前回、”ホント”のインフレ対策と言うことで書かせていただいたのですが、こちらもなかなか、よい方法でないでしょうか。
被験者たちの血中のNK細胞は40%増加していた
一方で、都市部で通常の旅行をしてもらったグループにはこのような変化は見られなかった「都市部を旅行した人」と比べて、NK細胞が増えていたというのがポイントで、自然で過ごすことの恩恵が実験により明確になったといえます。
科学でわかった「キャンプの驚くべき効能」。細胞レベルで免疫力がアップすることが明らかに Yahooニュース!
旅行じゃなくて、キャンプに行け!
都市部におけるホテルの高騰がニュースになっていますね。「オーバーツーリズム」などと言う新手の言葉も登場しています。いやあ、コロナの頃は良かったんですけどね。ホテルは安いし、観光地はガラガラ。
「よくぞ、来てくれました!」
なんて感謝さえされた時が、とても懐かしいです。しかし、よい方法は他にもあります。それが冒頭に紹介したキャンプですね。キャンプ場は、宿泊代が無料のところさえあります。
さらに癒し効果は、旅行を凌ぐことが科学的に証明されていると言うのですからね。やらない手はないでしょう!
・・・おっと、今回の記事の趣旨は、皆さんにキャンプをお勧めすることではありません。いやむしろ、その逆である可能性さえあるのです。そのワケは、その科学的根拠が、全ての人に当てはまるとは限らないからです。
実際、音楽は気分の向上やストレス緩和に効果があることがこれまでの研究でも示されてきました。
コロナ禍以降に増えてきたリモートワークにより、自宅で好きな音楽をかけながら作業をしている方も少なくないでしょう。
しかし今回の研究では「BGMはすべての従業員に常に良い効果をもたらすわけではない」という、従来の考えとは異なる結果が得られました。
職場のBGMが合わないと「脳の疲労度が増大し、生産性が落ちる」と判明 ナゾロジー
なので、キャンプが性に合わない人たちだって、もちろん、たくさんいるわけです。しかし、昨今は「旅行を止めて、キャンプに行け!」というような「極端なお話」が、流行るようになってきましたね。
そいえば、「極端なお話」の流行はコロナ渦を境に、激化しましたよね。
「中道」の崩壊
記者が一人称で語れれば社会的通念に訂正や修正が加えられる。こうして事実を端的に示す客観報道に適した三人称の文体と、記者が主体性を発揮できる一人称の文体を使い分けるべきだ、と。
佐藤 しかし、それは、「客観報道があり得る」という言語論的転回以前の前提に立った議論ですよね。歴史学の研究者と比較しても、現実のジャーナリストは、必ずしも「文字で書かれた記事に客観性があるのか」という根源的な問いに、正面から向き合ってこなかったように思います。
ルビコン川を渡る、日本のジャーナリズム…SNS時代に「客観報道」は必要なのか? WEBアスティオン
元々、本質的には「客観」などというものは存在しないのですが、これまでは、メディアがその役柄を演じることで、人々の思想の画一化を図ってきたのです。当ブログがよくいう「正しい世界」ですね。これが「中道」と呼ばれる政治イデオロギーと同類なのかと思います。
米一極時代が終わった後、中国やロシアが目指す多極世界に対し、日本人の54%が「懸念」を抱き、主な先進・新興国で最も多いことが10日、ハイレベル外交の舞台として知られる「ミュンヘン安全保障会議」の国際調査で明らかになった。自国の将来を最も悲観しているのも日本だった。
日本、多極化への懸念最多54% 米一極終焉に不安、独会議の調査 47news
相変わらずの悲観という名の、自分たちの正しさを疑わない姿勢を堅持する日本人様。個人的には、この調査結果には恥ずかしさを覚えますが、世界的に「極」が広がっているのは事実で、「中道」は、生き残りが難しくなっているのです。
国民民主党から今夏の参院選公認候補の内定を取り消された山尾志桜里元衆院議員は1日、参院選東京選挙区から無所属で立候補する意向を固めた。山尾氏は本紙の取材に「(保守派とリベラル派による)左右の分断が進む中、中道政治を諦められなかった」と語った。1日午後4時から東京都内で出馬会見を開き、詳細について説明する。
山尾志桜里氏が参院選東京選挙区から無所属で立候補へ 「中道政治諦められない」 国民民主から公認見送り 東京新聞
「中道」が滅びる鳥
たとえば、サンタクルス島では中型のジ[地] フィンチ (Geospiza fortis) が現在二つの種に分化する過程にある。この鳥の嘴を観察すると違いがわかる。小さな嘴を持った鳥が多く、ずっと 大きな嘴(最大でほぼ2倍)の鳥も多いが、中くらいの嘴をしたものはあまりいない。嘴の大きさはその鳥が割ることのできる種子の種類に直接的に関係する。大きな嘴のジフィンチが噛む力 は小さな嘴のジフィンチの3倍を超える。だから、かれらはヒシの実のような手ごわい種子を処理することができるが、嘴の力が弱いフィンチのほうは、イネ科草本のような小さくて軟らかい種子を噛むのが得意なのだ。中くらいの嘴のフィンチは虻蜂取らずということになる。か れらの嘴は大きな種子を割れるほど強靭ではなく、小さな種子をうまく扱えるほど小さくて繊 細でもないのだ。その結果、飢饉の年には、こうした鳥は鍛える可能性が高くなり、自然選択 によって厳しく除去されるのである。さらに、嘴の大きさの違いは性的なドミノ効果を生む。 すなわち、大きな嘴のオスの嘲りは小さな嘴のオスの嘲りとは異なり、大きな嘴のメスは大き な嘴のオスとの交尾を選択し、小さな嘴のメスは同類のオスを選ぶから、結果として、嘴の大 きさの違いを超えて遺伝子の交換が行われる機会は少なくなる。言い換えれば、種分化が進行中だということだ。すなわち、かつて1つだった種が、新たに2つの別の種に進化していくわけである。
