予定通りではあるかと思いますが、メディアが報道能力を失いつつあり、ネットニュースの方が、まだ正しい事実を伝えています。

結局ロシアの圧勝だったな

本格的に燃料が必要になる前に戦争終わってほっとしとるわ

【朗報】ウクライナ4州のロシア編入を圧倒的多数が支持 戦争終了へ ろぐチャンネル

ロシアが勝った、この単純な明快な事実を既存の大手メディアは、「プーチンの焦り」と非常に難解なピカソ的表現で伝えているため、現実を認識できない人々が増えているようです。

平和ボケ?

そんな状況をこの方々は、平和ボケだとおしゃっています。

佐藤:ロシアによるウクライナ侵攻以降、私には日本の危機が露わになったように思えてなりません。もともとウクライナは日本にはなじみが薄い国でした。ウクライナとウルグアイの違いも分からなかった人も多かったはず。にもかかわらず、いまや国民の大多数がウクライナに肩入れし、ロシアを敵視するようになった。

【対談】佐藤優×片山杜秀「ウクライナの大本営発表を真に受ける日本人に危機感」 NEWSポストセブン

「平和ボケ」というのとは違うような気がしていますが、現実を認識できない人がこうも多いのかということには、私も驚きました。

ロシアが併合したのに負けている・・何言ってんだか、さっぱり分かんないっすね。普通に頭おかしくないですか?

「結局ロシアの圧勝だったな」

はい、その通りです。最初からそうなりますって言ってんじゃないすか。いや、別に自慢するようなことでもなく、普通に考えてそれしかなくないすか? 逆にロシアが負けたら、めちゃくちゃ驚きますよ。

「ロンドン」が望む欧州の未来

もはや、後期印象派並みの芸術的な表現しかしなくなったメディアですが、この記事は写実的でとても分かり安い物でした。

同氏の最大のファンの一人が、スティーブ・バノン氏であることもさして驚くことではないだろう。米国のドナルド・トランプ前大統領の政治的思想を形作り、米国における「オルト・ライト(オルタナ右翼)」運動を生んだ人物だ。

メローニ氏の勝利の背景には、近年欧州のあちこちで見られる極右の大成功がある。

マリーヌ・ルペン氏はフランス大統領選挙でエマニュエル・マクロン大統領に敗れたものの、欧州各地のルペン氏支持者は、同氏が一般投票でかなりの票を獲得したことや、フランスの政治を中道から右寄りに大きく方向転換させたことに大満足だった。

完璧にそろったポピュリスト復活の条件、欧州の今 CNN

この記事は、前編引用したいくらい素晴らしいものです。今、欧州に何が起きているのか、そのすべてが書いてあると言っていいでしょう。

「間違いなく流れが変わっている。フランスからイタリアといった欧州大国からスウェーデンまで……目に見えて衰えゆく汎ヨーロッパの主流派を拒む動きが市民の間に広まっているようだ」と語るのは、「ドイツのための選択肢」(AfD)所属の欧州議員、グンナー・ベック氏だ。

2017年来、当ブログが書いて来たことの集大成が起きていると言っていいでしょう。その潮流を引き起こしたのは、軍事諜報に圧倒的な力を有する勢力。それに私は「ロンドン」と名付けました。

この派閥の存在を掴んでいなければ、国際政治は何も分かっていないに等しいのです。

こうした勢いの源はどこにあるのか?

「生活費高騰の危機が政府や欧州の制度を揺るがしている。もちろんウクライナの戦争で事態は悪化したが、戦争以前から欧州グリーンディールや欧州中央銀行の金融政策などがインフレを助長していた。生活水準が落ちてくれば、人々が政府や政治体制に不満を抱くのは当然だ」とベック氏は付け加えた。

これらの「危機」の黒幕は、その派閥です。

危機というものは野党勢力にとってつねにチャンスとなる。それは政治的思想を問わない。だが、危機の文脈における恐怖感に基づく政治は、右寄りのポピュリストに容易につながる傾向がある。

