全く人気がない民進党
民主党が橋下徹氏と分断した維新の党と結党し、「民進党」となって選挙に備えているようですね。ですが、残念ながら、敗北は必至だと思いますね。なぜなら、あまりに人気がないからです。政権を担っていた時代にひどい政治を行った、と言う評価が今なお、尾を引きずっているようですが、しかし、当時とは党首も違いますし、流石に少しは支持も上向いていいのではないかと思うのですが、全くのようです。
なぜにここまで人気がないのか、その理由は我々も気を付けなければならない、極めて人の自然な感情的な理由ではないかと私は思っております。そこには嫌われるごく当たり前の理由が潜んでいたのです。
最大の要因
民主党は野党ですから、与党の自民党を批判することは当たり前のこと、と言えるでしょう。しかし、彼らにおいては、この”批判”が原因で国民からそっぽを向かれていると考えられるのではないでしょうか? どういうことかと申します前に、まず、「批判」と言うものの性質を考えてみます。
批判
1 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を―する」「―力を養う」
2 人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。「周囲の―を受ける」「政府を―する」
3 哲学で、認識・学説の基盤を原理的に研究し、その成立する条件などを明らかにすること。
これはデジタル大辞泉からの引用です。
批判と言う言葉のイメージは、どちらかと言うと、2の「誤りや欠点を正す」という部分の方が大きいのではないでしょうか。しかし、1の「評価をする」という意味もちゃんとあるのですね。
批判の本当の理由
皆さんも普段、他人を批判したりすることがあると思うのですが、その理由を考えてみたことがありますでしょうか? それは何のために行うでしょうか? 相手が間違っていて、自分が正しいからでしょうか?
私もこのブログで批判ばかり書いているので、人のことはまったく言えませんが(笑)、その本当の理由は、自分の価値を高めようとするため、ではないでしょうか? もし、仮に相手の行いが悪く、本当にそれを正そうと言うだけの目的だったのなら、周りに言いふらす必要はありません。本人に直接話せばいいだけです。
相手が先に攻撃を仕掛けてきた場合は、落された価値を取り戻すために、対抗手段として相手を批判するのは当然と言えるでしょう。しかし、そうでもないのに、言動が気になると言う理由で批判すると言う行為は、結局は相手の価値を下げて、自分の価値を相対的に上げようとする、非常にせこいこと、だと言えるのではないでしょうか。
批判的な論述などは、高尚なことに思えますが、実はとてもケチな行いだったのです。どうでしょうか? 思い当たりませんか? 私はいっぱい思い当たります(笑)。
民主党は見透かされている
民主党の不人気の理由に戻ります。彼らが、決して国民から愛されない理由は、ここにあります。当然のことと思ってやっているのでしょうが、彼らには与党を批判するという以外の政治目的を全く感じません。これは、自民党の価値を下げて、民主党の価値を上げようとしているだけであり、批判するなとは言いませんが、彼らはそれだけしかやっていないのです。実際はやっているのか知りませんが、まったくそう感じられません。
彼らは一生懸命に自民党の価値を下げようとしているだけです。それを頑張っているのはわかりますが・・。
彼らの独自の方向性と言うものが全くありませんし、こんなせこい方法だけで楽をしていることを、もはや国民に完全に見透かされているのです。これでは勝てるはずもないし、嫌われて当然です。
普通に考えて、周りの批判ばかりして、自分はなにもしない人、なんて支持されるはずがありません。ごくごく自然の成り行きで彼らは決して支持されることはないのです。気づいて根本から発想を変えない限り、彼らは決して勝つことはないでしょう。
前回のように、自民党の自滅を待つしか道はないのです。
支持されたいなら本当の批判をしよう!
私も今回の記事を書いていて、民進党のフリ見て自ら気を付けようと思いましたが(笑)、批判とは実はとてもみっともないものと言う側面があったのです。批判にはちゃんと「評価する」というポジティブな意味もあります。
もし、ビジネスや学校などで、相手に勝って周囲からの支持を集めたいのだったら、ネガティブな批判ばかりではなく、相手をきちんと評価した上でより優れたアイデアをひねり出すという、至極まっとうな方法を取ることが結局はその道、と言うことではないでしょうか。