政界が再び騒がしくなって来ました。”とある人々”の岸田政権に対する不快感は、その発足当時から如実に示されており、このような動きが出てくることは、当然の成り行きと言えるでしょう。

民主主義を破壊する組織

東京地検特捜部が忖度なしの「自民党潰し」に動いた…パー券キックバックで常態化した「裏ガネづくり」に本格メス

現代ビジネス

皆さん、とうとう動いてきましたよ。当ブログ通称、東京地検捏造部。正義の検察を信じる子供の夢を壊して申し訳ありませんが、それって、サンタクロースの存在を信じてるレベルの話ですよ。

とりあえず、事件の全貌を捉えるために、その前哨戦から眺めてみましょう。少し長いので、割愛して引用します。

「官邸vs検察」といわれた安倍晋三政権下における検事総長人事介入問題である。奇しくも、その余波ともいえる公判が12月1日、行われて当時、事務方トップの法務省事務次官でその後、仙台高検検事長を務めた辻裕教氏が法廷に立った。

(中略)

こうした行政文書の不開示決定取消訴訟において「天皇の認証官」である高検検事長が出廷するのは前代未聞。

(中略)

一時は検事総長候補だった辻氏だが、国家公務員法の規定の適用といった“裏技”で黒川氏の定年延長を画策するなど、OBを含む検察総体から「官邸の代弁者」と見なされた。それが“失脚”の原因である。

検察 VS 官邸、自民党潰し火ぶたは前安倍政権下で勃発しており、そのことを当ブログでは詳細に解説してきました。

で、検察側の攻撃により「天皇の認証官」が失脚されてしまいましたよと。当然「天皇の認証官」を失脚させる、そんな大胆すぎる「攻撃」には、大義名分が必要です。では、彼らの言い分から聞いてみましょう。

官邸は当時、黒川人事を正当化するように政府の裁量で検察首脳の定年を延長できる規定を盛り込んだ検察庁法改正案を上程していた。これに検察OBらが反発、次のような意見書を政府に提出した。

<今回の法改正は、検察の人事に政治権力が介入することを正当化し、政権の意に添わない検察の動きを封じ込め、検察の力を削ぐことを意図していると考えられる>

「政治家が我々を貶めようとした! だから、これは正当防衛だ!」というのが彼らの主張です。はい、私はちゃんと彼らの言い分を聞きました。

しかし喧嘩が勃発した時に、片側の言い分しか聞かないというのはフェアではありませんね。ですから、当然政治家の言い分を聞いてみないといけませんが、どっこい。

世論も法改正に反発、「#検察庁法改正案に抗議します」というツイッターには、小泉今日子ら著名人を含めて1日で700万件もの投稿があった。マスメディアも反対の論陣を張るなか、官邸は検察庁法改正案の成立見送りを決めた。

それが本来の仕事のはずのメディア、ジャーナリストたちが検察の「拡声器」となっているため、仕方なく私が代弁をするしかありません。

<特別捜査部は、民主主義に検察権力が介入することを正当化し、検察の意に添わない政治家の動きを封じ込め、政治家の力を削ぐことを意図していると考えられる>

官邸の言い分は、まず間違いなくこうでしょう。主語と述語をひっくり返しただけって言うね。

さて、どっちが悪いですか?

国民の大半は「政治家って悪い人たちなんだよ。だってね、先生がそう言ってたんだあ」というレベルなので、そんな人たちには「そっかあ、○○ちゃんは良い子だね~」と言っておいてあげましょう。

「いや、検察は法に則っているはずだから、政治家が悪いに決まっているでしょう?」

大人のフリして、お子様のような疑問を抱く人もいるので、改めて確認しておきましょう。

戦後まもなく設立され、政財界を揺るがす数々の事件を独自に捜査・立件してきた東京や大阪などの地方検察庁の特捜部。世論の喝采をあびながら、政治や社会の方向性まで変える役目も果たしてきた。

