さて、いきなりですが、当ブログでは今年の1月に、「近い将来朝鮮半島が南北統一になるもしれない」という記事を書かせていただきました。その頃は、まだそんな声を聞くことはほとんどなく、だからこそ、「トンデモ話」と私は書いたのですが、しかしそれから間もなく、事態は急転直下。南北の関係が急激に改善に向かい、米国の軍の高官、ハリー・ハリスさんはこんなことを言いました。

「北朝鮮は南北統一のために核兵器を開発している」

そして、それを追うように河野外相も、

「北朝鮮は再統一の野心から核を開発している。彼らの発言や行動を見ていれば、当然そういう見解になる」

と・・。私は「はあ?」と思いましたが、どうでしょうか。いつから彼らは金正恩さんの意志を代弁するようになったのでしょうか。しかも、「当然そういう見解になる」って。いったい、どこをどう見るとそうなるのでしょうね。甚だ不思議な話です。

しかし、彼らのこの見解、実現化する可能性はかなり高い、と当ブログは見ています。今回は、前回の記事の続編としてこれから、朝鮮半島に起きるであろう、トンでも話の続きを書いてみたいと思います。

そして、さらに、現在新たに日本を大いに騒がしている「森友学園問題」、これがここに密接に関係していると考えられる、のですが・・。

北朝鮮危機って結局・・

3月9日、トランプ大統領が米朝首脳会談を行う意向を発表し、世界中に衝撃が走りました。それもそのはず、トランプ大統領は、北朝鮮を非核化させるため、軍事行動も辞さない、と一貫して強硬な姿勢を見せていたからです。これは日本政府にとっては寝耳に水で、梯子を外されたような格好になってしまいました。

ですが、こう言っては何ですが、私にとって、この展開は驚くべきことでもなんでもなく、「ああ、やっぱりそうなったのね」という認識なんです。

当ブログでは、昨年の7月から一貫して、「北朝鮮危機は、アメリカの軍事作戦」こんな珍説を主張させていただいておりました。皆さんがこれを聞いてどう思われるか分かりませんが、私的にはここまで来ると、ほとんど疑いの余地はない、と言うレベルで捉えています。

この説は非常識かもしれません。しかし、今の事態を掴むのに矛盾が全くありません。逆に一般的な解釈は、矛盾だらけです。ですから、彼らは時に金正恩を狂人にしたて上げ、時に相当の策士にと、都合よく人物像を作り変えています。彼らのお話では、そうでもしなければ、説明がつかないのですが、実際問題としてそれは、私の珍説以上にあり得ないことです。

じゃあ、どうして、アメリカはそんな作戦を行っているのかと言うと、一部ネットで言われているような、「武器を売るため」や「支持率のため」などと言う軽いものではなく、中国共産党を倒すためという、とてつもない真相が、ここ最近のアメリカの動きを見ていると、より説得力を帯びてくるのです。

半島統一の目的

では、私の珍説がもし正しかったとして、半島を統一される目的はなんなのでしょうか。それはこの記事を読むと見えてくるかもしれません。

朝鮮半島危機の現状下、日本は政局に走っている場合ではない

「米朝首脳会談」で核放棄の見返りに「在韓米軍の撤退」が要求された場合、さらにはその際にトランプ大統領の「昔のお墨付き」がお化けのように出てきて、新統一国家が核武装する事態になる可能性も、排除することはできないのです

~ ニューズウィーク 日本版 ~

私が結論として予測する未来は、ずばりこれになります。米朝会談の結果は、「アメリカに届く核の放棄」になるでしょう。そして、新統一国家樹立の暁には、アジアに対する核武装は維持され、在韓米軍は撤退する。

在韓米軍の撤退については、北朝鮮が要求している、と報じれられていますが、これは元々トランプさんが選挙前から言っていたことですよね。北朝鮮、金正恩さんは見事にアメリカの意向に沿った行動をしていることになりますね。もちろん、韓国の文政権もそうです。

そして、こうなると、一番困るのは、どこの国でしょうか。日本でしょうか。いえ、違います。それは中国です。彼らは北朝鮮の後ろ盾、と言われ続けてきましたが、実際には、当の昔に破たんしています。

北朝鮮内の親中派の要人は次々と殺され、その繋がりは断たれました。その象徴的な最大人物は金正男さんですね。

対北朝鮮、期待と焦り=南北関係改善に存在感なく-中国

「中国が南北関係改善の基本的条件をつくり出した」と胸を張ったが、米朝韓主導で進んだのが現実。北朝鮮問題で存在感を示せず、「蚊帳の外」に置かれることへの焦りをにじませた

~ 時事通信 ~

半島統一国家核武装の暁には

そして、その暁に、日本はどうなるのでしょうか。その答えははきっと、こうです。

北朝鮮危機シナリオの行く着く先 ~北の核容認で日本は非核二原則?~

「新森友学園」はシナリオのための工作?

最初にご紹介したニューズウィークの記事の中に、森友学園への言及があります。

朝鮮半島情勢が緊迫している現在、政局のゲーム感覚を楽しむ余裕はないと思います。首相夫人の国会招致とか、首相経験者の麻生財務相に辞任を迫るとか、そんな紙芝居のような「劇場」をやっているヒマはないのです

筆者の方のおっしゃる通りかと思います。でも、この芝居のような劇場は、そのためにやらされている、と考えたらどうでしょう? そのためって?