『都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる』 メノ・スヒルトハウゼン
さて、国際政治と似たようなことが、フィンチという鳥に起きていると言うお話を最近、知りました。全く関係ないかもしれないお話を結び付けて考えてしまうのが、私の悪いくせだというのは、とうにご存知と思いますので、遠慮せずに続けますね。
中くらいの嘴のフィンチは虻蜂取らずということになる。
フィンチという鳥の中で、中くらいの嘴を持つ個体が淘汰され、種分化が進んでいる、というのです。
ああ、今行われていること、これか・・
『都市で進化する生物たち: ”ダーウィン”が街にやってくる』を図書館で見つけた時に、「これは!」と手に取ったのですが、先程読み終えて、やはり、という内容でした。
この本の終わりの章に、こうあります。
人間も都市で進化する生物か?
ここで、第2章でほのめかした問いを思い出したい。 わたしたち人間についてはどうなのか、 という問だ。
私は確信したのです、これは「我々」についての話なのだ、と。
輝きに魅かれるものたち
妙なことに、これもまたオーストラリアであるが、今度は飲酒の習慣が原因で生きものの愛情生活に大変な混乱が生じている。1983年、2人のオーストラリア人の昆虫学者が『オー ストラリア昆虫協会ジャーナル』に「瓶の上の甲虫」というタイトルの短い論文を発表した。論 文の目玉は、大型の黄褐色のタマムシ (Julodimorpha bakewelli)が、地元で「ずんぐり」と呼ばれる特殊な形のビール瓶と交尾を試みている2枚の写真だった。この甲虫は瓶の丸い底にまたがって、躍起になってその長い茶色のペニスをビール瓶に挿入しようと試みているのだが、もちろんうまくいかない。スタッビーとその恋人が発見されたのは、ドンガラの町はずれの高速道路沿いの砂の上であった。二人が付近を探索すると、数個の瓶に無我夢中でしがみつく別の 数匹のオスのタマムシを発見したということだ。
この昆虫が瓶の中のビールに魅了されたということはありそうもない。というのも、著者たちも指摘するように、ビールが中に残った瓶を投げ捨てるオーストラリア人などいないからだ。虫を惹き付ける要因は、ビールではなく、おそらくガラスの色と光沢、その曲がり具合、そしてとりわけ重要なのはその感触にあったのだ。 製造過程で瓶の下方部分に圧し付けられた小さなこぶ状の突起が均等に散らばる縁の感触である。こうした特徴が組み合わさった結果、メス のJulodimorpha bakewelliの背中とそっくりになったために、この捨てられたガラス瓶は、この甲虫のオスにとって抗えないほど魅力的なものになったのだ。
ある昆虫が、ビール瓶の輝きと感触に魅了され、性的に興奮するようになったと言います。これが、彼らの生存の脅威となることは、改めて説明されるまでもないことでしょう。
スタッピーが進化論的罠であるのはタマムシを死に至らしめるからではなく、オスの気を逸 らして、本当のメスと交尾する役目をオスが果たせなくなるからである。オスのタマムシは、大きく艶やかで魅力的なメスを見つけたと考え、本物のメスなど眼中になくなってしまう可能性があるのだ。そんな超級メス(超セクシーだが、もちろん、超未成熟でもある)がそこら中に転がっ ているのなら、この進化論的罠から逃れるための唯一の希望は、ビール瓶に興奮しないような (多分、においのような別のメスの性的特徴に注意を集中させる) 遺伝的傾向をもったオスの登場ということになろう。
「ヒト」にとっての進化論的罠も、「スーパーメス」によってもたらされたものであることは同じでしょう。タマムシの話も、なんだか我々への当てつけのような・・
虫を惹き付ける要因は、ビールではなく、おそらくガラスの色と光沢、その曲がり具合、そしてとりわけ重要なのはその感触にあったのだ。製造過程で瓶の下方部分に圧し付けられた小さなこぶ状の突起が均等に散らばる縁の感触である。
とりわけ重要なのは、小さなこぶ状の突起の感触ってさ。。
“1000人以上の男性と寝た”金髪美女インフルエンサー(26)が若い女性たちの憧れの的に…「私も同じことがしたい」チャレンジ企画の模倣に女性起業家が警鐘
NEWSポストセブン
「生物的には無意味」である裸に、ヒトは魅了され、配偶者選択において、生物的な機能性は無視される傾向が強くなったのです。ヒトがタマムシより幸運だったのは、それが本物のメスであったことです。
しかし、この罠が、将来的な人類の絶滅を意味する可能性は高いでしょう。なぜなら、恐らく人類はこれ以上進化することが出来なくなったのですから。変化できない種は、自然界では滅びるしかないですよね?
