ここ最近、ブログの政治経済記事の執筆を続けるに当たって蓄積されてきた情報を元に、歴史を空想するというマニアックなことをやっています。歴史から現代を捉えるのは普通だと思うのですが、やっているのはこの逆、現代から歴史のホントを探るのです。

それによると、欧米の支配勢力が日本の中枢に入り込んだのは、明治維新の頃からではなく、そのずう~と前の鎌倉時代からであるように思われるのです。

日本を初めて訪れたヨーロッパ人

日本に最初にやってきた、侵略者は何者か?

略奪を受けた側の人々が用いたこの言葉は、「バイキング時代」とされる西暦750年から1050年にかけて、スカンディナビアの船乗りの集団を意味していた。

バイキングの豊かな多様性、大規模DNA分析で明らかに
442体の遺骨を分析、画一的な虚構を打ち破る研究、「多くは混血」だった NATIONAL GEOGRAPHIC
 

それは、北欧からやってきた「海賊」、「ノルマン人」と呼ばれる民族が中心の多様な略奪集団の可能性が高そうです。

研究者たちは今も、古代の遺物からバイキングたちの真実を探ろうとしている。2021年10月に学術誌「Nature」に発表された論文では、バイキングがアメリカ大陸の土を踏んだ最初のヨーロッパ人である証拠が示された。コロンブスの”新大陸発見”より400年以上前のことだ。

ウソか本当か?「恐怖の略奪者」バイキングを巡る6つの通説 NATIONAL GEOGRAPHIC

コロンブスが”新大陸を発見した”のは、1492年です。で、バイキングはその400年以上前、1,000年~1,100年にはアメリカ大陸に到達していたことになります。

で、彼らはアメリカで満足して、それ以上の航海はしなかったって思います? そんなはずはなさそうですよね。当然、日本にも来たんじゃないかって思いますよね。

一般的には、ヨーロッパ人が日本に初めて来たのは、大航海時代の1,500年代ということになってます。バイキングは、1,000年~1,100年にアメリカ大陸に来ていたのに、日本を発見するのに、そこから400年もかかりますかね?

アメリカより日本の方が遠いから、というか日本はスカンジナビア半島から世界で一番遠いので、多分最後の最後になったとは思うんですよ。ただ、多く見ても、アメリカ到達から50年はかからないんじゃいかなあと思います。

いいくにつくろう

だから私は、こう考えたのです。鎌倉幕府を作ったのはバイキング、すなわち「ロンドン」じゃね? と。

「鎌倉幕府」は、1185年(文治元年)「源頼朝」(みなもとのよりとも)によって鎌倉(現在の神奈川県鎌倉市)に樹立された武家政権。その後、明治維新まで続く武家政権の礎になった時代です。

刀剣ワールド

鎌倉幕府とは、旧来の支配者層であった天皇家、藤原家から権力を奪った軍事政権だったんですね。朝廷が日本を治めるようになってから初めて、別の場所に支配権力が誕生した瞬間だったんですよね。

で、その後ずっと軍事政権が朝廷を抑える形で君臨し、日本を統一していくわけですね。私のブログを読みこんでいる方は、この黒幕「ロンドン」じゃね?って言ったら、多分ちょっと「うっ!」ってなると思うんです。私はさっき、気づいて、そうなりました。

だって、ここ最近ずっと書いて来たじゃないですか。明治維新から第一次、二次世界大戦を経て現代に続く、天皇家と「ロンドン」の戦い。それは少なくとも、更にその500年前から続いていた可能性が高いんじゃないでしょうか。

遠因は建武の新政開始時の恩賞配分の相違(意見の吸収漏れ)及び富の独占、及び親族内での権力闘争である。この様な行為は対応を間違えると国家を二分する大きな争いへ発展するということを後世への教訓として遺している。

「南北朝時代」 ウィキペディア 

その後の室町時代では朝廷は南北に分裂させられ、国家は争乱に陥っていくのです。まあ、もう、そのやり方が瓜二つですよね。真犯人はやつらだと、私のプロファイリング結果です。

この突飛な推理を元にすると、色々興味深いことが見えてくるんです。中学生時代に日本の歴史の授業を受けててて、なんか違和感あんなあと思った瞬間がなかったですか? 例えば、これ。

蒙古襲来

は? なんで、モンゴリアンがある日突然、攻めてくんだよ~気まぐれか! 違和感ありまくり。だから私は思ったんです。これやったの例の「海賊」だよね?と。

江戸時代後期の国学者橘守部は、元寇は朝廷潰しを企んだ鎌倉幕府・北条氏と元朝が結託して行った自作自演であるという説を唱えた。天保の国学四大家の一人に数えられる守部がこのような荒唐無稽な珍説を提唱した背景は不明だが、一説には北条時宗を高く評価していた国学者・本居宣長に対する当てつけだと言われる。

「元寇」 ウィキペディア

もう、これさっき見つけて、マジかと! すぐにでも、皆さんにお知らせしたくてこの記事を書いています。まさか911が、蒙古襲来の焼き直しだったとは!

