再び芸能界が騒がしいですね。ジャニーズの次は吉本興業、狙われたのは、その事実上のトップとも言える松本人志氏でした。
これらが国際政治的な動きから来ていることは、もはや分かり切ったお話なので、今回は「真面目なお話」を書いてみたいと思います。
鈍い世間
毎度はあ~って思うのは、世間は芸能人を目の前にすると、本当に思考停止されるなあということですね。まあ、気持ちは分かりますよ。誰でも好きな人を目の前にしたら、そうなりますからね。
ただ、ジャニーズの件があった後だけに、親衛隊みたいな人たちはなりを潜めているようです。この一件に関する世間のコンセンサスは、
「証拠がないから、とりあえず静観しよう」みたいですね。
「出川マリエ事件」の時から比べれば、すいぶん成長したなあと思いますね笑。だけども、真面目に、普通に考えれば、松本人志氏がかなり不利な立場に置かれていることは、誰にでも分かるはずです。それに証拠はあるんじゃないかあ、と。
どこに?
私は性交渉をして訴えられたら、その時点で同意が得られていなかった証拠になると思います。違います? だって、同意していたのに訴えられるなんて、あり得なくないですか?
いや、一般人同士ならそうかもしれないけど、松本氏は超有名芸能人で、お金目的はあり得るでしょって? ええ、それは確かにあり得るでしょう。しかし「陰謀だ」ってどうやって、証明するんですかね。それこそ、証拠がまったくありません。手帳とかに「松本を嵌めて、金を巻き上げてやる!」とか書かれているのが見つかれば、いいんですけど。
つまりですよ。今回の一件の松本氏勝利の条件は、性交渉の事実そのものがでっちあげである場合に限られるということです。そもそも性交渉の事実がなかったことが後に発覚、なんて諜報機関が、あ、いや、文春がそんな下手をやりますかね?
私はないと思います。ですので、松本氏の敗北は、ほぼ確定ではないかと見てます。
「性同意」とは?
吉本興業は「事実無根だ」と言ってますね。焦点は、この「事実無根」が何を指すのか? ということです。先程も書いた通り、性交渉自体がなかったのだとすれば、松本氏の完勝です。
しかし、この事実無根が「そんなことは言ってない」とか「強要なんてしていない」だったとしたら、お先真っ暗です。「同意はあった」という加害者側の主張は、まったく意味をなさないはずだからです。
松本人志さん「とうとう出たね。。。」 告発した女性の”お礼メッセージ”画像を週刊女性PRIMEが掲載
ガジェット通信
松本さん側の主張は、どうも、それであるように感じられます。
「は? ご飯を一緒に食べただけだけど」だとしたら、速攻堂々と否定するでしょうからね。
性交渉に近いことがあったのは、間違いないのでしょう。だとすると、相当厳しい状況と思いますが、これは、私の個人的な道徳観からではなく、国際標準に鑑みての話です。
16日、ある法案が国会で可決・成立した。「強制性交罪」だったものが「不同意性交罪」に変更。“同意のない性的行為は犯罪”と明確化へ。処罰に必要な要件として、現在の「暴行・脅迫」に加え、「経済的・社会的地位の利用」や「恐怖・驚がくさせる」などの8つの行為が具体的に示された。改正の背景には、これまでの法律や社会では、訴えが届かず苦しんできた被害者たちの存在がある。どうすれば性被害をなくせるのか、考える。
その性的行為、同意ありますか?“新たな刑法”が問いかけるもの NHK
ここに書いてある通りです。諜報機関、いえ、文春はここまで計算づくの上で、今回の一件を出してきた可能性が高いでしょう。
「“恥ずかしい” とか “卑しい” からと、ことばに出して同意を求めることをほとんどしてこなかったんですね。でも、そのせいで権力・経済力・年齢・腕力など人間関係で上位に立つ人が、同意を求めずに自分の思うままに振る舞うことが広まってしまった。拒否したくてもノーと言えない、というのが性についての日本の当たり前になってしまっています」