この進化論的罠から逃れるための唯一の希望は、ビール瓶に興奮しないような (多分、においのような別のメスの性的特徴に注意を集中させる) 遺伝的傾向をもったオスの登場ということになろう。
これは、全くもってあり得ないことです。裸ではなく、毛むくじゃらの女性を愛するようになる男の登場なんて、そんな想像ができますか?
多毛症を隠して結婚、初夜に夫に拒絶され…実在する“ヒゲが生えた女性”が問いかける美しさの基準 文春オンライン
種分化そのものは、技術的には十分可能なのでしょう。しかし、その最大の障壁は、ヒトの性的趣向を変えることなのです。
そのままでは、人間の性的シグナルや好みが進化することはないでしょう。そう「スーパーメス」が地球にいる限り、それは起こらないのです。
覆すものたち
2017年来、見てきた「軍事作戦」の目的は、ヒトの種分化である、という結論はすでに書いて来た通りです。その中での最大の問題は、ヒトの性的趣向のコントロールではないか?
さらにもう一つ、人間のセクシャリティが変化するだろうという考えも刺激的だ。過去数百万年の間、男でも女でも、生涯に出会う将来のパートナーとなりうる相手の数はたかが知れ たものだった。しかし今日の都市住人なら、1街区をぐるりと散歩する間に、それと同じほど の潜在的候補者と出くわすことだろう。これが意味するのは、競争の激化であり、さらにずっ と厳しい性選択 [淘汰] である。こうした状況に加えて、完璧な(都市的)伴侶の条件への認識が シジュウカラ並みに変化するとなると、わたしたち人間の性的シグナルや好みが将来どのような進化を見せるのか、だれにもわからないだろう。
『都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる』 メノ・スヒルトハウゼン
この最難問に、科学的な試みで挑む者たちの存在。
ギリシャの島で発見された先史時代の斧から驚くべき事実が判明した。ホモ・サピエンス(現生人類)がヨーロッパにたどり着くかなり前の時代に、既に地中海で航海を行っていた者がいたという。
初期人類、航海術に長けていた ナショナルジオグラフィック
この「科学作戦」を仕掛けたのは、彼ら・・
しかし今回の新発見がその定説を覆すかもしれない。人類の祖先は、単純な石器からは想像できないほど知的な方法で計画、協調、物作り(造船)を行っていた可能性が出てきたからだ。ランネルズ氏は、「こんなに早い時期からクレタ島に石器が存在したなんて、驚天動地の発見だ。ツタンカーメン王の墓からiPodが見つかるようなものだ」と話す。
我々のご先祖様です。
アメリカ、ロードアイランド州にあるプロビデンス・カレッジの考古学者でプロジェクトのリーダーを務めたトーマス・ストラッサー氏は堆積物の年代推定の結果を受け、定説より数万年早く、地中海で初期人類が航海を行っていたことを確信したという。
「彼らは計画的な航海をしていた。たんに漂流して島に流れ着いたわけではない」と同氏は力説する。
人類最初の世界旅行者は、ラピタ人ではありませんでした。
今回の発見には考古学の世界を震撼させるパワーがある。例えば、ホモ・エレクトスやホモ・ハイデルベルゲンシスなどの初期人類は、アフリカを出発して東へ進出した際、シナイ半島や中東を歩いて渡ったと長い間考えられてきた。
しかしクレタ島で石器が発見されたことから、まったく新しい可能性が見えてきた。
人類の未来は、彼らの挑戦にゆだねられているのです。









