬という公的な役割を果たすことになっている。権力者が弱者に虐待や犯罪行為をしていたらメディアがそれを糾弾して当然なのだ。

数十年前、仮に日本の大手メディアがジャニーズ事務所に立ち向かっていたら、数百人の子供を年配の小児性愛者の虐待から守れたのではないか──。

ジャニー喜多川という“傀儡師”に操られ、踊らされた国 COURIER JAPAN

「悪魔の小児性愛者が、世界を支配している」

ネット上のこんな噂話を一度くらいは聞いたことがあるでしょう。私はこの話は本当ではないですか?と書いて来たんですが、少なくとも日本では、白日の下に晒されてしまいましたね。

この話の出どころは、最も有名な陰謀論集団であるQアノンでしたが、彼らは、この点において本当のことを語っていたわけです。そんなQアノンに魅了されたのは、大衆だけに留まりません。

ネタニヤフがイスラエル国内のデモを外国、それもイスラエルの第1のスポンサーの米国が組織しているとの認識を示したことは、彼がデマゴーグ(扇動家)であることを示すと同時に陰謀論的説明に頼る彼の傾向を示している。

こじれる米イスラエル関係 陰謀論に傾倒するネタニヤフ wedgeonline

彼は一時首相を失脚した際に「影の政府にやられた」とも言っていましたしたね。続いてなんと、とうとうこの人も、そっちの世界に引きずり込まれてしまったようです。

ロシアでは今なお「大祖国戦争」と呼ばれる戦争を生き延びた退役軍人に囲まれながら、大統領は自分こそが西側諸国の「グローバル主義のエリート集団」に包囲されたロシアを救う救世主で、庇護(ひご)者だと位置づけた。

戦勝記念日で権力誇示図ったプーチン氏、孤立が浮き彫りになるばかり CNN

おめでとうございます。プーチンさんも、無事Q世主に昇格されたようです。Q世主は、表上の最高の役職です。反ワクチンがロシアに好意的なのは当然の話です。同時に一言、ここも指摘しておきましょう。プーチンは岸田より、遥かに脆弱な状況にある、と。だって、岸田はタイムに悪口書かれただけでしょ? 岸田はつえ~ですよ。 バックボーンの力の差ですな。

従来分析の対象としてきたアカウントは、主に米国の極右系陰謀論「Qアノン」に共鳴した内容や新型コロナウイルスのワクチンを巡る誤情報を発信していたが、ウクライナ侵攻の直前からロシア政府の主張に沿った投稿を拡散する傾向がみられ始めたという。

ロシアのプロパガンダ、誰が拡散? SNS分析でみえた情報戦の姿 毎日新聞

そして、もちろん陰謀論の王様、元祖Q世主様と言えば、この人です。

内戦勃発のリスクが高まる状況下でウオルター氏が最も危険視するのは「民族主義仕掛け人」の存在だ。

その典型がトランプ氏であることは言うまでもない。

「白人の地位格下げ」で10年以内に勃発する「アメリカ民族内戦」のおぞましすぎる末路【米国一流政治学者が予言】 現代ビジネス

トランプを担いでいる勢力が、陰謀論の発信者なのです。歴史を顧みれば、それはお馴染みのやり方でした。

バスチーユ攻略のころから翌八月にかけて、フンスの農村部は農民たちのそのような行動で騒乱状態におちいった。このときには、領主が荒くれ者を雇って攻撃してくる、という「貴族の陰謀」が噂として流れ、パニックとなった農民たちは、「やられるまえに、やろう」と先回りの行動を起こしたのであった。ルフェーヴルは農民によるこうした行動を、「恐怖からの前方への逃走」と表現している。