しかし、近年、その強引な手法には、さまざまな批判が上がり、証拠の改ざんなどで特捜検事や幹部が逮捕・起訴される事件も起きた。

特捜検察の正体 弘中惇一郎著 「最強の捜査機関」の手法 日経新聞

「特捜部は、でっちあげで民主主義を歪めてきた」と”最強の弁護士”の異名をとる弘中氏は、主張されています。

大成、鹿島も、4社間の協議や情報交換等の「外形的事実」は認めた上で「独禁法違反には当たらない」と主張しているとのことだ。そのような法的主張をしている大成、鹿島の担当者について、なぜ「罪証隠滅の恐れがある」ということになるのか。単に、「検察の主張に反対して抗戦している奴らは、検察の捜査権限を使って徹底排除する」という、身勝手極まりない検察の論理による逮捕のように思える。

昔、赤塚不二夫氏の漫画「天才バカボン」にしばしば登場する警察官の「本官さん」が、「タイホだ!タイホだー!」とわめきながら、空に向けてピストルをぶっ放す絵が印象的だった。今、特捜部がやっていることは、そのレベルだ。

“逆らう者は逮捕する”「権力ヤクザ」の特捜部

元検察官で、弁護士の郷原伸郎氏もこう主張されています。これは大阪地検の話ですが、場所が変わっても中身は一緒です。

大阪地検不祥事による批判を受け信頼を失墜しても、全くめげることも、反省することもなく、組織の体面維持と責任回避のために、捜査権限を私物化する「権力ヤクザ」そのものの特捜部の「独善」の実態が、今回の逮捕で改めて露わになったと言えよう。

弘中氏もそうですが、彼らは私のように官邸の味方という訳ではありません。つまり、これらの話は事実なのです。だから、私は特捜部の正義を信じているのは、大人になってもサンタクロースを信じているのと変わらないと言っているのです。

ロマンティックで素敵かしら?

本質は軍事クーデター

さて、ここからはいつも通り、私の豊かな想像力を駆使して、物語を曲解してみましょう。

一方、東京地検特捜部に批判的な立場からは、東京地検特捜部が連合国軍による占領下で、旧日本軍が貯蔵していた隠退蔵物資を摘発してGHQの管理下に置くことを目的に設置された「隠匿退蔵物資事件捜査部」としてスタートした経緯や特捜部エリートに駐米大使館の一等書記官経験者が多いことから、「アメリカの影響を受けている」とする見方がある。

「東京地検特捜部」 ウィキペディア 

でっち上げ機関である東京地検特捜部の素性については、ある程度知られた話でありますが、個人的な解釈では「アメリカの影響」ではなく「軍」の影響を受けている、いや、軍傘下の組織であると考えていいと思います。

先程の郷原氏によれば、法律では今回の「裏金」は裁けません。

結局、まとまった金額の「裏金」を明らかに私的な用途に使っている事実があり、それが、国税と検察で取り決めている「逋脱犯の告発基準」に該当する金額に達するという、極めて例外的な事例でなければ脱税で処罰することも困難だ。

日本の法律は「政治家の裏金」を黙認している…「令和のリクルート事件」でも自民党議員が逮捕されない理由 PRESIDENT ONLINE

つまり、それらの一連の事件の本質は、軍事クーデターであるということ。誰も気づかない分、ミャンマーよりたちが悪い。郷原氏は「国民の怒り」を特別捜査の正統性であるかのように書いていますが、それが「正義の源」とは恐れ入りました。

これで脅していったい、政治家に何を飲ませようと言うのでしょうか。それが、今回の目的であることは明らかです。

そして、さらに官邸 VS 特捜部の構図は、天皇 VS 軍 という戦前の構図であるということです。ここを詳述すると長くなり過ぎるので、今回は割愛します。

これについて、成城大学の瀬畑源非常勤講師は「皇太子が軍人になることは戦意の高揚につながるし、国民みんなに戦争に協力させる旗印にもなるので、当時の東條英機総理大臣は戦争遂行のため皇太子を早く軍人にしたいという意向だったが、昭和天皇がそれを拒んでいた理由が結構プライベートな話だったというのは驚いた」と述べました。

