今一番熱い国際政治のお話は、株式投資なので引き続きこの話題で行きましょう。2月16日に日経平均株価は、史上最高値まであと50円と迫りました。
ここまで来たら、当然更新っしょ!
確かに私も前回の記事にそう書きましたが、投資に関しては決め打ちするべきではないと言うのが、私の投資経験5年でやっと分かってきたことです。
インサイダー疑惑
最近外しまくっているので、名誉回復のために当たったアピールをしておきましょう。
香港株の週足が安値レベルで陽線包み足になったのと上海総合指数の週足RSIが30以下に低下したのが重なったのは、昨年からの中国株の大きな下げ過程で初めてであり、いよいよ中国株の底打ち局面に来たように思える気配だ。
「中国株が底打ちか」 株式投資早見雄二郎の特ダネ株式ニュース
中国株が底打ちしてるっぽいんですよね。そうなってくると、やはり・・・昨今の政治情勢から鑑みるに、西側は危険な臭いがします。
ロシア軍、ウクライナ東部要衝アブデーフカを「完全制圧した」
毎日新聞
西側の勝ちって言ってた人って、識者全員でしたっけ? そんな中、西側の現実を言い当てていた人もいます。
彼は、第二次世界大戦後の米国主導の世界秩序が衰退する可能性があると考えている。
(中略)
「金融危機と同時に大きな貧富の差があれば、ポピュリズムが発生する可能性が高い」とダリオは述べ、ポピュリストとは敗北を認めない個人だと指摘した。「この2つが重なれば、爆発的な組み合わせになる」
レイ・ダリオが語る「戦争の瀬戸際」にある米中関係と今後の激変 forbesjapan
あれ? これ、前回私が記事に似た内容とほぼ同じだね。で、これ。
ダリオ氏のブリッジウォーター、中国株に強気-長期の売りで割安感
ブルームバーグ
サイダー臭がすごいなあ。
今、ダリオは世界の勢力図にさらに大きな激変が起こると警告している。第二次世界大戦後に、米国は世界の支配者になり、国連や国際通貨基金など、それ以降に形成された影響力のあるグローバルな集団のほとんどがこの国に本拠地を置いてきたと彼はいう。しかし、それは永遠に続くわけではなく、米国は多くの対外債務を抱え、手に負えないほどの富の不平等に直面しているため、彼は別の激変が襲うことを懸念している。
「1945年に私たちは新しい世界秩序を始めた。システムが変わる時には、さまざまな対立が生じる。新たな集団が責任者となり、ルールを決めるのだ」と、ダリオは語った。
レイ・ダリオが語る「戦争の瀬戸際」にある米中関係と今後の激変 forbesjapan
で、実際、中国はその準備を着々としていると見えますね、
中国政府が金を大量購入 国別でトップに 脱「ドル依存」、経済制裁への備えか
産経新聞
日本株は・・?
しかし、最も気になるのは、米国株ではなく日本株の動向ではないでしょうか。日本株が、長期的にすごく騰がると見ている人が多いですよね。というか、そういう人がここ1年くらいの間に非常に増えている印象ですね。
新NISAの件を鑑みても、日本の眠っている金融資産を株式投資に向かせたいという”下心”が見え見えです。投資をやらないと危険だと言う人までいますからね。
カリスマ投資家テスタ氏 総利益100億円達成「感無量です」この日はデイトレで3500万円
スポニチ
ちょっと前にBNF氏とかもいましたけど、例えるなら彼らの役割は「見せ玉」ではないのでしょうか?
見せ玉(みせぎょく)とは、約定の意図なく特定の株式等の売買状況に関し、大量の注文を発注・取消・訂正を行いあたかも取引が活発であると見せかけ第三者の取引を誘因する注文。
「見せ玉」 ウィキペディア
こんな出来た話あり得る?