2020年に始まったパンデミックは、その中でも最大級のものです。

グリフィニ氏いわく、イタリアは同国を襲った近年の苦境が原因で、とりわけ既存体制への反発につながりやすい状況にあるという。「我々の国はパンデミックのとくに早い段階から甚大な被害に見舞われた。大勢が亡くなり、多くの企業が倒産した。欧州連合(EU)諸国からの援助を得るのが難しい時期があった。それからというもの、既存体制やコンテ・ドラギ両政権はいともたやすく石を投げつける標的となった」

(中略)

現在の危機の組み合わせは「自由民主主義とって最悪の嵐」であり、「共生社会や責任ある政府、人権を信じる人々がこの嵐を乗り切るには、かなりの労力を要するだろう」(チーズマン氏)

さてでは、厄災に見舞われた欧州の未来はどうなるのでしょうか。その予定もこの記事に書いてあります。

「ポピュリズムのパラドックスとして、ポピュリストはしばしば本当の問題を特定するものの、それをさらに悪いものに置き換えようとする現象がある」と語るのは、ポピュリズム研究の権威で、「From Fascism to Populism in History(ファシズムからポピュリズムへの変遷史)」の著者、フェデリコ・フィンチェルスタイン氏だ。

「政治エリートや政治制度の失敗を、ポピュリストは強力なカルトじみた指導力で置き換えようとする。この点でトランプ氏は天性の才能を備え、エルドアン氏やボルソナーロ氏、さらにはオルバン氏までも助長した」とフィンチェルスタイン氏は続け、トルコ、ブラジル、ハンガリーの権威主義的な指導者に言及した。これらの国々ではここ数年、民主主義の規範がひどくむしばまれている。

本当の問題を特定し、さらに悪いものに置き換える

これが、これから欧州で起こる現実です。

比べて随分”マシな”日本

恐ろしいですね。しかし、最近私は本当にこう思う機会が増えてきました。

「ああ、日本人で本当によかったなあ」

つまり、140円台の大円安、デフレ脱却、大企業の輸出拡大などによって、日本経済が欧米先進国に比べて、比較的に好調持続する可能性が出てきている。

米国株大暴落なら日本株押し目買いの大チャンス。円安、デフレ脱却、輸出拡大で黄金時代の到来=菅下清廣 moneyVOICE

マーケットはどうだかわかりませんが、経済の方は間違いなくそうなるでしょう。それは政治がしっかりしているからで、それ以外に理由はありません。

これに目をむいた方がいらっしゃったとしたら、いったいどこと比べて日本の政治が悪いと思いますか?と問いたいですね。岸田首相が悪いと言う人は、いったい誰と比べているのですか? まさか「理想の人」じゃないですよね? 現実の世界では、それは恐らくあなたのパートナーくらいのものです。

米 バイデン大統領 死亡した議員探すしぐさ 会見で質問相次ぐ

NHK

ぼけ老人に、

英議会下院の任期は2年以上残っているが、9月6日に発足したトラス新政権はいきなり正念場を迎えている。

英与党、経済混乱で支持率21%に急落 トラス政権正念場 日経新聞

いきなり暴落女、さらには

仏大統領、痛み伴う政策受け入れ呼びかけ 「自由に代償伴う」

ロイター

国民を脅して鞭打つ、ドS変態男。

全員サイテ~。安倍さんと岸田さんよりいいやつなんて、どこにもいない。

プーチンと習近平のファンだってんなら話は分かり安いですよ。「決められない岸田はダメだって」、ああなるほどと。

コロナ対策の撤回が遅いって声もあるけど、結局、誰もマスク外さないじゃん。岸田首相は「マスクを外すのは、今の時点で現実的じゃない」って言いましたけど、結局その通りでしたねってのが、日本人の現実です。

彼の政治判断は、正しかったわけです。

ちょっと、話が散らかりましたけど、

「政治エリートや政治制度の失敗を、ポピュリストは強力なカルトじみた指導力で置き換えようとする。この点でトランプ氏は天性の才能を備え、エルドアン氏やボルソナーロ氏、さらにはオルバン氏までも助長した」

国際政治的には今このフェーズです、という現実をしっかり押さえておきましょう、という今回になります。

そして、既存を倒すようなポピュリスト勢力は、日本には全く見当たりません。これ、実はとっても素晴らしいことだったのです。批判は、現状をよりよくするためにするのが得策だと思いますが、いかがでしょうか?