そのうえで、「当時は、拝謁記の中で下剋上と表現されている軍部台頭の時代で、皇太子の武官になるのはちょうど青年将校と言われる年代の軍人だった。昭和天皇は、青年将校への不信感や皇太子の教育に悪影響を及ぼすおそれを感じ、できるだけ任官を遅らせて軍部や青年将校から皇太子を守りたいという考えがかなり強かったのだろう」と指摘しました。

さらに、「このことは昭和天皇にとっては戦意高揚よりも将来の天皇の教育の方が大事で優先順位が高かったということも示している。連綿と続く皇統を守るためには皇太子をきちんと教育してしっかりした大人にしなければいけないという使命感があったのだろう。ひとたび軍人になっていたら、例え子どもの頃のこととはいえ戦争責任が全くなかったとは言い切れない立場になっていたはずなので、父・昭和天皇のこうした意向によって結果的に軍人として任官しなかったことは上皇さまにとっては、大きな意味があったと思う」と話しました。

皇太子の任官拒んだ心境 NHK

今、起きていることはそういうことだ、ということを改めて確認していただきたいと思います。その繋がりの根拠を追うことは、やはり長くなり過ぎるのでこの記事では致しません。

サル、キジ、イヌの政治家と鬼の正体

さて、そうそう。ここまでは正直、過去に書いたことの繰り返しです。新しいwikiを持って帰っていただくため、取り止めのない記事となることを承知の上で、最後にこんな話を。

それは日本人なら誰もが知る、おとぎ話。『桃太郎』に関するものです。

『日本書紀』崇神天皇10年9月9日条では、吉備津彦を西道に派遣するとあり、同書では北陸に派遣される大彦命、東海に派遣される武渟川別、丹波に派遣される丹波道主命とともに「四道将軍」と総称されている。

(中略)

上述の吉備津神社(岡山県岡山市、備中国一宮)の縁起として、吉備津彦命が吉備平定にあたって温羅(うら・うんら・おんら)という鬼を討ったという伝承が岡山県を中心として広く知られる。

これによると、温羅は鬼ノ城に住んで地域を荒らしたが、吉備津彦命は犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)・楽々森彦命(ささもりひこのみこと)・留玉臣命(とめたまおみのみこと)という3人の家来とともに討ち、その祟りを鎮めるために温羅の首を吉備津神社の釜の下に封じたという。この伝説は物語「桃太郎」のモチーフになったともいわれる。

「吉備津彦命」 ウィキペディア

ようは天皇の家来が、鬼退治したっていう話が元だったってことなんですね。

この伝承では、温羅は討伐される側の人物として記述される。しかし、吉備は「真金(まかね)吹く吉備」という言葉にも見えるように古くから鉄の産地として知られることから、温羅は製鉄技術をもたらして吉備を繁栄させた渡来人であるとする見方や、鉄文化を象徴する人物とする見方もある。

で、鬼の正体は渡来人だった言う。草~ってこういう時使うのかな?

鉄文化の本源を求めて著者の眼は北方を中心とした大陸全般に注がれる。そこには鉄製の馬具と武器に依拠する騎馬民族とその文化があった。『鉄の古代史』全3巻の掉尾を飾る必読書。

『鉄の古代史』 白水社

で、更にその正体は騎馬民族だったWWW

『桃太郎』とは、天皇が(侵略者である)騎馬民族を討伐するって話だったんですね! 正義の検察が悪い政治家を捕まえるっておとぎ話より、こっちの方が100倍面白いことは間違いない! サルが安倍で、キジが岸田で、イヌが麻生かな?

ところで、今『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム』をやっているんですけど、ハイリア王国を襲った侵略者、ラスボスのガノンドロフは、馬に乗った鬼なんですよ。

さすが! 任天堂、いいとこついてんな~!

東京地検特捜部の愛称は、ボコブリンに決めたよ。

あいつら雑魚でも、特に色違いの「黒」ダントツに強いからね。力を封じられたリンクじゃ勝てないんだなあ~