しかしそれでも、とにかく返書さえ出せば、間に立つ外交担当者がなんとかしてしまうこともできたというわけです。そしてこの当時の朝廷も返書の準備はしていたのですが、そこに待ったをかけた者がいた。それが幕府です。

 北条時宗が「そういうことは私たちがやるから、朝廷は余計なことをしなくていい」と、朝廷から国書を取り上げた。平時の外交も、こじれれば戦争になります。外交も戦争も同じコインの裏表ですが、戦争できるのは幕府である以上、外交を担当できるのも幕府だけ。それで朝廷から国書を取り上げたのですが、取り上げておきながら、幕府は返事を出さなかった。

(中略)

「この間の文永の役で元の怖さがわかっただろう。だからきちんと挨拶に来い」と、杜世忠を始めとする5人の使者が送られてきた。しかし北条時宗は、なんとその使者全員の首を切ってしまう。非礼どころか、完全に野蛮国の振る舞いです。

モンゴル帝国から日本を救った北条時宗が「英雄」とは言い難いワケ ダイヤモンド・オンライン

裏切者

ちょっと、時代は飛びますけど、本能寺の変とかも変ですよね。

光秀は「しもしる」の語彙を選んで、そのことを含ませたのだ。尊皇の精神を希釈させ、正親町天皇に退位を迫り、信長の傀儡となっていた親王殿下をたてようと蠢動した織田信長の暴走は、伝統的な日本の喪失につながる、このままでは国が滅びると、光秀は愛宕山の連歌会で、発句の行間に政治行動を示唆した。

天皇を守った英雄たち 明智光秀「本能寺の変」は義挙だった 評論家 宮崎正弘 産経新聞

日本の歴史は、天皇家と「軍事政権」の戦いの歴史。やっぱりそうなんだよなあ。そう言えば、信長さんって武器を支援されてましたよね? ウクライナかな?

ボケ老人

そして、これなんか、まさに「は?」って思いませんでした? 豊臣秀吉の朝鮮出兵。なんで、こんな意味不明なこと唐突にやっちゃったのって? その理由は、おじいちゃんがボケちゃったからって、先公いいかげんにしろ!

本の虫課長 秀吉の誇大妄想説は以前からよくいわれてはいますよね。その方が物語としては確かに面白い。ただ歴史研究者というのは、何の証拠もないのにそのような結論を出すことはありません。丁寧に史料を読み解いて事実を導き出します。現存する史料をひもといていった結果、秀吉の「征明構想」は、スペインやポルトガルへ対抗するためであったという説が増えてきているのです。

秀吉「晩年」の意外な新説、朝鮮出兵は欧州対策?【世界史でわかる日本史】 ダイヤモンド・オンライン

ホントの理由は、ハプスブルグ家に対抗するためですって。豊臣秀吉、「ロンドン派」確定!

古の親友

で、もって江戸時代には、日本と「ロンドン」は、公然と仲良しになっていました。「日英同盟」は、この頃からあったんですね。

イギリスと日本の交流が、始まったのは1611年のことである。駿府(静岡市)にいた大御所・徳川家康の元に、ジェームズ1世から使者がやってきたことに始まり、エリザベス女王も訪日のスピーチで触れられたが、ほとんどの人が知らないだろう。

家康時代に始まった英王室との交流、400年前に考案された「過酷すぎる航路」とは ダイヤモンド・オンライン

鎖国も恐らく、ハプスブルグ家対策だったんでしょうな。そして家康は、「ロンドン」と仲良くする一方、この方を虐げていました。

徳川家康が天下人になり、江戸幕府が成立。この時、天皇は何もできませんでした。

 江戸時代の天皇に残った権限は元号と暦の制定だけ。やがて江戸幕府が貞享暦を定めるようになると、天皇は暦を定める権限も失いました。元号を定める権限だけが天皇に残ったのです。

 天皇は禁中並びに公家諸法度によってがんじがらめにされていました。「後水尾天皇が幕府と対抗する力を付けた」という考え方もありますが、同意しません。

徳川幕府打倒の中心に天皇がいたのはなぜか? 日経ビジネス

繰り返しますが、日本の歴史は、天皇家と軍事政権の戦いの歴史。

スパイ VS スパイ

「ロンドン」がもっとも、得意とするのはスパイ技術です。当時、日本を滅ぼすのに大陸横断ミサイルはありませんが、代わりに大船団を率いて攻め込むなんて出来るはずがありません。

ですから「バイキング」は、その最高レベルのスパイ技術を使って日本を内部浸食しようとしたのですよ。信長、秀吉、家康が「ロンドン」のスパイだった可能性は、十分に考えられると思います。

しかし、スパイ戦略は「ロンドン」だけのものじゃない。そう、現代の安倍や岸田や麻生は、恐らく、天皇のスパイです。ですから、彼らが「国際金融資本」の手先に見えるのは、当然のことではないですか。

さて、私の空想歴史物語は、今回はこの辺でいったん終わりです。