”一般的に考えて”「そんなことは言ってない」とか「相手も楽しんでいたはず」などという加害者側の主張が通って、無罪になるはずがないのです。松本氏ほどの有名人は、個人の感覚ではなく、世界基準で裁かれるべきであるのは、言うまでもないことです。
ですので、吉本興業と世間が時代遅れの感覚を振りかざして抵抗したところで、恥の上塗りの結果になるだけではないでしょうか。
特権意識
「芸の肥やし」などと宣い、芸能界における女性をもて遊ぶことを豪語するような感覚は、私は狂っていると思います(好感度アップのはず)。それは決して、普通じゃないでしょう。あなたの周りにそんな人います? いや、別にやるなとは言いませんよ。やるなとは。ただ、そんなの豪語したら、世間では白い目で見られるのは当たり前であり、芸能界の特権を如実に示す象徴的なこととして、私は気味悪く思いますね。
彼らの特権意識は、政治家どころの話ではありません。
寄生虫
それはそれとして、しかし、色々やりづらい世の中になったなあと思っている中年以上男性の方も多いかもしれません。確かに、男性にとって不利な社会になったのは間違いないでしょう。
しかし、残念ながら、恋愛において、元来男性は圧倒的に劣位という、逃れられない現実があるのです。
ひとつは、「性の基本は女である」こと。受精卵を男の子にするのはY染色体のなかのSRY遺伝子(Y染色体性決定領域遺伝子)という微細なDNAで、受胎後5週目ごろから活動をはじめ、性腺を精巣につくり変える。6週目ごろには精巣からテストステロンなどの男性ホルモンが分泌され、未分化の性器結節からペニスが発達し、尿道ヒダが癒着して陰嚢になる。
性の基本は女、オスは「寄生虫」 本の話
人間の基本はメス。
そのように考えれば、オスの役割は(子孫を産む)メスに遺伝的な多様性を付加することしかない。神経科学者のサイモン・ルベイはここから、「オスはメスにとって寄生虫とさして変わりはない」と述べた。
男は寄生虫!? ふざけんな!・・・
あ、でもこれ、賢い大人の男性なら、なんとなくわかってます。決して、公言はしませんよ。でも、大人になる過程で気づいてしまうんですね。もちろん、認めたくないんですけどね。その葛藤の中で男性は生きているんです。少なくとも、私はそうです・・。
ですので、性交渉に至れば大抵の場合、オスはメスに対しての「負債」を抱えることになります。私の超少ない経験から言えば、この返済の要求をしてこない女性は存在しません。噂に聞くところによると、少しいるみたいですけど、私は経験どころか、見かけたことすらないです。
それに最近の傾向は「後払い」ですので、後から訴えられるのは、ある意味で当然です。負債の返済の要求には、誠意をもって全力でお応えするしかないのですよ。だって、最高にいいものを受け取ったわけだから。
「俺は、女性を散々たぶらかしてきたぜ~」なんてのは、「借金を踏み倒してきた」ことを自慢しているようなものであり、単なる阿保ですね。あ、ちなみに「返済」って、お金のことじゃないですよ。お金の場合もありますけど。
若輩者の私でも気づくくらいだから、百戦錬磨の松本氏がそれを分からないはずがないなあ。
なに? 女房には、もう全額返済したはずだが?って? ああ残念! 最近、金利上ってるからね!
天才芸人の終わり?
さて、うまい?オチがついたところで、終わりにしますが、当ブログは松本人志氏の芸を相当高く評価してきており、依然として、世間の評価は低すぎると考えております。
また毎度ですが、今回の件に於いて、松本氏は勝てないのでは?と予測しているだけであり、彼が悪いと非難している訳ではないので、悪しからず・・。
ああ、ぼくらのまっちゃんよ。それにしても、いったいどうして、こうなったんだい??