朝鮮半島をアメリカ傀儡政権で統一した後、在韓米軍を撤退させ、日本にアメリカ軍の核を持ち込むため、日本政府にその邪魔をさせないためです。

「そんな馬鹿な話があるか!」 これは普通の感覚と思います。しかし、当ブログの国際情勢の先生、北野幸伯さんのこちらの記事を読むと、あれ?もしかして・・と言うくらいには思えるかもしれません。

失敗を繰り返すのか。日朝首脳会談を模索する総理に伝えたいこと

~ まぐまぐニュース ~

日本政府は独自に北朝鮮との会談を模索しているようです。アメリカに梯子を外されることを危惧する日本政府としては、当然の動きと言えるでしょう。しかし、北野先生の言う通り、これは止めておいた方がいいです。私もつい一週間ほど前に、Facebookページにこう書きました。ここで食い下がっては、確実に安倍さんの首が飛びます、と。

なぜ、そんなことが言えるかと言うと、これも先生の言う通り、紛いない歴史だからです。もちろん、教科書は教えてくれません。

日本では、田中角栄が72年7月、総理大臣に就任した。彼は、同年9月訪中し、「アッ」という間に「日中国交正常化」を成し遂げてしまいます(ちなみに、米中国交正常化は、1979年)。アメリカを出し抜こうとする田中総理に、キッシンジャーは大激怒。「ジャップは最悪の裏切り者!」と絶叫したことが、明らかになっています。共同通信2006年5月26日から

で、この結果、田中角栄さんがどうなったかと言うと、ご存知の通り、ロッキード事件で東京地検特捜部に逮捕されてしまいました。この裏で動いたのは、アメリカのCIAだ!と書いても、「いや、それはないでしょう」と言う人はまずいないと思います。

ちなみに、つい最近では、TPPの交渉でアメリカを激怒させた(と思われる)甘利さんは、あんなことになってしまいましたね・・。

安倍首相はこれまで、トランプさんとの蜜月ぶりが印象的で、アメリカから必要とされてきた、かわいがられてきたことは間違いないと思います。しかし、それがこれから先も続く、という保証はありません。その鍵は、今までもそうであったように、アメリカの意向を忖度できるかにかかっているのです。日本の上司はアメリカなのですから、これは社会通念上、当然です(笑)。

これは余談ですが、私は二度ほど転職しましたが、会社を辞めたときは、上司を忖度できなくなった時、でした。皆さんもきっとそうではないでしょうか・・。

という訳で、森友学園問題の真相とは、

官僚が政治家を忖度したか、ではなく、日本政府がアメリカの意向を忖度できるか、と言う問題

だと私は捉えています。今の段階での、日朝首脳会談などきっぱりと諦めるしかないのです。残念ながら、北朝鮮(統一国家)が、日本に微笑むことはないでしょう。あったとしても、だいぶ遠い将来のことかと。。

「そんなのおかしいじゃないか!」

ええ、その通りかもしれません。しかし、相手は強大であり、とても適う相手ではありません。日本の情報は、ほぼ筒抜け状態で、勝ち目は全くないと思いますね・・。

それに、安全保障と言う点に絞れば、今、アメリカの行っていると考えられることは、日本に取っても、結果的に有利に働くはずで、決して悪い話ではないはずなのです。

安倍総理は、歴史の教訓から学び、くれぐれも田中角栄の失敗を繰り返さないでいただきたいと思います。この話、「その通りだ!」と思われた方、是非総理に教えてあげてください。

これを読んだ、学生の皆さん、どうですか。教科書に載っていない本当の歴史は、相当面白いでしょう。そして、当ブログを読むと、過去の歴史だけでなく、未来の歴史が読めるかもしれない? なんて、調子に乗りすぎだと思いつつ、この記事を閉じたいと思います。

私の妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。

2018年7月21日追記

さて、この記事を書いてから、3カ月が経ちましたが、「新森友学園」でピンチに陥り、三選も危うし!と言われていた安倍政権の支持率が急回復していますね。ジャーナリストの田原総一郎さんはこれをかなり奇妙に感じたようなのですが・・、

ついに支持率が上がりはじめた安倍内閣、何が起きているのか?

もはや安倍内閣は、問題と矛盾ばかりだ。当然、内閣支持率は落ちるだろう、と僕は考えていた。ところが違った

僕の長いジャーナリスト人生でも、これだけ問題山積みの内閣が、支持率を下げるどころか、上げるなんてことは初めてだ

~ 田原総一朗 公式サイト ~

しかし、実は当ブログは安倍政権の支持率の底打ちをピンポイントで当ててしまいました。これがその証拠です。

ちょっと見つけづらいと思いますけど、真ん中くらいに、

”安倍政権の支持率は日米首脳会談で、底打ちとなるのではないでしょうか。”

ってはっきり書いているでしょう? 日米首脳会談があったのは、ちょうどこのfacebookページの記事を書いた日です。

しかもこれ、2度目です。2017年8月、「森友・加計問題」で窮地に陥った安倍政権の支持率は、稲田大臣の失脚で底打ちだと。なんでそんな事が分かるのかって、私は実は超能力者なんですよ(笑)。さて、みなさんは、この世にも奇妙な物語をどう思いますか?

一言でいうなら、嘘だからです。私じゃないですよ。支持率の低下が嘘だからです。

興味を持った方は是非、当ブログ引き続きご覧ください。

「森友、加計学園問題」は”稲田外し”工作 ~安倍政権の支持率は既に底打ちか~