それはともかく、「とある筋」がとにかく日本人に株をやらせたいのは間違いなさそうなので、で、あれば象徴的に日経平均株価が史上最高値を更新して、ずっと騰がっていくなんて展開も十分予想できるんですよね。
しかし、彼らは日本が大嫌いなのも間違いなさそうなので、史上最高値寸前で「また会おう、ベイビー」って、超性格悪いパターンもあり得るかもしれません。
株式投資の現実
しかし、一度歴史に目を通せば、株価が騰がり続けていることは一目瞭然、日々の上げ下げなど気にせず買いを入れない手はないと言うのは確かにその通り。しかし・・
60歳で退職された方がそのタイミングで退職金を全額一括で放り込んで天井を掴むと80歳まで株価が戻らないこともあるのです。そして、その大幅下落のタイミングは誰にも予測が尽きません。明日かもしれないし、2024年、2026年、もっと先の2035年かも知れない。
投資の達人の方もこうおしゃっていますが、これが現実です。
株式投資は、長く続けていれば自ずとリターンもついてくるプラスサムの世界ですが、株価が下落し続けると、どこまで下がるのだろうと不安になることも多いと思います。その結果、精神的な負荷に耐えられずに、株式投資をやめてしまった個人投資家が後を絶たないというのがこれまでの株式投資の歴史です。
単に続けていればいいだけの株式投資を、難しくしているのが株価の暴落です。
日経平均は最悪「1万9324円」まで下がると考えよ 過去の暴落を知ることで長期投資は可能になる 東洋経済オンライン
アナリスト達が暴落を教えてくれることはなかったというのも、株式投資の歴史なのです。無垢な初心者が、この暴落に巻き込まれるようなことになれば、相当なストレスを抱え込むことになります。
こんなものを無責任にお勧めするとは、いったい、どういう神経なんだろう?と疑ってしまいますね。
実際のところ、株式投資で収益を上げ続けるのに一番重要な要素は、売買テクニックであって、それは相当な鍛錬をつまないと習得できません。
一方、アマチュアのゲームにおいては自らのショットが見事に相手側のコートにヒットするなどめったになく、敗者側が一方的にミスを重ねることで結果的に勝者が出来上がる。これが本書の題名にもなっている「敗者のゲーム」であり、株式運用の世界においては、こうした性格が極めて強い。
常識外の値動きが頻発する時代、投資家はどう立ち向かうか 日経ビジネス
これが株式投資の本質。そして・・
ハマスの襲撃を事前把握、投資家ら株取引で利益か=米専門家 イスラエル当局が調査へ
BBC
これも、株式投資の現実。
これらを踏まえると、株式投資というものは、素人が「勝つ」可能性は極めて低いが、運がよければすぐに儲かり、運が悪ければ資金が20~30年ロックされるが、ほっとけば再び価値があがる可能性が高いもの。ただし、銘柄によってはその限りではない、ということになります。
これは単なる、私の当たらない予想ですが、今は買う時ではない感じがします。
最も有名なのは、1929年の世界恐慌でしょう。ダウ平均株価はピーク時の386ドルから34カ月をかけて41ドルまで下落します。その下落率は89%で常軌を逸しています。
日経平均は最悪「1万9324円」まで下がると考えよ 過去の暴落を知ることで長期投資は可能になる 東洋経済オンライン
2月16日の取引終了後のNYダウは、”386”27.99ドルなんだよなあ。なんか気になるけど、当然気のせいなんだろうな~
トランプ氏は先月、自身が今年再選されない限り、フーバー大統領時代の1929年の株価暴落が引き起こしたような大恐慌が起こると主張した。
フーバー大統領(当時)は世界恐慌によってもたらされた広範な失業と苦しみを軽減することができず、32年の選挙で敗北した。
トランプ氏、米株価急落と経済崩壊がバイデン政権下で起こること望む ブルームバーグ
前回の記事書いたときは知らなかったんだけど、当ブログの分析とトランプの発言内容が完全一致してたるんだよなあ。
米連邦準備制度理事会(FRB)が、オフィスビルなど商業用不動産向け融資の不良債権化への警戒を強めている。バー副議長(金融規制担当)は16日の講演で「極めて注視している」と強調し、銀行監督を強化していると明らかにした。市場では、地方銀行を中心に損失拡大への懸念が広がっている。
商業不動産「極めて注視」 米金融当局、地銀監督を強化 jiji.com
う~む
仕組まれた暴騰劇
日本では、ちょっと前にこんな話題がありました。
1月6日、『がっぽりNews!2024』(ABCテレビ)に出演した小倉は、2024年1月から新しくなった少額投資非課税制度「NISA」に関し、
「手を出していないです。国が推してるじゃないですか。国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないか」
としたうえで、
「放ったらかしにしてても(大丈夫)とか夢だとか、そんな甘い話は世の中にない。永久っていう言葉も信じていません」
小倉優子に「新・ご意見番」の声…「国が推すNISAには裏」「政治家が逮捕されないのは闇」批判されても “勉強でお返し” modelpress
別に大して気にしてなかったんですが・・後から振り返ると、これがフリだったという可能性はあるのかなと。
アメリカの大統領選挙をめぐり、世界的人気歌手、テイラー・スウィフトさんがバイデン大統領を再選させるための政府の秘密工作に関与しているとの「陰謀論」が広がっている。
アメリカ大統領選めぐる陰謀論 “テイラー・スウィフトが政府の秘密工作に関与”約2割が信じる 米世論調査 日テレNEWS
どう考えても、同系列だよね。
「新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がありますが、初めて投資をする人の中には、成長投資枠で高配当銘柄を中心に買い進めている人も少なくありません。中でも四半期ごとに配当が出て、直近の配当利回りが約6%あったあおぞら銀行は専門誌で推奨銘柄として紹介され、人気を集めていました」(証券関係者) そのため“あおぞら銀ショック”で痛手を負ったビギナーも少なくない。
(中略)
すでに1兆円を超える資金が新NISA対象の投信に流れ込んでいるという。投資をしたばかりに、虎の子を失うことだけは避けたいところだ。
迫る史上最高値更新…新NISA高配当銘柄の注意点 “あおぞら銀ショック”が初心者を襲う 日刊ゲンダイ
結局、パンデミックとワクチンのの次はこれ、「悪い政府」に庶民の怒りをぶつけること。
そういう訳で投資のリスクには十分にご注意を。