『興亡の世界史13 近代ヨーロッパの覇権』 講談社

「陰謀論」を起爆剤に混乱を巻き起こし、世界をひっくり返すのが、彼らの常とう手段。

弁護士などの法曹、 知識人には、前章でみたようなサロンに集い、 さまざまな改革論議を展開していたいわゆる啓蒙のエリートたちが含まれていた。彼らはパリだけでなく、各地の都市を中心にして、知識人グループとしてのサロンやサクルに参加し、それらを形成していた。 こうしたグループの人びとは革命直前には「パトリオット」、すなわち愛国派と呼ばれるようになった。

フランス革命の首謀者たちは、「愛国派」と呼ばれていました。

Q自身の書き込みでは「米政府の機密情報に触れられる愛国者」と自称されているが、私の取材によると、違う。

陰謀論が育つ土壌は日本にもある 「Qアノン」は匿名掲示板発、その黒幕は管理人か AERAdot.

Qの正体は「米政府の機密に触れられる愛国派」、私はこれは本当だと思いますね。「愛国派」は言葉通りの意味ではなく、作戦コードネームですがね。

彼らは「暴力対決仕掛人」あるは「民族主義仕掛人」と呼ばれています。内戦の総合プロデューサーです。

彼らは、分極の綻びを見つけ出し、そこに憎悪の固いバールをねじ込んで、SNS等をフル活用して巧みに怒りを拡散することで、政治権力を掌中に収める。要は「われわれ」と「あいつら」を仲違いさせる「心理的壁」を見つけ出し、対立を作り出すのです。

仕掛人は、政治家ばかりとは限りません。ビジネスパーソンであることもあるし、メディアのパーソナリティ、ネット上のオピニオン・リーダー、さらにはタレント、あるいはこれといった肩書を持たない人。要は、どんな人であっても仕掛人にはなりうるのです。

2024年に「アメリカで内戦」が発生しかねない理由 「格下げ」された人々の癒やしがたい怨嗟や憎悪 東洋経済オンライン

私も、一時は仕掛け人にされてしまった一人ですが、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということです・・。まあ、ともかく、まだの方には、一刻も早く「仕掛け人」から足を洗うことをお勧めいたします。

究極の監視社会

それにしても「愛国派」は、なぜ、こんなことをやるのか。そう、それはみんなが言う通り、究極の監視社会を作るためです。しかし、そのターゲットはあなたや私ではない。残念ながら、我々にはその価値がありません。

確かに、我々の社会は「監視社会」ではあります。ただ、私たちが問題にしているのが誰についてなのか定かでありません。「誰が観察されていますか?」「ソーシャルメディアなどで監視されているのは誰ですか?」ここから考え始めるべきです。

 たくさんの偏執症的な文言や動画が出回っています。いかに私たち全員が国家などによって観察され、監視されているかを伝えています。私の印象では、ほとんどの人は――私もその中に含まれると思いますが――まったく重要ではないので、監視する必要など、さらさらありません。

エマニュエル・トッドが考えるネット「監視社会」の真の目的と、長期化するウクライナ戦争を左右する「経済問題」 aera.dot

であれば、誰を監視したいのか?

しかし、あるカテゴリーの人たちは重要です。監視したり観察したりする値打ちのある人たちです。それがエリートです。全世界規模の権力ゲームの中にいるエリートです。

そうだ、その通りだ。これは権力者同志の争いであって、庶民をどうするかなんて、彼らにとっては、どうでもいい話。

革命当初にあって追求されていたのは立憲王政であったが、状況の推移のなかで革命は共和政へと向かい、国王ルイ一六世と王妃マリ・アントワネットは国民への裏切の罪で処刑されることになった。

『興亡の世界史13 近代ヨーロッパの覇権』 講談社

地域の権力者は、現代もまだ生きています。監視というよりは、その息の根を止めることが、最大の目的に思えます。その先に何があるのか? そんなことは知りません。しかし、「愛国派」はやるつもりです。

私の勘違いでしょうか。最近、若いスポーツマンが亡くなることが多くなりました。(DeepL翻訳)

最近、体調不良の有名人が続出しているようで、怖くなって、こんな記事を書いてしまいましたが、私の勘違いでしょうか、親愛なる愛国派のファラージ先生?